衛宮さんちのメイドラゴン。   作:ギルス

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はじめての、おかいもの!

あ、スパイスの話はガチです。
皆さまもお気をつけください。



第4話「はじめてのおつかい?」

        猛竜注意!

 

 

 

この作品は、何番煎じかもわからない…小林さんちのメイドラゴン、及びFate/staynight の2次創作です。

 

キャラ崩壊、捏造、曖昧設定などがあります。

 

それでも良いよ!

と言う勇者な方はドラゴンスレイヤーは持たずに身体を清潔にして塩を擦り込み、オリーブオイルを塗ってお待ちください。←

 

…ジョークですよ?w

 

それでは、思いつきの駄文ですが、お楽しみいただけたら幸いです。

 

 

 

 

めめたぁ?

 

 

 

「なになに…、筆者の長々としたキャラクター紹介にお付き合いくださいました皆様、ありがとうございます…、すまないさんは誤字ではありません、仕様ですありがとうございました?」

 

「…トールさん、どこに向かって、何を言ってるんですか??」

 

桜とトールが二人して台所に立ち、料理を作っているとトールが唐突に窓に向けて何かを喋り出した。

 

「いや、なんだかそう言わなければならない様なテレパシー的な電波を受信しまして。」

 

「…なんだそりゃ??」

 

二人が作るから、と台所を追い出されて炬燵で一人暇を持て余していた士郎が突っ込んだ。

 

「あと、こう言わなきゃいけませんね、桜さん、ご一緒に…ごにょごにょ…」

 

何事か耳打ちするトール。

二人が息を吸い込み、同時に。

 

「「メメタァ!!/めめ、たぁ?」」

 

トールは勢い良く、桜は首を傾げながら疑問形で声を上げた。

 

「……桜、付き合わなくていいんだぞ?」

 

士郎が呆れた声で。

 

「酷い!読者に向けて言わなきゃいけないんですよ、お約束ってあるじゃないですか!?」

 

 

「……いや、ないだろ。」

 

「めめたぁ?」

 

「…カンナ、意味わかってる?」

 

ぶんぶん、と首を横に振られた。

 

…落ちナシ!

 

 

ご興味がある方は巻末のきゃらくたあ図鑑、をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

がっこぅ、たのしぃ?

 

 

「行ってきまあす!」

 

「あ、そうか今朝は朝練ないから桜も同じ時間だな…なら多少早いが俺も一緒に行くよ。」

 

「良いんですか、いつもなら片付けをしてから来てましたよね?」

 

片付けも桜が、といつもならそう言っても士郎が頑として譲らず、先に行けと言う事も多いから洗い物が多いと一緒に登校できない日もあったりして桜はいつも出かけたフリをしてゆっくり歩いてわざと士郎に追いつかれたりしていた。

 

…士郎は士郎で半ばわかっていて急ぎ足で来てくれるのだが。

 

結果的には一緒に登校しているが、最初から一緒にいる、と言うだけでもウキウキと気持ちが弾むのを感じ、頰が緩むのは致し方ない。

 

「…いいもなにも、いつも俺に合わせてくれてるのは桜だろ?」

 

だからたまにはな、と言う士郎が愛おしい。

 

「…いいなぁ。」

 

「いいな〜?」

 

それを見たトールが呟き、カンナが真似る。

 

「…トール、おまえは生徒じゃないんだから駄目だからな?」

 

「そ、そうですよ…トールさんはおうちでいつも先輩を独占…じゃなかった、迷惑かけているんですから学校くらいは先輩に負担をかけないでください。」

 

桜さん、前半、本音本音!

 

「…うぅ、わかりました…そうですよね、私生徒じゃありませんもんね…」

 

シュン、と項垂れるトールを見て二人がちょっと悪いことしたかな、と思った訳だが。

 

直後にソレは撤回された。

 

 

「──男子生徒諸君、喜べ…豚のように鳴けっ、貴様ら垂涎の美少女転校生ちゃんだ!」

 

 

「はぁい、小林トールです、衛宮さんのお宅にご厄介になってます、本業はメイド、ハウスキーパーですっ宜しくお願いしまぁす!!」

 

「ちょっと待てーーーー!?」

 

「「「衛宮っ、貴様ーー!?」」」

 

「どういう事っ、えみやん!?」

 

「えみやくーん!?」

 

「爆ぜろっ、えみやあ!?」

 

「俺の嫉妬が有頂天!!」

 

「9杯でいい!」

 

「俺と変われっ!」

 

「衛宮君は柳洞君一筋と信じていたのに!」

 

「良くやった衛宮、貴様◯モじゃなかったんだな!!」

 

「ちょっとおまえら、話を聞けっ、て言うかなんでさーーーっ、さー、さー、さー……。」

 

士郎の、魂の叫びが廊下に反響した。

 

因みにこの後、美綴達や桜、終いにはなぜか一成、遠坂にまで詰め寄られた。

 

…後、藤姉に泣かれた。

──どら焼き10個で泣き止んだ。

 

 

 

 

えみやさんちのにちじょう

 

 

くつくつ、ことこと。

ホワイトソースに沈んだ野菜たちが、美味しそうな音をたて、芳しいバターとミルクの香りを鼻腔に届ける。

 

アクセントに入れたスパイスも格調高い風に料理を高める。

素材はそこそこの値段しかしないものだが、この男の手にかかるとそれが大変美味なものへと姿を変える。

高校生にしてプロ顔負けなその腕前は凝り性と、料理ができない情けない義理の父の賜物だったりする。

 

 

「…もうすぐできるからなー、トール、お風呂は沸いたかな?」

 

「はい!地獄の釜もかくやといわんばかりにグラグラと!!」

 

「ガスで沸かそうなっ!?」

 

もはや日常となりつつある非日常。

いいのか、これで。

 

「え、ブレスで沸かせた方が早…」

 

「煮えて死ぬからっ…石川五右衛門か、俺はっ!?」

 

「(๑•ૅㅁ•๑)え〜〜?」

 

「え〜、じゃない、元に戻してガスで沸かしなおしなさいっ!?」

 

がらっ、と慌てた士郎が風呂の扉を開けると、そこにはカンナが入っていた。

頭にタオルをのせて、真っ白な肩を出して…

ほんのり頬を染めている。

ょぅι゙ょの入浴シーンである、ひとによってはほっこりしたり、なんかハァハァしたりご褒美だったりする絵ヅラである。

 

ただし、カンナが入っているのは溶岩みたいにボコボコいってる煮え湯の中だった。

 

浴室内はスチームサウナみたいになっている。

 

「…ん、いいお湯。」

 

 

「カンナーー!?」

 

結論、やっぱりカンナも竜種だった。

 

「あらあら、カンナってば…一番風呂はシロウさんのものですよ、もう。」

 

「だから煮えすぎ!死ぬから、普通死ぬからな!?」

 

お風呂も沸点を超え、士郎の血管も沸騰中とかなんとか。

 

「…人間ってひ弱なんですねぇ。」

 

「自分達基準はやめような、な?」

 

士郎の額に青筋を見た。

 

「はぁ〜ぃ(テヘペロ)」

 

「可愛くしてもダメ!」

 

「チッ。」

 

「今舌打ちしたよな!?」

 

「…カンナですよ?」

 

カンナ、反抗期?

 

「…トール様を怒るこばやし、嫌い。」

 

ぷー、と湯船の中でむくれてみせるカンナ。

 

「…だから俺は今は衛宮だとなんry」

 

その後、デザートやらないぞと言ったら二人とも泣きついてきた。

 

──あ、や、やめろやわらかい!

カンナ、服、服!

トール、胸っ、胸ぇっ!?!?

 

ばしゅう!

 

シロウ は 鼻血 を 噴いた!

 

「きゃあ〜〜っ、し、シロウさんん!?」

 

…チーン。

 

 

 

 

すまないさん、がんばる!

 

 

「ああ、ジーク…すまないが買い物を頼まれてくれないか。」

 

「ああ、俺でいいなら…迷うかもしれないから時間がかかったら、すまない。」

 

「ああ、こちらこそすまない、手が足らなくてなあ…貴方は客人で、年上なんだが…頼まれてくれるか。」

 

「…ああ、問題ない。(凄い嬉しそう)」

 

なんか、尻尾を振る大型犬が見えたような気がした一成であった。

 

「…じゃあ、財布を預けるからこのメモの通りに買い出しを頼む。」

 

「…わかった、まかせろ。」

 

 

 

 

はじめてのおつかい。

どらごんすれいやあ、じいくくん。

 

さあ、がんばれ、ぶじにおかいものできるかな?

 

 

てくてく、てくてく。

商店街へと徒歩で向かう。

 

 

ワンワンワンワンワンワン!!!

 

フギャーー!!

 

シャアアア!!

 

バウバウバウバウ!!

 

ケーンケーン、アホー、アホー!

 

クケケケケ!!

 

クルックルー、クルックルー、グル、グル!

 

カナカナカナカナカナ!

 

ピーーヒョロローー!

 

バーウー?

 

お兄さん、イケメン〜、ちょっとアタシラと〜、いいことしなあい?

 

「ん…、すまない、買い出しを頼まれたのでな、またの機会があればたのむ。」

 

「ちぇ、お兄さん、イケメンだからざんねん〜〜、あちしらあ、お兄さんになら…タダでなんでも、し、て、あ、げ、る?」

 

「…なんだかわからんが、急いでいて──ああ、待て、なんでもしてくれるというならひとつ教えてくれ。」

 

「え!なになに?スリーサイズとか、言っちゃう〜〜??」

 

「豚肉は、どこに行くと安いだろうか、安売り中の肉はあるか?」

 

「ぶっ、ぶひ、じゃない豚ぁ!?」

 

なぜか、おこりだしました。

あれあれ?

たしかにまえにたつ人は、ちょっとふくよかですけど…きにしていたのかな?

 

「…ッザッケンなコラー!アチシらが豚だって言いたいわけ!?」

 

「いや、豚肉を…」

 

「ッセ、この【ピーピーピー】がっ、国にかえれ馬鹿あ!!」

 

あー、あー、きたないことばはいけませんね。

あ、ふくよかなひとたち、いっちゃいました。

ぶたにく、きけなかったね。

 

 

****…

 

 

そのあとも、あらゆるどうぶつが、じいくくんをはばみます。

 

こわがらずに、いけるかな??

 

ワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワン!

 

ペットショップのまえでまたほえられました。

だいじょうぶ、じいくくん?

 

 

「──やかましいぞ、退 ()け。」

 

 

ぴたり。

 

 

すごいすごい!

じいくくんがひとこえかけたら、どうぶつたちが、ぴたりとなきやんだ、ぞ!

 

じいくくん、ムツゴ◯ウさんをこえたかな?

 

 

「…はっ…しまった、怖がらせてしまった…本当は撫でてやりたい、のだが…。」

 

じいくくん、しゅんとしちゃった。

ほんとはなかよくしたかったんだね?

つぎは、がんばろう!

 

 

 

 

ようやく、しょうてんがい。

じいくくん、まちがわずに、おかいものできるかな〜??

 

 

「…あー、まずは、野菜か…何…カレーの材料…芋?」

 

キョロキョロ、キョロキョロ。

じいくくん、おいもを探します。

 

「…芋、芋…これか。」

 

あー、ざんねん、じいくくん、いもはいもだけどそれは山芋だね…カレーには、ジャガイモだよ?

 

「豚肉……豚肉…む、これは…牛、か…この方が安いではないか…セール中か…よし、こちらにしよう…まあ牛の方が美味いと聞くし良いだろう。」

 

あらあら、じいくくん、いいのかな?

それ、お肉もそうだけど…

ほねつき──すぺありぶ、だよ?

 

「…出汁もでるだろう、うむ、うむ。」

 

──しらないよ〜?

 

「…カレー、ルウ…は、これか…」

 

あっ、じいくくん!

だめだよ、それは商札のところはカレールーになってるけど、ならべまちがえたんだ、カレールーじゃなくて…板チョコだよ!?

 

「…さて、あとは人参…これか。」

 

ほっ、それはせいかい。

 

「…む、福神漬け…赤い、漬物?ああ、これだろうか??」

 

わー、じいくくん!

あかはあかだけど、それ「かぶの千枚漬け」だよ!?

 

「らっ、きょう…とは…どれだ?」

 

「…ん、すまない、そこのやけに汗をかいた人、らっきょはどこにあるだろうか?」

 

「…んふー、らっきょ?らっきょ好きなの、お兄さん!?」

 

あー、このひとはあれだね、じいくくん…

あに豚ってじんしゅだよ?

カバンからぽすたあがビームサーベルみたいに出てるよ。

あー、空の境界の、ぽすたあ…

 

「なら、ここじゃない、っとっときの店に、案内、したげる!」

 

あに豚さんは、商店街の奥にある、あにめ伊藤

、ってお店にじいくくんを引きずっていきます。

 

「……ここで、本当に、いいのか?」

 

「ああ、もちろんさ!まっててくれ、らっきょなら僕が買ってきたげるから!」

 

ひかりのようなはやさで、あに豚さんは店内に消え、すぐに紙袋を抱えてでてきました。

 

「はい、どうぞ、ぷひぃ!」

 

「ああ、すまない、ありがたい。」

 

「じゃあ、たのしむといいよ、ばいばいイケメンなお兄さん!」

 

「あ、お金──」

 

「ああ、大丈夫…きみ、初心者だろ…布教用のお金から出したからあげるよ…なによりぼくは、きみが喜んでくれたらそれでいいんだ!」

 

「な、なん…だと…何という、君は、聖者か…あの天草にも君の爪の垢を煎じて飲ませたい…!!」

 

「ははは、良いんだよ、さあ、早くけえりな、にいさの、うちにょぉ!」

 

…さいご、なまりましたね…あに豚さん、どこの出身…?

 

「ああ、ああ、ありがとう、ありがとう!」

 

かんげきしながらじいくくん、お寺にいそぎます。

 

しばらくして、かえりつきました。

…こうどうでは、スピードをまもろうね、じいくくん…けいさつかんさんが、おいかけてきていたよ?

きみはきづかずぶっちぎっていたけど。

 

あれ…、とほでスピードいはんって、なるのかな?

 

 

「いまかえったぞ、一成。」

 

「ああ、おまえにお客人だ、ジーク!すまないがカレーくらいなら作れないか、ちょっと手が離せなくてな…」

 

一成さんは、じいくくんのおきゃくいがいにも、どうやら大事なおきゃくさまをむかえているみたいだ。

 

おかいものは、ここでおわり!

さあ、料理をはじ──!?

 

…うん、なんだかさむけがするよ。

わたしは、かいせつを、おりさせてもらうね!

あとは自分でがんばってネ、じいくくん!

 

ばははーい!!

 

 

 

 

 

「ん、おまえか、エリザベート。」

 

…廊下を暫く進み、暖簾を潜ればそこには見知った顔がいた。

 

「はぁい、駄竜!元気してた?」

 

「まあ、それなりに、な。」

 

「なんか可愛らしい小坊主が私にも是非手伝って欲しいって(目が)そう言ってた(気がした)から、私自ら料理を手伝ってあげるわ、光栄に思うのね!」

 

腰に手をあて、反り返りながら言い放つピンクロリータ風のヒラッヒラの衣装を纏う少女…、エリザベート・バートリー(ランサー)。

 

「…確か、おまえは下手だから決して料理はさせるな、と言われていたと記憶しているが?」

 

と尋ねれば。

 

「な、い、いつの話をしてるのよっ、私だって進歩するの、前みたいな事はないから安心なさい!」

 

一瞬、考えた。

考えたが…そうか、そうだな。

 

「…確かに、誰しも進歩くらいする、か。」

 

そう、独りごちたジークは…

 

「わかった、ならたのむ。」

 

と、言って…しまった、のだ。

 

言って…しまった、の、だ。

 

大事なことだから二回言った。

 

「まっかせーなさーいららら〜〜♪」

 

機嫌よく歌い始めたエリザベート。

なんだか、周りの景色が歪みはじめたような。

 

隣の部屋で話していた一成と、檀家のお客様が二人して気分を悪くしたらしいと後から聞いた。

 

「…相変わらず耳に残る歌だ、な。」

 

「当然!あたしってば超売れっ子だから!?」

 

と、話しながらボチャンボチャンと具材が適当なサイズに切り分けられ、鍋に放り込まれていく。

 

「あら、ニクズク(ナツメグ)ね、たっくさん入れて…香りをつけましょう!」

 

バチャバチャバチャバチャ。

 

…一瓶、二瓶…しかも、業務用サイズを精々四、五人前のカレー鍋に…。

 

「あら、シナモンスティック、これも私、好きよ、大好き、甘い香りが最高ね、いっぱい入れちゃいましょう!」

 

「…おい、そんなに入れたら味が…」

 

「大丈夫よ、心配性ね…ちょっと舐めてみなさい。」

 

言われて、ペロリ。

 

「…確かに、やや甘ったるい香りが強いが…悪くは、ないか。」

 

──そう。

恐ろしい事に、エリザベートが作りながらも今回、味だけは、まともにできてしまったのである、ああ…味だけは。

 

「…ちょっと、これチョコじゃない、馬鹿ねえ…」

 

「む、本当だな…間違えたか、すまない。」

 

「まあいいじゃない、カレールー、少し残ってるみたいだしスープカレーにしちゃえばいいんじゃないかしら、肉もスペアリブだし。」

 

…またしても、見た目、味、問題なく見えた。

 

そして──…。

 

「付け合わせに、と言われて買ってきた…あの聖者がくれたらっきょ…これは、食べてもいいもの…ではない、気がする…」

 

紙袋から出てきたのは「空の境界」通称、らっきょのDVDでした。

…食べてはいけないんじゃないかな、かな?

 

結局、らっきょのDVDはそっと、戸棚にしまわれました。

 

暫くのち。

 

「できたっ、さあ小坊主どもに配りに行くわよ、駄竜!」

 

「承知した、エリザベート。」

 

…因みに、かぶの千枚漬けと山芋、板チョコは冷蔵庫にログアウトしました。

 

 

*******…

 

 

「う、うぐぐぐっ、な、なんだ頭がフワフワする、息が、息が苦しい〜〜!?」

 

「か、かは、なんだこれはあ…!?」

 

「ちょっと、なんなのあんた達、私の料理を食べてなんでそんな風になるわけっ!?」

 

料理を最初は美味い美味い、変わった香りだがなかなかイケるな!

とがっついていた一成と他の坊主達。

 

しかし次第に皆が息苦しさと目眩、中には幻覚症状に見舞われるものまで出る始末。

 

「エリザベート…おまえ、何をした?」

 

「普通に料理をしただけよ、貴方も見ていたじゃないっ、駄竜!?」

 

「む、むう…確かに、そうだがしかし…」

 

と、そうこうしているうちに遠方に出ていた零観達が戻って来た。

 

「な、なんだこの有様はっ!?」

 

「わわわわ、わかんないわよ!」

 

 

──結局。

調べてみれば原因はスパイスだった。

 

「貴様ら、これを全て入れたのか!?」

 

ナツメグは過度な摂取をすれば幻覚症状など麻薬ににた症状を引き起こし、最悪死に至る。

 

シナモンもまた同様に、過剰摂取すれば窒息してしまうのだとか。

 

「馬鹿者っ、寺の小坊主全員、殺す気かっ!」

 

「だ、だってわたし、そんな、知らなくて…私達食べてもなんとも!」

 

「…君らは特別丈夫だったか、摂取量が少なかったのだろう…香辛料とは過度に摂取すれば毒になるものもあるのだ…気をつけ給えよ、まったく。」

 

結局、救急車を呼び7人の坊主が運ばれていった、大事はなかった事は先に記しておこう。

 

「…やはり、やらせてはいけなかったか…すまない、すまない、すまない…orz」

 

「ちょっと、なんであんたが落ち込むわけ!私の方が泣きたいんだけどっ!?」

 

などとしていたら、迎えがやってきた。

 

「あー、一成〜こっちにうちのエリちゃん来てないかな?」

 

と、見やればそこにはボサボサの黒髪をした少年が、一人。

 

「む、君は一成の友人の…確か隣町の高校の生徒だったか…あー、ぐだおくん?」

 

ぐだお…毎日疲れ切った顔をしているからぐったりからきたあだ名である。

 

「そのあだ名やめてほしいんですけどねえ……あはは。」

 

「──九狼か、久しぶりだな。」

 

「やあ、ジーク…ってなんで膝ついて、なんでエリちゃん半泣きなの、どんな状況、これ?」

 

「…私に聞くな。」

 

まだ怒っている零観(当たり前)だった。

 

 

本当に。

エミヤか士郎ならこう言うだろう。

 

 

なんでさ!?

 

 

 

 

おまけ。

 

 

※ この後はキャラクター紹介。

両作品を知ってる方は飛ばしても平気かな?

 

一応関係とかも少々記載。

【】内は種族とかジョブ的な物。

 

 

 

 

 

きゃらくたぁでぇた

 

 

 

トール【ドラゴン:ライダークラス】

 

原作、小林さんちのメイドラゴンのヒロイン。「終末をもたらす程度には」強いとか。

西洋種の竜で、竜種の中でも突出した力を持つと思われる。

サーヴァントと比べても劣らないだけの力を持ち、原作セイバーともガチでやり合える。

カリバられたら流石に躱さないと致命傷を受けるが。

原作ではガチレズ風味だが今作品では小林さんの変わりに士郎に惚れた。

子供の頃の士郎に惚れた辺り、ショタもいけるんじゃないか、こいつ?

 

 

 

衛宮士郎【人間:アーチャークラス】

 

言わずと知れたFate/staynight の主人公。

特S級フラグ建築士。

今作品でも既にトール、桜、凛、と知らない内に攻略済み、隠しバッドエンドルートに一成がいるとかいないとか。

底無しのお人好しで、かつ自己を顧みることが出来ない、ある意味で壊れた心の在りようをしている。

とある英雄のなりかけで、未来次第では「守護者」として人類救済の為のヒーローになる。

ヒーロー、英雄、正義の味方…生前それを志し、ひたすらに見返りすらなく人々を救い続けた、ただ、救うために戦った。

しかし、その道は茨の道、誰にも感謝されず、最後は助けた人に裏切られ、死を迎えた。

その後、死してなお「守護者」となり…

今作品の士郎はそうはならない、別の道を行く、筈。

 

 

 

カンナカムイ【ドラゴン:ょぅι゙ょ】

 

鳥竜種、羽毛の有る細身の竜。

普段は可愛らしい童女の姿をしており、精神年齢もその見た目のままの子供。

親の愛情に飢えており、トールに懐いている。

士郎に対しては父性を求めて懐き始めている。

魔力、マナの扱いが下手な為にマナが薄いこちらの世界では十分な力を発揮できないが、扱いに慣れさえすれば力を発揮できる。

(アニメでは段々強くなっていたのはそうだと解釈しています、公式設定ではない。)

 

 

 

間桐桜 【人間:魔術師】

 

とある事情で養子に出された遠坂凛の妹。

魔術師の家系の出であり、稀有な特性と才能を持ってはいるが、普通の少女そのもの。

その背景事情から重いトラウマと、自己被虐性の強い面がある。

士郎に惚れており、その「普通の」生活や恋心に何より価値を見出している。

衛宮さんちの通い妻、トール曰く「小姑」。

これにヤンデレが加わらない事を願うばかり?

 

 

遠坂凛【人間:魔術師】

 

 

桜の実姉であり、古い魔術師の家系。

学園では知らぬ者がいないほどで、文武両道の才女で通しているが本性は後の衛宮士郎曰く、「あかいあくま」。

節約家で、他者の浪費を見るとイライラする面があり成金な浪費家などは大嫌い。

また、かなりのドSな癖にいざ恋愛となるとドMな面がある──と言うか、押しに弱く、恋愛に不慣れで初心で可愛らしい少女な所を自らの弱点と思ってひた隠している。

貴族然とした父親の影響から本人もノブレスオブリージュに近い考えを持ち、常に努力を怠らず、一流であろうとし、弱きを助け、悪を挫く精神性をしているが、肝心な所でミスをする遺伝性ウッカリ。

また、彼女の父親にとっての「悪」とは即ち魔術師としての「誇り」を蔑ろにする者や、自身の価値観の中でのソレであり、常人からすれば狂気の範疇であったが…早くに親を亡くした事から本人なりの善悪にとどまっており、一言で言うならば「お人好し」。

ある意味で士郎と似た者同士である。

 

 

 

ルコア【ドラゴン:ライダークラス】

 

ルコアは愛称であり、真名はケツァルコァトル、元は南米の太陽神であり、竜種…と言うか蛇神。──『翼ある蛇』の異名を持つ。

今作品では穂群原学園の体育教師。

そのワールドクラスのボディ(主に胸部)は小林さんちのメイドラゴンの原作通り。

但し戦闘時にはFate/GrandOrderよりの姿になり、ルチャドールを操るあの人になる。

…笑顔ェ…

 

 

 

柳洞一成【人間:見習い坊主】

 

士郎の同級生で、生徒会長。

ぐだお…九重九狼(ここのえくろう)共友人。

凛とは犬猿の仲…若干ホモ◯モしぃ。

おまえ本当にノーマルか?

 

 

 

 

藤村大河【人間:英語教師】

 

士郎の後見人である藤村雷我氏の娘で義理の姉的存在、幼馴染とも言える。

穂群原学園の英語教師。

士郎を家族として愛し、支えてきたのだが最近はごはんをたかりにくる駄目な大人と化している、タイガーと呼ばれると吠えて怒る。

 

 

 

美綴綾子【人間:同級生】

 

凛と同じクラスで、桜とは部活の先輩にあたりどちらとも仲が良い。

凛程ではないが文武両道の美人で通っている学園の有名人。

ただ、凛とは仲良しと言うかライバルと認識しあっており、「どちらが先に素敵な彼氏を作るか」と言う勝負をしていたりする。

また、凛が衛宮を意識しているのを何処か感じており再三からかいのネタにしていたり。

また、違う意味での有名人、仲良し三人組…三馬鹿?の氷室、蒔寺、三枝ともクラスメイト。

 

 

 

すまないさん【英霊:セイバークラス】

 

愛称ジーク、柳洞寺に居候する外国人の大男。

やたらに作務衣(さむえ)が似合う。

その正体は英霊、セイバークラスの大英雄…ニーベルンゲンの歌に登場するドラゴンスレイヤー、ジークフリート。

何故、柳洞寺に現界しているのかとか、全く謎、筆者がカルデアアフターの続きをちゃんと書いたら明かされる?

 




【後書きてきなモノリス】

はい、長々書いちゃいました。
ぐだおでたよ、ぐだお。

他シリーズ、カルデアアフターシリーズとリンクしてみました。
皆んな転生した設定。

ジークもそうです。

…聖杯戦争、起きても一瞬で鎮火しそう…

まあ、ぐだぐだと話を書いて行く気まんまんです!
もし聖杯戦争はじまるならぐだおはあまりからみません、ハイ。

というわけでいろいろ書いた今回でしたが、大分…詰めすぎた感。

完全オリジナルな話でした。


それでは、皆様の感想などお待ちしています!
次回更新まで…しーゆーー!!
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