空に憧れた男の娘 作:ねぎみそ
とても頼もしい限りです...!そして眠れない日々から体調が...。
この小説を書いてて回復することを願うばかり...小説に影響がなければいいですが。
さて、本編です!
楼夜Side
今日はIS学園生活二日目だ!今日も清く正しくISについて学習するぞ、いや今日こそは!昨日は結局気絶してほとんど授業を受けられなかったからな...。
え?昨日あれからどうしたかって。そんなに大した事はなかったよ、気がついた箒が泣きながら切腹しようとしたのを止めたり、お風呂に入ってると一緒に入ろうとしてきた束さんを縄で縛ったり、一人でベットに入ったはずが朝になると両手に二人が抱きついてたり.・・・。うん、何もなかった!
はぁ、これが毎日続いたら僕はおかしくなってしまうのじゃないかな。とにかく一日が濃厚すぎる!僕はもっと平穏な日々を送りたいのに・・・。それにさっきからどうなっているんだろう。一夏君が僕の方を見ようとする度に他の女子生徒がその間に入ってそれを阻止してくる。授業中なんかも先生が間に入ったり、いきなり問題の回答を一夏君に答えさせたり。僕としては変な目で見られるよりも良いんだけど、なんだろうこのコンビネーションは。一流のボディガードレベルだよ!
「えっと朝礼中なのですが皆さんにお知らせがあります。なんと今日もこのクラスに転校生が来ます・・・不思議ですねぇ」
いやいや、山田先生明らかにおかしいでしょ!連日で、しかも同じクラスに転校生が来るなんてありえないでしょ!なんだろう、知り合いが来ると僕の感が告げている。
「それでは、入って来てください。ラウラボーデヴィッヒさん」
「了解した」
そう言って教室に入ってくるのは片目を眼帯で隠した銀髪の幼女。僕は彼女のことを知っている。経歴や出身などから体の形まで。そして彼女の好きなものや嫌いなもの。なぜなら彼女は・・・・。
「む!こちらに来ていたのならば連絡ぐらいしてくれても良いじゃないか。私の旦那さま♪」
僕がドイツで結婚を誓いあった関係。つまり僕の婚約者である。
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ラウラSide
「今日こそはあいつの足をつかむぞ!諸君、今日も頑張ってくれ!」
『はい!』
「大事な隊長の婚約者です!どんな手を使ってでも探し出してみせましょう!」
「おお!頼もしいなクラリッサ。他の皆も頼むぞ!」
今日も私達は軍の情報室にこもって作業を続ける。この作業を続けて約二ヶ月。まだ何ひとつ成果はあがっていないが、隊員達の士気は満ち溢れていた。皆が今日こそはという気迫を帯びている。頼もしい限りだ。
私達がこの作業を始めた理由は私にある。幼い時から施設の集まりで一緒に過ごしていた最愛の人、一緒にハワイに行き海をバックに結婚を誓いキスをした彼が置き手紙を残して突然消息を絶ったのだ。
置き手紙を見た時、私は彼に捨てられたのだと思った。私のような作り物、しかも不良品とはやはり結婚は出来ないと感じ彼は逃げたのだと思った。しかし、手紙の内容を見てその思いは吹き飛んだ。手紙にはただ一文、達筆でこう書かれていた。
【永遠に愛し続けている】
この一文を見て私は感じとった。隊員達は彼が私を置いて出ていったことに非常に腹を立てていたようだが私の意思は固まった。
私の指示によって隊員達は彼の情報を収集し始めた。最初は彼に腹を立てていた連中も、私のとても前向きな態度やいくら探しても見つからない彼の情報を元に彼への認識を変えたようだった。置いて行ったのではなく、置いていかざるを得ない理由があってまだ私を捨てたわけではないと。
そして今日までそれが続いてきた。そして今日歯車は動き出した。
「た、隊長!彼の、黒鳥 楼夜の情報が見つかりましたァ!」
「なにぃ!ほんとか!」
声をあげたのはクラリッサだった。興奮からか息が荒くなっている。そのことからただ事ではない事が分かり私も駆け寄りパソコンの画面を覗く。
「ほら、見てください!IS学園の生徒情報に彼の名前が追加されています!」
「ほ、ほんとだ!でかしたクラリッサ!IS学園・・・確か教官もそこに!」
彼の居場所を知った私がする行動はただ一つ。
「私はIS学園に行くぞ!クラリッサ至急、上とIS学園に連絡を取ってくれ!」
「隊長・・・既に連絡は済んでおります。そしてIS学園からの返事も!」
あの時のクラリッサのドヤ顔はほんとに殴りたかった。しかし、それ以上に興奮しており私は答えを急かす。
「で、返事は!」
「・・・楼夜と同じクラスに明日からでも編入出来ます!」
「なに?!それはいくら何でも話が通り過ぎないか?・・・クラリッサ何かしたな?あそこは国家の圧力も跳ね除けるような施設だぞ?」
「なぁに、学園長の秘蔵ファイルをネタにちょこっとお願いしただけですよ。まさか学園長がスワップ物が好きだとは・・・。」
「何をしているんだお前は・・・。でも良くやってくれた!これで私も彼と学園生活を・・・。ところでスワップ物?とはなんだ?」
やっと会いに行ける、待ってろよ楼夜。すぐに私が行ってやるからな。ところで学園長も好きなスワップ物とはなんだろう、新しい部隊名か何かかも知れないな。
そしてこの日少女にまた余計な知識が教えられた。
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楼夜Side
「それでは今日はここまで!寮に帰って体をしっかりと休めてください!」
「遅くまで起きているなんて録な事はするなよ、それに門限を守らなかった者は明日罰則を与える。」
『はい!さようなら!』
いつの間にか今日の授業も終わってしまった。急な展開に頭が追いつかずにフリーズしていたようだ。朝の一件以来ラウラとの接触はない。あの後ラウラは一夏君の横を通る時にゴミを見るような目をし、僕に近づき抱きつこうとしたところで千冬さんに叩かれた。それが効いたらしく、授業中は僕へのコンタクトは無く休み時間も生徒に囲まれてこちらに来れなかったようだ。
「楼夜、今からふたりで話したい。屋上へ来てくれないか?」
「あ、あぁ。」
話しかけて来たのは今日のフリーズの原因であるラウラだった。僕は突然の事に驚き生返事をしてしまう。僕の一日はまだ終わらないらしい。
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Side???
「ふふふ、ラウラちゃんはもう行動に出たのね。」
「私も行動に出たいのは山々なんだけど・・・」
暗い通路を一人の女がヒールを鳴らしカツカツと歩いていく。
「私が出るのはまだ早いかしら。」
女の口元が通路の電灯によって照らされる。
「だってあなたは私を見ると」
照らされた口元が三日月のように歪められる。
「壊れちゃうだろうから」
女は誰もいない廃施設で高笑いする。冷たいコンクリート製の壁や床によって高笑いが反響する。周りにはバラバラになった大型の試験管。人が入れるようなたくさんのコードが着いたプール。そして、重装備をした兵士の模型と見られるもの。
「あーあ、あなた達が居なければ私は今ごろ楼夜ちゃんと遊べるのに。」
女はその模型に近づき模型を・・・。
蹴り飛ばした。蹴り飛ばされた模型はプラスチックのような音ではなく、まるでハンバーグのような音を出して転がっていく。辺りには腐乱臭が漂っていた。
「そろそろ片付けなくちゃいけないと思ってのよね。」
そう言って女は模型を次々と蹴り飛ばしていく。
「でもね、あなた達を片付けるとあの子との繋がりがほんとに無くなっちゃう気がして」
女がそう言い終わる頃には辺りには模型の破片と見られるものが散らばっていた。しかしその破片はまるで本物のように濡れていて赤黒かった。
「でもそれも・・・もう終わり」
カツカツではなくクチャクチャと音を鳴らしながら女が歩いて行く。そして扉を手でこじ開け、ひとつの部屋に入る。そこには壁一面に写真が貼ってあり、どこかの監視カメラに繋がった映像がモニターに映し出されていた。
「だってこれからは本物を見て過ごせるのだから!」
そう叫ぶと共に廊下の電灯がついた。模型と思われたものは本物の人の亡骸だったらしく、廊下には腐敗した人間の肉片が散り散りになって散乱している。壁も床も一面赤く染まっていた。唯一染まっていないのは女が入って行った部屋の扉と中のみ。
そしてモニターにはIS学園の制服を着て物思いにふけながら授業を受けている楼夜の姿が映っていた。
書いていたら体調不良が振り返してきて辛かった(´;ω;`)
それが理由で短くなった訳ではないのですが今回は短めです。そして伏線を張りまくる回でした。続きが気になる方も居られると思うので次の話はなるべく早く出しますね。え、待ってない?だとしても早く出します。はい。(一人でやってて悲しくなった)
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