一誠とヴァーリの戦いが始まってわずかに6分ほど経った。だが全体的に濃い6分だった。
ヴァーリはあらゆる点で一誠を凌駕している。それに対して一誠は総督の腕輪の力とアスカロンで対抗しているがやはり苦戦していた。
途中ヴァーリの隙を突く形でアスカロンの力を上乗せした一撃を当てたが向こうは全然戦闘に問題ないようだ。
「まだ余裕なのかよ……!?」
一誠が思わず呟いた。
『相棒。そろそろ腕輪の効力も限界に近づいている。逃げるのが得策だが、そんな訳にもいかないのだろう』
「当たり前だ!みんなを置いて俺だけ逃げられるか!」
ドライグが逃げる事も提案したが一誠はその気がないようだ。確かに逃げる事は賛成だな。今の一誠じゃ死ぬぞ。
「グルルル……」
ベロクロンが一誠の手を貸さないのか聞いてきた。流石にベロクロンはこの状況が心配なようだ。
「最悪な状況になったら流石に俺は一誠を助けるさ。それ以外は俺は一誠を助ける気は無い、俺が助けていたらなんか一誠の為にならないと思うからな」
後、ヴァーリと戦うのがちょっと面倒くさそうだからね。それにあいつは特に一誠を殺す気は無いと思う。感だけど。
「…なあ、ドライグ。神器は所有者の想いに応えて進化するって言っていたよな?」
一誠がドライグに神器の事を聞いていた。なんで今更そんな話をしているんだろう?ん、よく見たら一誠の手に宝玉が握られているぞ。
『ああ、そのとうりだ相棒。まさか、それをするつもりなのか?下手したら死ぬぞ』
「死ぬのは勘弁だけど、俺はまだ部長の処女を貰ってねえ。それに目の前の野郎に一撃を与えられるなら多少の痛みくらい我慢してやるよ。木場は不可能な聖と魔の融合を果たした。俺もテメエの消失の力を移植させて貰う!」
そう言ったら一誠はその宝玉を自分の右腕の籠手の宝玉がはまっていた所に付けた。その瞬間一誠が悲鳴を上げた。白龍皇の力を自分の力にしようとしているのか。それは自殺行為だと思うぞ一誠。
ヴァーリとアルビオンもそんな事はありえない。自殺行為だと言っていた。だが一誠は成功させ、白い籠手が右腕に装着された。
「……へへ、白龍皇の籠手って言ったところか」
息も絶え絶えに一誠が言ったのか見ててこっちがハラハラするよあいつ早死にするタイプじゃないか?
「面白い!ならば俺も多少は本気を出そう」
『Half Dimension』
ヴァーリがそう言った後に音声が鳴り響き周囲の者がいきなり半分となった。確かあれも白龍皇の光翼の力だ。相手の力を半分にするだけでなく、周りの次元すらも半分にして周囲のものも半分になる。
「何が起きるんだよ?」
一誠がが言った時に総督が今の技の説明した。その後に、とんでもない事を言ったのを聞いた。
「まあつまり、あいつが本気を出したらリアス・グレモリーの胸が半分になるって事だ」
なんの話をしてるんですか?訳がわからないよ、総督。
「ちょ、ちょっと何を言っているのよ」
部長も同じく何を言ってるのか聞いてるし。一誠の方は……。
「部長や朱乃さんやアーシアやゼノヴィア、そして小猫ちゃんのおっぱいが半分に……だと」
なんか衝撃を受けてる!?別にどうでもよくね!!
「許さねぇ……許さねぇぞ!!俺はお前を許さねえェェェ!!ヴァーリー!!!!」
途端に一誠のドラゴンのオーラが桁違いに上がった。なんで胸でそこまで力が貯められるんだ!!??あいつどうなってるんだよ!!というかさっきおじさんとおばさんを殺すと言われた時よりもキレているじゃん!!これおじさんとおばさんが知ったら怒るぞ。とりあえず後でお仕置きしておこう。
「驚いたな。まさか女性の胸でここまで力が上がるとは」
ヴァーリはヴァーリでなんか感心しているし、何この状況は?ヴァーリが一誠向かって飛んで行ったが一誠はそれを上回るスピードで回避した。
「これは部長のおっぱいの分!」
ヴァーリにカウンターを食らわせ、右の白龍皇の方から『Divid』と音声が発せられヴァーリの力が半分になった。
「ぐっ。力が!?」
そこに一誠の追撃の一撃が飛ぶ。
「これは朱乃さんのおっぱいの分!!」
ヴァーリが再び殴られて体をのけぞらせた。
「これは成長中のアーシアの分!!!、これはゼノヴィアの分!!!!」
一誠の怒涛のラッシュが続きそして、一誠が両手を上げヴァーリに降りおろした。
「そしてこれは半分にされたら無くなっちまう小猫ちゃんのおっぱいの分だぁぁぁぁああああ!!」
一誠の強力な一撃がヴァーリを襲いヴァーリが吐血した。
しかし一誠。さっきのセリフは塔城が聞いたら間違いなくぶっ飛ばされているぞ。……いや、さっき時間停止を解除された塔城が聞いていたよ。射殺せん目で一誠を睨んでいるじゃん。
「小猫ちゃんはな!小さいおっぱいを気にしてんだぞ!それを半分にするなんて俺が許さねえ!!」
もうやめろ!これ以上言うなら塔城に殺されるぞ!!
「……面白い。アルビオン、今の兵藤一誠ならば覇龍を見せるに値する価値があるんじゃないか」
覇龍を使うと聞いて驚いた。ここで覇龍を使うつもりか?そんなことになったらこの町とか大丈夫なのかよ?
『自重しろヴァーリ。この場でそれはあまり良い選択肢ではない』
「そうでもないさアルビオン。もしかしたらドライグの呪縛画像解けるかもしれないしな。『我、目覚めるは、覇の理にー』」
「不味いな。ヴァーリを止めないと不味いことになるぞ」
総督が言った。ヴァーリはさっきの戦闘をしたせいでやる気満々って所だな。
「くそ!アイツまだやるのか!?」
一誠が再び構えて戦闘をする気になっていた。それを見て俺は思わず持っていた槍をヴァーリに向かって投げつけてしまった。
ヤバイ。ついやっちゃった。
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