怪獣の力を使って進撃する話   作:レベルアップ

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遅れましたがアンケートをありがとうございます。これを参考にもさせていただきます。


39話

「アザゼル先生と呼べ」

 

会談から数日後、総督がオカルトにやってきた。駒王学園の教師として。

 

「どういうことよ……?」

 

部長が嫌そうな顔で口を開いた。

 

「文句があるならセラフォルーの妹に言え。俺の役職を決めたのがアイツの妹だからな」

 

「なるほど。私達を売ったわけね」

 

部長がジト目で言った。大変ですね。

 

「まあ聞け、ここに滞在する条件として俺はお前たちの能力を上げてやる。お前たちにはカオス・ブリゲードへの対抗や今後のレーティング・ゲームなども含めてな」

 

「もしかしてまたアイツらがここを襲撃してくるんですか?」

 

一誠が総督……先生の言葉に反応して聞いた。

 

「いや、ここが三大勢力が結託した以上ここは重要な場所になった。奴らもそう簡単に攻めてこねぇだろうさ。俺らや奴らにも準備期間ってところだろうな」

 

そう言った後に俺を見た。

 

「それにそいつが今この町にいるって事も向こうに知られているだろうしな。下手に襲撃したら何百匹という怪獣達が待ち構えていて、襲ってくると相手も思っている筈だ」

 

それを聞いた他の連中は成る程と納得していた。そしたら部長が

 

「ハジメが伝説の魔獣本人だった事も含めて色々と会ったばかりだっていうのに。ここにきて堕天使総督が私達の教員になるなんて」

 

「なんか色々とすみません」

 

あのあと普通に素顔を見せた。そしたらサーゼクス殿と総督はやっぱりそんな気がしていた風な顔になり、一誠達オカルト研究部は『神条!!』や『ハジメ先輩がスカルゴモラ!?』など言っていた。部長だけは驚いていたが納得していたけど。

 

「それはそうと朱乃。お前は堕天使……バラキエルが憎いか?」

 

総督が副部長に話を振った。確かノスフェルから聞いたが父親と不仲なんだっけ。

 

「許すつもりはありません。あの人のせいで母が死んだのですから」

 

副部長が突っぱねた言葉で先生に返答した。

 

「お前が悪魔になった時、アイツは何も言わなかったよ」

 

「でしょうね。あの人が私に何かを言える筈無いでしょうから」

 

先生がやれやれといった感じで頭を振った。

 

「そういう意味じゃねえさ。もしグレモリーじゃなく他の悪魔の眷属になっていたらバラキエルも何か言っていたと思うぜ。まあお前とあいつの親子関係に俺が間に入るのもどうか」

 

「アレを父だとは思いません!!」

 

副部長が怒りの声を開げた。そしたらノスフェルがいつのまにか副部長の肩に手を載せていた。

 

「うお!いつのまに!!」

 

一誠が驚いた。副部長も驚いていたけど。

 

「……ノスフェル」

 

「副部長。ノスフェルが落ち着けといっていますよ」

 

ノスフェルの言葉を代弁したら、副部長は表情はまだ怒っている顔だったがノスフェルの顔を見たら静かに頷いた。

 

ノスフェルも心配症だな。あの後副部長の護衛につけた後に2週間ほど一緒に過ごした事があるから多少の保護欲が出ているみたいだ。

 

「そういえばイッセー。お前はハーレムを作るのが夢らしいな」

 

話が終わったのか総督が次に一誠に話しかけた。なんでそこでハーレム王の話題が出てくるんだ?一誠も俺と同じように反応したし。

 

「俺は過去数百回とハーレムを作った男だ。俺がハーレムを教えてやろうか?」

 

「マジっすか!」

 

一誠が総督の言葉に反応した。

 

「ああ、俺は女の胸を揉んで堕ちた身なんでなエロに関しては保証するぜ」

 

あらやだ変態が増えたよ。やだやだ俺にそんな話をしないでくださいよ。あっ、先生が一誠を童貞卒業ツアーなるものに誘い部長が怒ったよ。これからどうなるんだか?

 

 

 

 

 

 

「それにしてもエレキングの奴が元気そうでよかったなアーシア」

 

「はい、イッセーさん」

 

次の日の放課後の部活で一誠とアルジェントがエレキングと一緒にお茶を飲んでいた。あの後エレキングを呼び出して2人に再会させた所、2人とも喜んでいたからよかった。勿論エレキングもだけど。今エレキングはアルジェントの膝の上に座っている。

 

「神条さん、ありがとうございます。エレキングちゃんと再会させてくれて」

 

「ああ気にするな。エレキングもお前たちに会いたがっていたしな。しかしそいつ結構人見知りするタイプだったからお前にすぐ懐いたのは俺も驚いたな」

 

「そうなのか?」

 

一誠がエレキングに聞いたらエレキングが答えた。

 

「キィキィキィィ」

 

「ごめん。何言ってるかわから無い」

 

そりゃわからないだろうから俺が意訳した。

 

「『僕だって成長しているんだ。これくらい問題ないよ』だって」

 

「神条さん、言葉がわかるんですか?」

 

アルジェントが驚いた表情で俺に聞いてきた。

 

「ん〜そうだな。完全にわかっているわけじゃないんだが。でもなんとなくわかるんだよな」

 

多分怪獣達を操って戦う時に思念が通じているからかもしれないな。自惚れているわけじゃないけど長い間一緒に過ごしてきたから気持ちが通じあってるとかかな。

 

「成る程」

 

一誠が納得していた。そしたらアルジェントが何かを思いついたようだ。

 

「あ、そういえばエレキングちゃんにラッセーくんを紹介してもいいですか?」

 

「ラッセーを?」

 

ラッセーは以前アルジェントが捕まえた使い魔でスプライトドラゴンの子供だ。エレキングに紹介?別にいいけどな。

 

「はい。ラッセーくんもエレキキングちゃんも同じ電気を使うもの同士で仲良くなれるんじゃないかと思いまして」

 

「なあ神条。エレキキングの性別は?」

 

「そいつはオスだな。間違いなくラッセーは敵意を持つだろうな」

 

ドラゴンは他のオスに敵意をしめすからなエレキキングに攻撃しないか心配なんだけど。でもアルジェントの提案も悪くないかもしれないし……。

 

「エレキング。これからお前に紹介したい奴がいるんだが……そいつは子供だから多少わがままなところがあるだろうから大人の対応を見せろよ。出来るか?」

 

エレキングに聞いたら自分の手を胸に叩いていた。任せろって意味だろう。……あんまり信用できないけど。

 

「大丈夫だよな?じゃあアーシア、ラッセーを出してくれ」

 

「はい、わかりました」

 

アーシアが魔法陣を出しラッセーが出現した。そしたらアルジェントの膝の上にいるエレキングを見た。エレキングもラッセーを見た。

 

「なあ神条。大丈夫だよな?」

 

「さあ、分からん」

 

不安そうに見ていたら先に動いたのはラッセーだった。体当たりでエレキングを突き飛ばした。

 

「クワー!!」

 

「キィ!?」

 

跳ね飛ばされたエレキングが床に落ちた。ラッセーがエレキングを突き飛ばした後、膝の上に陣取った。

 

「やっぱりな」

 

一誠がそりゃそうかといった表情をした。アルジェントがちょっと怒った様子でラッセーを見た。

 

「ラッセーくん、いけま「キィィ!!」……せんよ」

 

エレキングがいきなりラッセーに頭突きした。お前大人の対応するっていったよね!!

 

「クワー!!クワワ!!」

 

「ギィギィ!!」

 

エレキングが『テメェ舐めてんのか』って言ってるよ。ラッセーも多分同じこと言ってそうだ。こりゃダメだな。

 

そしたらエレキングがいきなり人間大の大きさになった。そしてラッセーに軽めのパンチを食らわせ、ラッセーは反対側のソファにぶつかった。

 

「大人げねぇぇぇえええええええ!!」

 

一誠がエレキングにツッコミを入れた。そりゃそうだ、大きくなるって反則だろ!!

 

ラッセーがすぐに立ち上がりエレキングに電気を浴びせたがエレキングには効いていない。エレキングは電気を吸い取る能力があるから効かない。相性最悪だな。

 

そしたらエレキングがニヤリと笑った、そしたら尻尾をかなりの速さでラッセーに巻きつけた。

 

「クワ!?」

 

そしたらラッセーがエレキングに放った電気よりも強力な電気を浴びせた。やっぱりコイツは大人の対応は無理だったか。

 

ラッセーが黒焦げになりアルジェントに投げ渡された。何やってんだか。

 

「ラ、ラッセーくん大丈夫ですか?」

 

アルジェントが急いで回復させた。

 

「お前大人の対応するって言ってなかったけ?」

 

「ギィィィ」

 

「なに『だからかなり威力を抑えてやった』だと。いやお前なそれでもオーバーキル寸前だろ。まだ子供だぞ」

 

アルジェントの治療が終わりラッセーが回復した。そうしてエレキングを見た。もしかしてまだやるの?

 

「ラッセー。そのくらいにした方がいいんじゃねえか?」

 

一誠がラッセーを止めようと言ったらラッセーがエレキングに飛びかかった……と思ったら土下座のようなポーズになった。どうしたんだ。ラッセーはエレキングに何か言ってるみたいだ。

 

「なんて言ってるんだ?」

 

エレキングに聞いたらどうもラッセーがこれから兄貴と呼ばせてくださいと言っているとのことだった。それからエレキングとラッセーは兄弟分になったようだ。なにはともあれ仲良くなれそうでよかった。




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