ヴァーリが去って行き今度こそ完全に終わったな。後よく見たら他のトップ人達やオカルト研究部、会長と副会長がこっちに近づいてきてる。三大勢力の軍勢も降りて来ていた。大方俺を捕縛でもするつもりだろうけど。
「帰ろう」
そうとなれば回れ右をしてさっさと退散しようとしたらあっさりと肩を掴まれた。
「ちょっと待ちな。お前には色々と聞きたいことがあるからな」
総督が逃げないように俺を掴んだ。そういえばこの人ヴァーリが去って行った時に少しだけ寂しそうな表情をしていたな。今はどうでもいいけど。
「何かようですか?総督」
「お前は何が目的だ?怪獣達を使って何を企んでいるつもりだ?」
目的も何も特にない。ただその日を普通に生きていければそれはそれでいいし。
「待てアザゼル。私達からも色々と聞きたいことがある」
そこにサーゼクス殿がやってきて総督を止めた。サーゼクス殿が俺の顔を見た。
「久しぶりと言うべきか…… 以前私はスカルゴモラの時の姿の君と会っているんだ。いや人間ならばあの時の彼とは違うかもしれないな。なにぶん百年以上も前の話だからね」
「サーゼクス様。私情が入りすぎですよ」
グレイフィアさんがサーゼクス殿に注意した。当の本人も色々と俺に聞きたいことがあるようなのだが、立場上の都合によりいい出せなさそうだ。サーゼクス殿は答えが聞きたそうなので答えることにした。
「覚えていますよサーゼクス殿。あの時怪我をしていたそこのグレイフィアさんを治療し、あなたの仲間のところまで送り届けましたから」
そしたら嬉しそうな顔になった。
「本当かい!そうか、あの時の事は今でも覚えているよ君の手の上に乗って運んでもらった事などをね。あの時はありがとう。ずっと君にちゃんとお礼を言いたかったんだよ。そうだろうグレイフィア」
グレイフィアさんに話を振った。グレイフィアさんも俺に頭を下げた。
「ええそうですね。あの時はお世話になりました、ありがとうございます」
そう言ってお礼を言ってきた。なんでそんな事でお礼を言ってくるんだ?別に大した事じゃない筈なのに。
「いえいえ。そこまで大した事はしてないですよ。それにあれはただの気まぐれで助けただけですし」
「たとえ気まぐれだろうと助けてもらったのは事実だ。本当にありがとう」
……恥ずかしい。とっても恥ずかしい。別に言われることでもないのに。兜つけててよかった多分顔赤くなっているだろうし。
「サーゼクス殿そろそろその辺で」
そしたら次はミカエル殿が入り込んできた。トップ人のオンパレードすぎて目が回りそうだ。
「はじめまして。天使長を務めているミカエルと申します。あなたにはこうして直接会うのは始めてでしたねスカルゴモラ殿」
「はあ、よろしくお願いします」
「では担当直入に。ここにいるトップ人達全員が聞きたい事ですが、貴方は会談の内容を聞いていたとのことですが私達が怪獣達との共存を考えているとの話ですが貴方はどうするのかをお聞きしたい」
そのことか。確かに重要な話だな、サーゼクス殿と総督殿も真面目な顔をして俺の返答を待っている。オカルト研究部のみんなも同じようだ。返答は考えるほどでもない。
「俺は別にそれならばそれでいいです。怪獣達とあなた方の共存もありだとも考えていますから」
「随分とあっさりとした返答ですね」
俺の返答があっさりしすぎなのかミカエル殿が苦笑いしていた。
「怪獣達が傷つけられるのが嫌なので」
特に悪さもしてない奴が討伐対象になって怪我をされるよりも、討伐対象外になって狙われてるのがなくなれば万々歳だ。等の怪獣達は討伐ランクが上がったら上がったらで喜んでいる奴が一部いるけど。(主にレッドキング、ケルビム、エレキング等)
「俺たちの和平会談よりあっさりとしているな。とっいっても実際のところはこんなあっさりと終わらせるわけにはいかないんだが」
総督が頭を掻きながら答えた。
「とりあえず、その兜を取ってくれないかと言ったら取ってくれるのか?」
「アザゼル!性急すぎないか?」
サーゼクス殿が総督の言葉に反応した。兜を取れって正体を教えろって意味か?困ったなあ。でも兜を取るくらいいいか。
「別にいいですよ」
「いいのかよ!」
一誠がツッコミを入れてきた。総督もサーゼクス殿もミカエル殿他の人達も全員も『いいのかよ』って顔をしている。俺はそんな顔を見た後に兜を外した。
「本当に兜を外した……。ってお面!?」
次は部長がツッコミを入れた。というかここにいる全員がコケそうになったぞ。ちなみに俺は今ひょっとこのお面をつけている。(チタン製)
「そんなのありかよ……」
総督は凄い呆れ顔をしていた。いや一応念の為につけていたんだけど。
「顔見せる気は無いなコイツ」
一誠が言った。
「あいにく自分は顔を見せられない理由がある。理由は顔を見せないやつの方がカッコ良さそうだからだ」
「そんな理由で兜とかお面で顔隠してんのかよ!!理由がシンプルすぎるよ!!」
だって顔を隠していた方がカッコいいだろう。後今の平穏な生活を守る為だ!でも正体多分感づかれているから意味ないかもしれない。どうしようかな。いっそのことお面も取っちゃった方がいいか。
「あなたの好きにした方がいいと思います」
……あっこの声ってまさか?
「なんでいるんですか?神様?」
家にいたはずの神様も来ていた。後、神様もお面をつけていた。(チタン製の般若のお面)
「なにやら面白そうな気配がしたので来ちゃいました。後白龍皇を倒すとは流石ですね。まあ向こうはまだまだ未熟でしたが」
神様!自由過ぎますよ!
「何者だ!?」
サーゼクス殿が驚いた表情を浮かべた。
「また変なのが現れた!?」
一誠がまたツッコミを入れた。変なのには同意できる。
「はじめましてサーゼクス。私はそこのひょっとこのお面ををつけている人の保護者です」
「保護者だと?」
一誠の次に総督が反応した。まあ怪獣に変身する奴の保護者って言ったら怪しまれるよな。
「お前からも嘘みたいにでかい力を感じるな。そこの男の保護者と言ったな。それに神様と呼ばれていたな。どこの神話のものだ?」
「私は何処の神話でもありません総督。ですが私は神だ!!」
最後の所だけテンションを上げて言ったよこの神様。そろそろ自重しろと言った方がいいかな。
「どういうことだ?何処の神話の神でも無いってのは」
「それは後でお話しします。それよりもどうしますか?そのお面を外して正体を明かしますか?それはあなたの自由ですよ」
神様が言ってきた。悩むな。どうしたらいいかな。正体明かしたら絶対生活一変するし、何よりこの生活が壊れるのもやだし。
「正体を知られて拒絶されるのが嫌ですか?そんな事はありませんよこの人たち例に例えるとそこのリアス・グレモリーの眷属といえば堕天使の娘に聖魔剣使い、デュランダル使いに妖怪に後おっぱいドラ……赤龍帝などのメンバーです。アメコミでいうならアベ○ンジャーズやジャス○ィス・リーグみたいな力を持ったメンバーですよ。今更この世界でも最強クラスの怪獣が入ったところで問題ないと私は思います」
なるほど納得。なわけないでしょう!なに言ってるんですか神様!!
「ちょっとあなた。私の眷属を馬鹿にしているの」
「私を堕天使の……」
『ちょ、ちょっと待て!なんだか恐ろしい単語を聞いたぞ!!』
ほら怒った。ドライグがなんか怯えているけど。
「実際のところあなたの事は否定されないはずですよ。そこのオカルト研……」
「牙突!!!」
「あう!!」
.
神様!!まだ正体を明かすって決めてないのにそこのオカルト研究部はあなたのことを否定しないと言えば明らかにオカルト研究部の知り合い=自分になるでしょうが!とりあえず神様に牙突をくらわせ、神様の胸に刺さった。神様は血を吹き出し後ろに倒れた。
「刺したー!!!」
一誠が叫んだ。しかし神様は何事もなかったかのようにあっさりと立ち上がった。体に刀が刺さってて血を吹き出しながら立ってるって結構ホラーな場面だ。俺がその場面を作ったんだけど。
「やりますね。私に不意をついたとはいえ一撃を入れるとは。日々の修行の賜物ですね。しかしアーマードダークネスの鎧を着て顔にお面をつけ全力で牙突の光景は笑いました」
神様がそう言いながら刺さった刀を両手で持って引っこ抜いた。また血が飛び散った。
「ああ……その……別に顔は無理に見せなくてもいいよ。出しにくいってこともあるだろうから」
サーゼクス殿がドン引きした顔で言ってきた。そりゃそうなるよな。待てよ、どちらにせよいずれバレそうな気がしてきた。いずれにせよ顔をちゃんと見せなきゃまずい事にもなるだろうし、それなら別に早いだけじゃん。じゃあ別にいいか。
「いえ、やっぱり大丈夫です」
そうと決まればと思い。お面に手を伸ばした。
神様「今回の話で私のファンが怒らないといいですが」
レッドキング「神様にファンってww.……」バキッ!!
レッドキングは殺されました。
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