IS ~無限の成層圏に輝く暁の夏と奇跡の翼~   作:Giotto27

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遅くなってしまい申し訳ありません。リアルの事情や慣れないパソコン操作に四苦八苦していました。
それでは、どうぞ。


Prologue2

  ―――ある日、世界は”連結”した―――

 突如として開いた《(ハイロゥ)》後に《世界接続(ワールド・コネクト)》と呼ばれるその出来事によって繋がった異なる世界

 

―――青の世界『地球』

―――黒の世界『ダークネス・エンブレイス』

―――赤の世界『テラ・ルビリ・アウロラ』

―――白の世界『システム=ホワイト=エグマ』

 

 その影響によって様々な『異能(エクシード)』に目覚めた少女達『プログレス』 そして『プログレス』達を『リンク』という特殊な力で強化する力を持つ存在『α(アルファ)ドライバー』

 そして世界各地で起こり始めた超常現象などの『異変』

事態を重く見た4世界は手を組み、世界を救うカギであろう『異能(エクシード)』少女達『プログレス』と彼女たちよりも圧倒的に数が少なく稀少な存在である『α(アルファ)ドライバー』たちの保護と教育に励むこととなった。

 

 

 

 

 

 

 

   青の世界『地球』―――東京都に属する太平洋上の島『青蘭島』

 青蘭学園という巨大な学園及びその周辺に広がる研究・学術機関が集まる学園都市の総称。

青蘭島はその学園を中心に発展しており、建設には他世界の技術も使われており島外よりも少し進んだテクノロジーで運営されている。島内には大型ショッピングモール施設やそのほか娯楽施設も存在しており、その気になれば青蘭島から一生外に出なくても生活できるほどに施設が充実している。

 

そんな学園内の比較的自然の多い一角で赤の世界出身の天使――レミエルがひどく落ち込んでいた。

 

「う、うぅ……またランク、上がれませんでした…」

 

 自己嫌悪とともに表情が暗く染まる。天使でありながら生まれつき片翼であるが故に空を飛ぶことができず、自分で自分に落ちこぼれの烙印を押してしまっていて自信が持てない。そのために土壇場で気が引けてしまうところがあった。

 

(アウロラさんとソフィーナさんはRクラス、美海さんとセニアさんはUCクラス、なのに……私はCクラス…)

 

 プログレスは『異能(エクシード)』の出力の大きさやその制御力などを総合してEXR(エクストラリベリオン)クラス、SR(スペリオルリベリオン)クラス、(リベリオン)クラス、UC(アーククレイドル)クラス、(クレイドル)クラスにランク付けされるが、レミエルはクラスアップのチャンスに失敗していた。

 思考がどんどん暗くなっていき涙すらにじんでいたそのとき

 

ドッガァァァアアアアアン!!!

 

―――腹の底から響くような轟音と爆風が彼女を襲う。

 

「な、ななななな!?」

 

 思わずひっくり返るレミエルだったが足元から聞こえた呻き声に気付く。そちらを見ると傷だらけの少年が一人地面に倒れ伏しているのを見つける。慌てて駆け寄り、声をかけるが芳しい反応が返ってこない。

 

(ど、どどどどうしましょう!?とりあえず誰かに連絡…それともこの人を先に保健室に…)

 

 思考がグルグルと回り混乱していくが、状況はレミエルを待たずに進んでいく。

 

「クソ、何が起きたんだよ!?」

「知らないわよそんなの!」

 

 土煙の中から一夏を攫った誘拐犯達が出てくる。レミエルが意識を向けると同時に、誘拐犯達もレミエルに意識を向ける。

 

「何だあの女?」

「背中の翼…それも片方だけ」

「どうでもいいわそんなこと。そこの女とあのガキ捕まえるわよ!

……それにあの女が何だろうと片翼じゃいきなり空を飛び回る、なんてことはしてこないでしょ」

「!!」

 

 偶然にではあるが自身のコンプレックスをつかれて硬直するレミエル。そんな彼女にISを纏った女性が近づき 手を伸ばそうする。

 

 瞬間

 

「ウインドスラッシュ!」

 

 掛け声と共に強烈な風が吹き荒れISを吹き飛ばす。

 

「レミエルちゃん大丈夫…ってあれ、その男の子は?」

「美海さん!? どうして、ここに…」

 

 レミエルは自分のピンチを救ってくれた栗色の髪をツインテールに結った少女――日向美海に問いかける。

 

「えっとー実はね…」

「ちょっと美海! 先走らないでよ!」

 

 後から小柄な体に淡い紫色の髪を美海よりも高い位置で結ったツインテールに濃い紫色のドレスを着た少女――ソフィーナが駆けてくる。

 

「あははーごめんね?」

「まったく…ほんとせっかちなんだら」

 

 ポカーンとしている周りの者達を置き去りにして会話する二人。そこにまた同じ方向から二人の少女と一人の少年が合流した。

 

「ソフィーナさんもせっかちです。美海さんの後にすぐ行ってしまいました」

「ふふふ、みんなせっかちね~」

「セニアもアウロラもうるさいわよ! ほら裕也も何か言ってやりなさいよ!」

 

 ソフィーナ同様小柄な体に綺麗な白い髪と変化の乏しい表情をした少女――セニアと、濃い桃色のゆるやかな髪と豊かな胸を持つスタイルの良い身体付きのおっとりとした雰囲気の少女――アウロラの言葉に騒ぐ声が大きくなっていく。

 

「いや、事実だろ? このメンバーで集まるといつもみんな騒いでるし」

「ちょっ! 裕也までそういうこと言うの!?」

「あ、あの…皆さんどうしてここに? ここは一応人通りの少ない場所のはずなんですが…」

 

 控えめに発したレミエルの質問に答えたのは『裕也』と呼ばれた少年だった。

 

「この辺一応第2風紀委員の巡回範囲なんだよ。普段はここまで深く来ないけど。それで、近くを回ってたら偶々この辺りを散歩していた美海たちとバッタリ会って、軽く話してたら凄い音がしたからここまで来たんだ…っと、みんな和むのはいいけど少し後にしてくれ。向こうはどうも穏やかじゃなさそうだから」

 

 平均より少し高い身長の黒髪黒目の少年――柊裕也の声に周りに意識を向ける4人。

確かに周りの男女は明らかに敵意を向けている。

 

「とりあえずここを切り抜けよう。みんな、頼むぞ!」

『了解!』

 

 少女たちの声と同時に蚊帳の外にいた誘拐犯たちは怒号を上げながら向かってきた。




いかがでしょうか。キャラの口調がおかしくないか心配になる今日この頃です。
感想、誤字報告待ってます。
ただ、誹謗中傷はご勘弁ください。
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