今投稿してる作品のネタが思い浮かばなかったから気晴らしに書いてみた。
突然だが、俺は転生者だ。
俺の今の名前はライガ。
前世の名前は、忘れてしまった。
俺は転生するときに、よくあるテンプレ展開よろしく、神に会った。
何でも神は、人間の書類を整理していたときに、間違って俺のことを殺してしまったらしい。
そのお詫びとして、特典を付けて転生させてくれるそうだ。
これもテンプレ。
ちなみに俺は、テンプレよろしく、
「とある魔術の禁書目録」の中に出てくる、アクセラレータの能力、「一方通行」にした。
まあ、俺はテンプレな感じで、異世界で俺TUEEEEEEE!みたいなことはやるつもりはなかった。
俺の前世からの夢は働かないことでさ、せっかく異世界で第二の人生おくるんだから、働かないでダラダラ暮らそうと思ってた。
そんなこんなで転生させてもらって、普通の民家の子に生まれて、10才になった。
そしたら、親が働けって言ってくるんだ。
当然俺は働いたら負けだと思っているので、親が何度しつこく言ってきても無視して引きこもり続けた。
俺の体は、そうして引きこもっていたのと、転生の特典の影響で、真っ白になっていた。
当然体が真っ白になっても引きこもり続けたんだが、12才になったときに、ついに親がしびれを切らした。
何をしたかっていうとさ、勝手に俺の働き場所を決めつけて、そこで働けって言うんだ。
俺の働き場所は、布を作る所だった。
ニート生活をしていた俺がそんな繊細な事をできるわけが無く、俺は一緒に働いている奴の中でも一番仕事ができなかった。
同僚からもそういうことでイジメを受けるし、かと言って家にも帰れないし。
不器用すぎて布を作る仕事から外されて俺は布を売る係になった。
当然、ニート生活をしていた俺がまともに接客なんてできるわけがない。
ついに接客業の同僚からもイジメを受け始めた。
もう働くのが心底嫌になってさ、俺は街で自分が座っている所に布を広げて売りながら、ずっと「働きたくない…働きたくない…」と連呼し続けていた。
そして、もう限界になって、ある時、街中で俺は思いっきり「働きたくなーい!!!」と叫んでしまったんだ。
大声を出したせいで一瞬俺に視線が集まったが、すぐに散らばって行った。
そうして憂鬱な気分になって下を向いていたら、俺の頭の上から声がした。
「このご時世に働きたくない人なんて珍しいですね。面白い人だ。君、ボクの所に来ませんか?」
俺が頭を上げると、金髪赤眼の美少年、というか前世でやってたゲームの中に出てきていたキャラクターの小ギルがいた。
正直ギル様のところになど行きたくなかったが、働きたくない気持ちは変わらない。
だから、藁にもすがるような気持ちで俺は小ギルについていった。
しばらく歩いたあとに、俺は小ギルに王宮の中に入らされた。
王宮の中の小ギルの部屋であろう部屋に案内され、中に入ったら、ドアを閉められた。
は?どういうこと?と混乱している俺をみながら、ニコニコとしながら小ギルが言った。
「ボクはこの国の王子、ギルガメッシュです。よろしくお願いします。」
国の王子と言うことには突っ込まず、俺は聞いた。
「これからよろしくお願いしますとはどう意味だ…?何だか嫌な予感がするんだが…」
「ボクが王子だということには突っ込まないんですね…。まあいいでしょう。答えてあげましょう。」
そう言って、そいつ、ギルガメッシュは笑いながら俺にとっての死刑宣告を言いやがったんだ。
「君にはボクの秘書になってもらいます。あ、ちなみに拒否権はありませんよ?もうすでに父さんにも報告しといて、君のご両親にも話は付けてありますから。」
コイツ。外堀から埋め立てて来やがった。
思いっきり引き攣っている俺の顔を見ながら、アイツはニコッととってもイイ笑顔で言い放った。
「君には、今日からボクの秘書としてみっちり働いてもらいます♪」
これが、後に「英雄王の唯一の抑止力」と言われることになる俺と、人類最古の英雄王の出会いだった。