怪獣の力を使って進撃する話   作:レベルアップ

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ARROWのシーズン2を見てますが面白いです。まさかの過去編に登場していた主人公の友人のスレイドが本編に出てきたのが衝撃でした。



49話

「全く、レベルアップは前書きでは普通の事が書けないんですかね?これはウルトラ怪獣が主であってDCは関係ないんですよ」

 

「神様、何を言ってるのかわかりませんけど貴方も普通ではないですよ」

 

あの盗撮会からしばらくして今俺たちは塔城の看病をしていた。あの後アザゼル先生は塔城に忠告をしたようだが塔城はその忠告を無視してオーバーワークで倒れてしまったそうだ。そこで俺と神様が看病をしているのだがなんだか俺たちが塔城の看病をしていたら体調がさらに悪くなってしまった気がする。

 

「あら神条くんと神様。小猫ちゃんの調子はどうかしら……ってあらあら!?なんだか顔色が悪そうですけどそこまで小猫ちゃんの調子が悪かったの?」

 

姫島先輩が部屋に入ってきた。どうやら修行の合間に塔城の様子を見にきたようだ。

 

「さっきまで起きていたのですが薬を飲ませた瞬間にまたぐっすり寝てしまいまして」

 

「薬って何を飲ませたのですの?」

 

神様の言葉に先輩が質問した。

 

「怪獣のエキスで出来た神様のスペシャル薬ですよ、よくハジメも健康の為に飲んでいるのですが」

 

「……それって安全ですの?」

 

顔を少し引きつらせて先輩が再び質問をした。それを見た神様が早速その薬を先輩に渡した。

 

「これが小猫ちゃんの飲んだ薬ですの………っう!?な、ナナナなななんですかこの酷い臭いは!!!しかもこのダークマターに、このなんとも表現しづらい色!!!こんな飲み物(?)なんか始めて見たんですけど!!!こ、こここここのこの飲み物を小猫ちゃんに飲ませたのですか!?!?」

 

「安心したください朱乃。ハジメに以前飲ませましたけど全然大丈夫でしたよ。まあ酷く不味くて悪臭がするのは認めますが」

 

確かに大丈夫でした神様。その代償にあまりの不味さで気絶したこともありましたけど。

 

「それにしたって限度があるのでは!?」

 

先輩が慌てた様子で聞いてきた。どれくらい慌てているかというと、いつもの口調が崩壊してるくらい慌てていた。それと同時にそのドリンクの臭いが辺りに漂いその臭いを嗅いだ塔城が「うぐっ!?」と声を出してチーンと音を出しガクリとなった。

 

「小猫ちゃんが死んだ!!この人でなし!!」

 

「貴方が言うんですか!?」

 

姫島先輩の的確なツッコミが神様に火を吹きハリセンで頭をぶっ叩いた。ちなみにハリセンは俺が渡した。

 

「脈はあるので問題はないと思います」

 

そうやって脈を確認していたら部長と一誠が一緒に部屋に入ってきた。そういえば部長の母親が一誠を呼んで今山から帰ってきていたんだった。きっと塔城の様子を見ていたんだろうな……あっ瞳孔が開いてた。

 

「騒がしいけど何があったの…って何よこのへんな臭い!?」

 

「まさか変な薬出したんじゃねぇよな神条って言ってる場合じゃなかった。取り敢えず窓開けるぞ窓」

 

一誠が窓を開けて換気をした為辺りに漂っていた臭いが外に逃げた為塔城の顔色がまた良くなりそれと同時にややゲンナリとした表情だったが目を覚ましたようでチラリと一誠を見たら直ぐに顔を背けた。

 

「…何をしにきたんですか?」

 

「心配だからって言ったらダメかな?小猫ちゃん話は聞いたよ色々とね」

 

塔城のそっけない態度に苦笑いした一誠が声をかけた。

 

「まあ俺がいえた義理じゃないけど体は大事にしなきゃ……」

 

一誠が塔城を気遣う言葉を言っていた途中で塔城が起き上がりそれを見た一誠が言葉を止めた、そして塔城が目に涙が浮かばせ蚊の鳴くような声で口を開いた。

 

「…強くなりたいんです」

 

涙目になって口を開いた塔城はポツポツと自分の中の力への恐怖とそれを使わなければ自分は役に立てないとの事を言い始めた。話の内容を聞いてわかったが塔城は猫又の種族だった、恐らく力は仙術にに違いない、確かにあれは使い方を間違えば危険な事に変わりないがあそこまで押されている理由は姉のようになりたくないと言っていたのでおそらくそれが原因の可能性があるに違いない。

それを見ていた一誠はなんとも言えない表情を浮かべていたが姫島先輩に今は塔城にも時間が必要だと言われた後素直に出て行った。

 

「小猫ちゃん今は休んでください」

 

神様が塔城に優しく声をかけながら新しい薬を用意して始めた、それを見た姫島先輩が素早く塔城のフォローに回っていた。

 

「…それはもう嫌です」

 

塔城が嫌そうな顔で薬を見た。流石にあの空気の後だと神様はあんな薬は出さないと思う。確かに神様はその場を混乱させるのが趣味な人でもあるが流石に空気は読めるタイプだから大丈夫だろう。

 

「大丈夫ですよ今度は甘い薬ですから」

 

なら最初からそれを出せという顔を塔城がしていたのは言うまでもなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

塔城の看病からまた日がたった。現在一誠達はパーティに出席していることだろう。ちなみに俺も誘われたけど断ったので行っていない。現在俺と神様はある情報を受けて人気のない夜の街で獲物がかかるのを待っていた。

 

「確かな情報だといいですねハジメ。あの便利屋は贔屓の相手ですがそこまで信用が出来ない相手ですから」

 

「確かにアイツは信用できませんが今回は本当でしょうね。なにぶん問題の相手は動きが派手なので情報は正しい筈ですよ。だから最近目撃情報が多いこの街に罠を大量にしかけましたから恐らく罠にかかると思いますよ」

 

2日前の事だった。いつも自分達がたまに危険な物を買う便利屋がいるのだがそいつに久しぶりに会った時にある情報を教えてきたのが始まりだった。

その便利屋曰く妙な男が街に出てきては暴れてるなどの話でその男の特徴はこうだ。

・銀髪でオッドアイであり可愛い女性や女の子に声をかけまくり、男にはモブやオリ主など訳の分からない言葉をわめいてボコボコにして行動している。

・神器らしき物を持っているがその便利屋曰く長いことこの星にいたがあんな神器は見たことがないとの事。

・多分人間だがとんでもない魔力の量を待っていた。

などなどなんだか思い当たりそうな奴が暴れているとの事だ。

今の所そこの街の城主である悪魔達が捉えようとしているが中々捕らえられていない状況との事だった。

 

「恐らく相手は転生者ですね。ハジメとは違い踏み台転生者のようですね。もうハジメは千年ほど前からこの世界にいるのに今更自称オリ主が出てくるとかなんなんでしょうね、後絶対特典はゲートオブバビロンですよきっと。何故なら踏み台の定番特典ですから確実に間違いない筈です。100円かけてもいいですよ」

 

「踏み台はともかく能力はそれでしょうね便利屋が剣や槍を何処からともかく爆弾のように雨あられと振らせていたとか言ってましたし。幸いにもまだ死者が出てないうちに大人しくさせましょう。もし禍の団に見つかったら色々面倒くさい事になりますよ」

 

もしゲイボルグやルールブレイカーやエクスカリバー(この世界でゼノヴィアや紫藤がもっていたのじゃない)などがもしテロリストの手に渡ったたらえらい騒ぎになるのは間近いないだろう。神様ではないがシールドのドラマに出てくる宇宙人の技術を回収するのと同じようにその宝具もしくは転生者を捕らえる必要がある。

 

「そしてその転生者を捕らえる為に私が転生者を捕らえる為の餌になるとは」

 

「情報によると始めて発見された場所から暴れて行った街をつなげていってコンピュータなどで計算していったら恐らくこの街に現れる確率が高くてきた所、やはり問題の転生者の目撃情報が多数あったのでそいつを呼び寄せる必要がありますからその為に神様が必要なんですよ。神様はなにせ綺麗な女の子なんですから」

 

まあ性格は残念な人だけどねと心の中で思った。本当に残念な人だと思う。

 

「……ハジメ一応言っておきますが私はあくまでこの姿になっているだけですよ変わろうと思えば植物にもなれますし男性にもなれます。それなのに私を女性と言うのですか?」

 

神様が少し自信がなさそうな声で聞いてきた。そういえばそんな話を以前言っていたな、正直なところずっと一緒に過ごして、一緒に戦って、笑ったりしていたから忘れてたのが事実だった。

 

「そういえばそうでした、すっかり忘れてましたよ神様。ですがもう自分にとっては神様は1人の女の子でしかありませんよ。ですから自信を持ってください」

 

まあ性格は酷いっちゃ酷い人なんですけどねっと最期の台詞を心の中でそう言った後神様を見たらすっごい顔が真っ赤になっていた。

その瞬間に目にも止まらない速さで近くのゴミ箱の中に突っ込んでいった。

 

「何をやってるんですか?後中身入ってるんじゃないんですか?」

 

「見ないでくださいハジメお願いします。後でブレイドのドラマのDVDを貸しますので。後ゴミ箱の中身は私が入ると同時に消滅させたので大丈夫です」

 

今時ブレイドのドラマなんか見てる人いないでしょうに、だけどたまにこう言う神様を見るのは気分がいい……可愛いからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

「不覚でした。ハジメに不覚を取ってしまいました……とってもとってもくやしいです」

 

神様が10分後にごみ箱から出てきて自分の目を神様の手で隠しながら文句を言っていた。何故俺の目を隠しているかと言うと自分の顔を今見せたくないからだとの事だそうだ。

 

「神様わかりましたから手をどけてください。もしかしたら例の転生者が来るかも……危ない!!」

 

突如殺気を感じた俺は神様を抱えてその場を飛んだ。その瞬間にさっきまで立っていた場所に大量の武器が降ってきた。

 

「チッ外したか。やあそこの可愛いお嬢さん怪我はないかい」

 

その武器を降らせてきた相手……噂の転生者と思われる男がニコリと神様に笑みを浮かべた後に俺に殺意を込めた目を向けてきた。

 

「おいテメェ!!そこの彼女からさっさと離れやがれ困ってんだろうが!!」

 

嫌、普通に考えてお前の攻撃で神様が串刺しになるかもとか考えるでしょう普通。まあ神様だったらあんな攻撃なんともないだろうけど。

 

「そこの可愛いお嬢さん直ぐに助けてあげるから安心して待っててくれ」

 

俺は神様をおろし構えて転生者との戦闘が開始されようとしていた。まだ相手の実力は完全にはわからないが神様に危害を加えようとしたんだ、コイツはブチのめしてやるとしよう。




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