怪獣の力を使って進撃する話   作:レベルアップ

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お久しぶりです。


44話

『まもなくグレモリー邸。グレモリー邸』

 

「みんなそろそろ到着するわよ」

 

アナウンスが流れ目的地が近くなったのか部長が全員に指示を出した。窓から外を見たところ、周りの風景は空は紫色だが街並みや冥界の植物が見えた。

 

「冥界に来るのは久しぶりだ」

 

「ハジメは以前来たことがあるのか?」

 

俺が呟いた言葉を聞いたのかゼノヴィアが質問してきた。

 

「駒王町に来るまではあっちこっちに、自由気ままに旅をしていたからな。冥界もかなり来たことがある」

 

「確か最後に来たのが10年くらい前なはずです。あの時は成り行きで一人の悪魔の子供の師匠をやっていましたね」

 

神様が最後に冥界に居た時を俺に伝えた。ああそういえばそうだ。以前ある村で一人の子供が何人かのかなり年上の少年達に立ち向かっている場面に遭遇したんだよな。勇敢だったけど流石に年上相手、しかも複数相手にはやられそうだったから俺がそいつらをボッコボコにしてやったんだ。

 

で、その後にその子が「俺を鍛えて欲しい」と熱心に頼んできてその後に色々あって(半ば俺が諦めて)鍛えてあげたのを覚えている。

 

「ハジメくんの弟子か。今はなにをしているんだろうね?」

 

「そこまではわからないな。だけど元気にやっているだろ」

 

他愛のない話をしながら降りる準備をしていると電車が止まった。どうやら目的地に到着したようだ。みんなが部長に着いて行き外に出た瞬間に花火が上がった。

 

「「「「「「「「「「お帰りなさいませ。リアスお嬢様!!!!!」」」」」」」」」」

 

大勢の兵士や執事、メイドが整列して出迎えていた。金持ちって凄いな。

 

「やっぱ部長って凄い人なんだな」

 

一誠がポツリと改めて部長の凄さを実感したのか呟いていた。

 

「お帰りなさいませリアス様と眷属の方。そしてハジメ様。思いのほか早く到着しましたね」

 

大勢の人混みからグレイフィアさんが現れた。どうやら出迎えに来てくれたみたいだ。

 

「荷物はこちらでお預かりします。皆様方はこちらの馬車にお乗りください。グレモリー本邸にご案内いたします」

 

「ええ、ありがとうグレイフィア。」

 

グレイフィアの指示に従い馬車に乗り込む前にふとある事が気になったので後ろを振り向いた。

 

「先生は来ないのですか?」

 

「俺は今から魔王領に向かうからな。ああハジメ、お前は大丈夫だ。お前との話はまた後日に行われるからな」

 

あっそうですか。また後日に話の日にちを伝えるらしい。先生の言葉を聞いて頷いた後に俺は馬車に乗り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

馬車から降りて俺と神様とオカルト研究部一同はかなり大きい城の前に立っていた。馬車の中で聞いたがこれがグレモリーの本邸なんだろう。一言で言い表すならデカい。

 

「さあみんな、いつまでも立ってないで中に入るわよ」

 

「リアスお姉様〜」

 

中に入ろうとしたら並んでいたメイドさんの中から赤髪の子供がこっちに向かって走ってき、部長に駆け寄ってきた。部長も駆け寄ってきた子供を愛おしそうに抱きしめた。

 

「あらミリキャス、久しぶりね」

 

「はい。お姉様は益々お美しくなられました」

 

「あの部長その子供は?」

 

赤髪の子供、ミリキャスと会話をしていた部長を見て一誠が気になって部長に聞いた。

 

「この子はミリキャス・グレモリー、お兄様の子供よ。私からすれば甥になるわ。この子たちが私の新しい眷属よ、ミリキャス挨拶なさい」

 

「わかりました。はじめましてミリキャス・グレモリーです。よろしくお願いします」

 

サーゼクス殿の子供か。まあ子供がいてもおかしくないだろうしな。一誠は驚きの表情を見せた後にひざまづいて挨拶していた。

 

「そんなに緊張しなくて大丈夫よ。魔王は襲名制だからこの子はお兄様の子供でもグレモリーなの。私の次の時期当主候補になるわ」

 

成る程な魔王の子供だけどグレモリーの時期当主候補。結構複雑だこと。考えていたらミリキャスが俺を見ていた。どうしたんだ?

 

「リアスお姉様。この方もお姉様の眷属なのですか?」

 

「いえ違うわよ。彼はハジメあのスカルゴモラに変身していた人よ」

 

その途端ミリキャスがキラキラした目で俺を見た。何?どうしたんだこの子?

 

「はじめましてハジメ様。以前は父さまと母さまを助けていただきありがとうございました。あ、あの本当に怪獣になれるんですか?本当に色々な怪獣達を操っているのですか?」

 

「え?まあ、変身できるし怪獣を操ったりもするが」

 

「そうなんですか!あっもしかして後ろにいるその動物も怪獣なんですか!?僕始めて見ました!」

 

エレキングを見てはしゃいじゃって。もしかしてミリキャスは怪獣が好きなのか?一誠達もミリキャスの様子を見てポカーンとしている。

 

「はあ……ミリキャス様、あまりハジメ様を困らせてはいけませんよ」

 

「あっすみませんお母様。ハジメ様もごめんなさい、僕怪獣が好きなので、つい興奮しちゃって」

 

ミリキャスがグレイフィアさんに怒られて落ち着いたのか謝ってきた。子供なんだから別に大丈夫だけどな。でも怪獣が好きなんだ。

 

「怪獣が好きなのか?」

 

「はい。お父様が昔ハジメ様に助けられて上に乗った事があると言う話を何度も話してくれました。それから怪獣に興味を持って……」

 

サーゼクス殿の話を聞いて興味を持ったのか。俺も昔そんな経験があったな。

 

「ハジメここはフュージョンライズをしてあげたらどうですか」

 

「ここでは却下です」

 

ここでフュージョンライズをしろって……。まあ確かに大きさは調整できますけどわざわざここでならなくてもいいでしょうに。他の人は何の話って顔してるな。そういえば一誠達には詳しくその話はしてなかったな。おっと話が脱線しかかった。まずはミリキャスとの話を終わらせるか。

 

「興味があるなら後で色々と怪獣を見せてやるぞ。それから面白い生態とかの話もしてやる」

 

「本当ですか!ありがとうございます!」

 

嬉しそうに笑うミリキャスの顔を見て思わず笑みがこぼれた。部長達やグレイフィアさんもその光景を見て微笑ましいのかちょっと微笑んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

ミリキャスと話をしてから部長の母親であるヴェネラナさんに挨拶をした後、俺は用意された部屋で一人でベットの上でゴロゴロしながら怪獣カプセルを手のひらで転がしていた。

 

「やることもないし暇だ、早くご飯にならないかな」

 

ゲームは今はやる気がない。漫画でも読むか……いややっぱりいいや。そういえば神様からある機械を渡されたな。それを思い出し運んでもらった荷物の中からガントレット状の機械を取り出した。

 

「神様曰くフュージョンガントレットって名前でコレに怪獣カプセルを装填して使えばその怪獣にフュージョンきるとか言っていたな。まるっきり元ネタはギンガスパークかダークスパークだな絶対」

 

しかしこれはこれで興味があったので試してみることにした。

 

「とりあえずコイツに変身してみるか」

 

一つの怪獣カプセルを取り出しスイッチを入れ、カプセルを入れる場所に装填した。確か説明書によると入れた後に赤と青のスイッチのうち赤いスイッチを入れればいいんだよな。とりあえずスイッチを入れてと。

 

[タイラント]

 

音声が鳴った瞬間にフュージョンライズした時と同じ感覚に鳴った瞬間に俺はタイラントになっていた。

 

『おお!なったぞ。これはこれで凄い』

 

タイラントの姿を部屋にあった鏡を見て確認しながら感想を述べながら俺はチェーンを伸ばしたりした。あれなんか発言できるな。もしかして神様がつけてくれたのか?これはこれでまた有難い、後あのガントレットのもう一つの青いボタンを押すと入れた怪獣を呼び出せるとか。それを思い出し考えていたら部屋をノックする音が聞こえた。

 

「失礼します。お食事の用意ができましたのでお迎えにあがりました」

 

『はい。わかりました』

 

そうして俺はタイラントの姿のまま扉を開けた。

 

「きゃあああ!!!」

 

ノックしたメイドさんが悲鳴をあげた。しまったついうっかりやっちゃった。




今回出てきたオリジナルの機械のモデルはガシャコン・バグヴァイザーです。

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