怪獣の力を使って進撃する話   作:レベルアップ

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41話

「あ〜。食った食った」

 

お昼を食べ終わりゴロゴロしながら神条がだらけていた。怪獣達も同様で歯の掃除をしたり、寝たりしている。

 

【味はどうだった?】

 

エレキングが俺に聞いて来た。昼ご飯はとても美味しかったな。だがお昼は戦場という言葉があるがそれが正しい状況だったな。俺はほんの1時間前を回想した。

 

 

 

 

 

 

 

 

お昼はかなり広い部屋に移動で食べるらしくその部屋に移動して唖然としたな。なにせ旅館にある宴会部屋くらい広い部屋でそこには漫画で見たようなマンガ肉や電池(電気を食べる怪獣の好物らしい)にチョコレートなどがこれまたでかい皿に山のように積んであった。挙げ句の果てに鉄とか黄金(本物の純金)とか真珠もあったので唖然とした。こんなの食べてる怪獣がいんのかよとツッコミを入れた。

 

それにしてもこれじゃ食費が馬鹿みたいにかかりそうだなと神条に聞いたら、どうも特殊な食べ物の材料を作り出す装置が地下にあり特に材料費は主に調味料しかかからないんだとのことだった。それあればノーベル賞とか取れそうだな。それを言ったらかもねと苦笑いをしていた。

 

そしていただきますとの号令とともに激しい食べ物の奪い合いが始まった。あたりにはあっという間に唸り声や叫び声。挙げ句の果てにミサイルが飛んで来た。

 

その中で神条と神様は素早く自分か食べる分をあっさりとかすめ取って俺に持ってきてくれた。俺はあんな乱闘の中に入る勇気はないでとてもありがたい。

 

「毎日あんな感じなのか?下手に死人が出そうなんだけど」

 

「あんなの日常茶飯事ですから」

 

神様が箸でちらし寿司を食べながら答えた。神条も同じようにマンガ肉にかぶりつきながら答えた。

 

「まあいつも死人が出ない代わりに打撲とか突き指をする奴が多いな。まあそれくらいで済んでるから問題ないだろ」

 

「いやいや。普通打撲や突き指だけで済む方がおかしいだろあの状況。現に今エビみたいな怪獣が投げ飛ばされて頭から落ちたぞ、それからあっちはあっちでビーム撃ってんぞ!!」

 

さっき頭から落とされたエビ怪獣がキレた。そしたら火炎弾をおそらく投げた相手であろうモンスアーガーに向かって撃ち込んだ。って撃った!!こんな室内で火炎弾を撃ちやがった!!

 

火炎弾がモンスアーガーに直撃し後ろに倒れ何体かの怪獣を倒した。しかしすぐにモンスアーガーは立ち上がり怒りの唸り声をあげエビ怪獣に走って行き、強力なドロップキックをお見舞させ今度はエビ怪獣が転倒した。

 

それから取っ組みあいの喧嘩になった。それに便乗したのか他の怪獣達もあっちこっちで殴りあいを始めた。なんだこれ!?お昼中だろ、というかお昼なんだからちゃんと静かに食べてなさいよ!!

 

「放っとけ一誠。飯を食べよう」

 

「あれスルーするのかよ?お前あいつらの保護者だろ。注意とかしろよ」

 

「もう諦めたよ。アイツらには」

 

コイツっ!?悟った眼をしてやがる。何回も注意したけどダメだったんだな。

 

もういいや大人しく食べてよう。そう思ってちらし寿司を食べることにした。美味いな、酢飯が効いていて上の具とあうぞ。そうして食べていたら近くに数匹の怪獣が寄ってきて近くに座った。そのうちの1匹はエレキングだった。

 

「ゴモラにキングジョーにエレキングか。お前らは大人しく食べる派だったな。まあ俺たちは大人しくしていよう」

 

「へえゴモラか。まてよゴモラって事はもしかしてスカルゴモラの……」

 

俺が名前を聞いたら神条が頷いた。

 

「ああそうだ。ゴモラはスカルゴモラになる時の素材となる奴だ。ゴモラ単体でもかなり強いぞ実力的にはこの中で上くらいの実力だな」

 

へえコイツ、ゴモラはかなり凄い怪獣の1匹なんだな。確かに貫禄が違う。他の怪獣に比べてコイツは貫禄があるというか。

 

「キィィ」

 

エレキングが俺を引っ張ったので振り向いたら電池を俺に渡してきた。多分俺にあげようとしているんだろうな。でも俺は電池は流石にな……。気待ちは嬉しいが断ったらエレキングが代わりに飲み物を渡してきた。これは普通のジュースみたいだ。俺はそれを貰うことにした。

 

「お前いい奴だなエレキング」

 

思わず俺が断った電池を吸っているエレキング(40センチほどの大きさ)の頭を思わず撫でた。普通に可愛いなコイツは。エレキングはくすぐったそうに動いた。

 

「仲良いいなお前ら。そういえばエレキング、ラッセーとは仲良くやっているか?お前の方がずっとお兄さんなんだからしっかりしろよ」

 

【大丈夫。ラッセーとは仲良くやっているよ。今僕がちゃんと鍛えているんだ。ラッセーには怪獣のイロハを教えているんだ】

 

神条の質問にエレキングが看板を出した答えた。ラッセーを鍛えているのか。そういや放課後になるとエレキングがラッセーに光線を教えていたな。

 

「変なことを教えるなよ。お前は喧嘩早いからな、変なことを教えないかかなり心配だ」

 

神条の言葉にエレキングが怒った。ああ確かにコイツ喧嘩早そうだな。現にラッセーをボコボコにしてたし。エレキングが不貞腐れて飲み物をまたグイと飲んだ。

 

そしてエレキングが再びジュースのおかわりをしようと飲み物の入ったペットボトルを取ったら喧嘩中の怪獣が倒れ混んできてエレキングの持っていたペットボトルが飛び中身がエレキングの頭にぶっかかった。

 

「「……大丈夫か?」」

 

思わず俺がエレキングに声をかけたら神条も声をかけ声がダブった。エレキングは無言だ。だがこれ絶対キレてるだろ。エレキングにジュースの中身をぶっかけた怪獣はエレキングを無視して相手に突っ込んでいった。

 

「おいテレスドン。それにサドラもエレキングに謝った方がいいぞ」

 

神条がその怪獣達の名前を呼んだがそれと同時にエレキングが怒りの唸り声をあげ大きくなりそのまま背後を向いていたテレスドンに蹴りを浴びせテレスドンは前のめりに転倒した。

 

続けてエレキングはサドラの首にヘッドロックを食らわせ頭に何発もパンチをくらわせた後にそのまま突き飛ばし、起き上がろうとしたテレスドンの顔面に再び蹴りを浴びせた。

 

「本当にアイツは喧嘩早いな。もうちょっと自制心をつけろよ」

 

「それにしてもエレキングも十分に強いな。どれくらいの実力なんだ?」

 

神条に聞いたらうーんと考えた後に答えた。

 

「そうだな。エレキングは大体上の下あたりの強さだな。意外と身軽なんだが耐久力がここにいるゴモラやキングジョーよりもずっと下だしな。だけどアイツ空手とか習っていて、武術をマスターしているから結構凄いぞ」

 

「ちょっと待て。どうやってアイツ空手習ってるんだ?あんなのが道場とかに入ったら絶対目立つだろ」

 

あんなのが普通に人間の道場に入っていったらエライ大型になるのは間違いないだろ。

 

「大丈夫だ認識阻害の強力なやつを持たせているから。そのおかげで外ではエレキングはちょっと変わった人間みたいな感じに第三者からは見えているだけだ。ちなみに他の怪獣達もエレキングと同じやつを持っているぞ」

 

「ちなみに私の手作りです」

 

神様が胸を張って答えた。すごいなアザゼル先生と絶対気が合いそうだ。というか二人があったらエライことになりそうだな。アザゼル先生は最近、俺の300人のドッペルゲンガーを作り出したりとかしているし。先生と神様はまぜるな危険と同じくらい合わせてはいけないと思う。

 

「そういえばアザゼル総督と少し話しましたが中々面白い人でした。つい発明で語りあってしまいましたから。今度共同開発でUFOでも作ろうか考えているところですね」

 

合 あっそうですか。もう合っていたんですか神様。ヤバイ物を作らないことを祈るばかりだ。その事を思い浮かべつつエレキングの方をチラリと見たらちょうどエレキングの後ろから不意打ちをしようとしたサドラにカウンターのラリアットを食らわせているところだった。




まだ神条邸の話は続きます、次回で終わらせる予定です。

誤字、感想などをよろしくお願いします。
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