怪獣の力を使って進撃する話   作:レベルアップ

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前回からの続きです。


34話

アザゼルの言葉に全員が驚きの表情を見せていた。

 

「アザゼル、どういう事だ。なぜ彼が人間だと言うんだ?」

 

沈黙を破ったのはサーゼクス様だった。ってか、アイツが人間ってどうして断言できるんだ?

 

「まあ、あくまでも予想なんだがな。理由はいくつかある」

 

アザゼルが指を一つ立てた。

 

「まずコイツ、スカルゴモラの姿なんだが。コイツはゴモラとレッドキングの2匹の怪獣の面影が見て取れる、そしてサンダーキラーはさっき言っていたエレキングともう一体の怪獣、エースキラーって言う奴の面影があるのがわかるだろう」

 

確かに目の前のモニターに出てくる怪獣達に似ている。けどこれが一体どう言う事なんだ?

 

「これは明らかに二体の怪獣が融合している可能性がある、現に以前アイツが出現した時に調べたんだが、アイツの体から二体の怪獣の生命反応がした。おそらく人為的に誰かが怪獣達の力を使っている可能性が高いのが一つの理由だ」

 

アザゼルが再びモニターを動かした。

 

「後コイツの戦闘方法だが、明らかに武術らしきものを使っている。他の怪獣どもは多少の知恵はあるようだが、基本的に本能に身を任せた戦いだがコイツは理性のある戦いをしている、コイツの戦闘力が高いのは知っているがおそらくこれが関係しているだろうな。この事を踏まえて、コイツの正体は俺たちみたいに普通に話したり、知識を持っている生き物が変身している可能性が高いと俺は考えている」

 

「なるほど、君の言う事は正しいかもしれないね。だけどなぜ人間だと思ったんだアザゼル。悪魔や堕天使か天使の可能性はないのか?」

 

「そうですね。アザゼルその理由を教えていただきたい」

 

アザゼルの話に納得したサーゼクス様が聞いた。ミカエル様も同じく聞いてきたのでアザゼルが答えた。

 

「ああちょうど、俺の部下が変身を解いたアイツを見たそうだ」

 

「「本当か(なのですか)!!」」

 

「「「「「「え〜〜〜〜!!!!」」」」」」

 

ここにいるほとんど全員が声を上げた。姿を見たって本当かよ!だとしたら一体誰が変身していたんだ!?

 

「まあ、確認したのは遠くで、背中しか見てなかったから顔は見てないそうなんだがな」

 

完全にわかってなかった事をアザゼルが話した。みんな、なんだといった顔を全員がしたのを見てアザゼルは苦笑いした。

 

「実際これは、俺も最近知った情報だ。その時に確認した部下はその直後に怪獣の襲撃を受けて頭を打ちつけて長いあいだ意識不明だったからな」

 

「…しかし正体が人間だと言うのはわかった。問題は彼が本当にこの町にいるかだが」

 

サーゼクス様がアザゼルとミカエル様に言った。

 

「まあ、それについては後でどうにかなるだろうな。意外と用心深い奴だからな案外この町からいなくなったら怪しまれると思ってまだこの町にいるかもしれないぜ」

 

「確かにその可能性はありますね。何年も私たちが見つけられなかったのも納得できます」

 

ミカエル様が納得したように言った。

 

「ま、ひとまずはいたらいたで、対処すればいいさ」

 

アザゼルがそう言った。

 

 

 

 

 

 

 

イッセーサイドアウト

 

 

 

 

 

 

 

 

俺たちはテレビの画面で固まっていた。真っ先に口を開いたのは神様だった。

 

「これは、おそらくバレてますね」

 

「というか、感づかれているというか。結構デンジャーなゾーンですよ」

 

神様と会話をしていたら、肩を叩かれた。叩いた相手はレッドキングだった。

 

「どうした?」

 

「グルルル。ガルァアア!!」

 

レッドキングがテレビの画面のアザゼルを指差しした後に親指で首を着る動作のジェスチャーをした。

 

「『コイツは俺の正体に感づいたかもしれないから、今すぐコイツをブチのめしてやろう』だと。色々問題になりそうだから辞めなさい!」

 

しかし、レッドキングに便乗したのか他の怪獣達。テレスドンやサドラやアリゲラ、ケルビムがレッドキングに賛同し始めた。「ケルビムなんか『今すぐあのトップ人達をブッコロしようぜ!!』って叫んでるし。

 

「基本的に、脳筋ばっかりなので困りますね」

 

神様が呆れた感じで言った。とりあえずコイツらを止めるか。

 

「お前ら、もしバカな真似をしたらコンクリート責めにして、百年マグマの中に放り込んだ後に一生カプセルの中に閉じ込めるからな」

 

俺が脅しをかけるとバカ達は大人しくなった。

 

「しかし、向こうは向こうで共存を考えているようですね。こちらとしてはそれは喜ばしい限りだと思いますが」

 

「俺もそれは驚きました」

 

まさか三大勢力の人達が怪獣達に感謝しているとはな。とりあえず助けていただけなのにまさかそんな事になっていたとは知らなかった。

 

「しかし、どうするのですか?おそらく近いうちに総督が一に直接、接触してくる可能性は大ですよ。もしそんな事になったらあなたはどうするのですか?」

 

神様が聞いてきた。俺としては、まあ接触してきたらしてきたで対応しようと考えている。三大勢力が本当に怪獣達と共存を考えているならそれでいいと思う。なにぶん怪獣達がいちいち襲撃を受けたり、ハンターに狙われたりなどで可哀想だからなあ。

 

「キィ!?」

 

エレキングがモニターを見て叫んだ。どうしたと思いモニターを見たらなんか風景が変わっていた。見てない間に何があった?

 

モニターを見てたらいきなり爆発音が聞こえた。音のする方向にカメラを向けるようにベロクロン達に伝え、カメラをそっちの方向に向けた所魔法使いの集団が校舎に魔力弾を撃ってきていた。

 

「これって、なんでしょうか?ひょっとしてテロですか?」

 

「テロって物騒な」

もう一度カメラが会談の場所に向いた所トップ人を除いて部長と木場とゼノヴィアと一誠と白龍皇が動けて、後は動かなくなっていた。これってもしかしてヴラディの神器か?何があったかあんまりわからないが恐らくヴラディになんらかの危険が迫っている可能性がある。嫌、もう危険な状態かもな。

 

『ギャスパーが旧校舎でテロリストの武器にされている…。大事な会談をつけ狙う戦力にされるなんて!これほどの侮辱はないわ!』

 

部長が画面でキレていた。眷属には愛情注いでるから、そりゃキレるよな。

 

『校舎を囲んでいた、俺たちの軍勢も全部停止させられてる。まったく、お前の眷属は末恐ろしい限りだ』

 

総督がそう言うと光の槍を無数に出して外の魔術師達を一掃した。しかしすぐに別の魔術師達が呼び出された。かなり相手は戦力を送り込んでいそうだ。

 

『ここか逃げられないんですか?』

 

一誠が聞くが、総督は拒否した。どうやら逃げる為には結界を解く必要があるためにもし解いたら人間界に影響が出る可能性がある。その為にどうやら籠城して敵の親玉を待っているようだ。だがヴラディが敵の敵の手にあるうちは危険だから助けに向かうようだ。

 

『お兄様、私が行きます。ギャスパーは私の下僕です。私が責任を持って奪い返します』

 

どうやら部長がいくようだ。ところでどうやって行くつもりなんだと思ったら、キャスリングという手で旧校舎まで行くつもりらしい。確か王と戦車の位置を入れ替える方法だった筈。

 

サーゼクス殿の力でもう1人までなら部長と一緒に迎える事になったので一誠が立候補した。

 

『おい、赤龍帝』

 

『俺は兵藤一誠だ!』

 

『じゃあ、兵藤一誠コイツを持っていけ。そいつは神器をある程度押さえつける力を持った腕輪だ。例のハーフヴァンパイアを見つけたらそいつをつけてやれ。少しでも力の制御の役に立つ』

 

総督が神器を制御する腕輪を一誠に2つくれた。一つはヴラディ用もう一つは一誠にだ。どうもそれが一誠の禁手の代価の代わりになるみたいだ。

 

向こうは向こうで大変そうだ。ここは俺も行った方がいいかもな。ヴラディをこのまま見てるだけってのも出来ないし。

 

「とりあえず、俺も学園に行ってきます。バキシムの能力の異次元空間を移動する力で学園に入ってヴラディと一誠達を助けに行ってきます。」

 

「わかりました。お気をつけて下さい」

 

そうして俺はすぐに学園に飛んだ




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