桃水晶の六尾姫   作:ココスケ

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人柱力捕虜化大作戦始動…!

たまたま居合わせた物資補給班が戦闘で無双し、木ノ葉の前線の崩壊に貢献した…というよりも、物資補給班が殆ど片付けた事により、前線にいた霧隠れの忍達は血継限界を持つ者への認識を改める事となった。

 

「メイ上忍、君麻呂、やぐら、トウカちゃん…本当に、助かりました。

あなた達がたまたま居合わせなければ…ここにいる仲間たちの半数は木ノ葉に減らされていたでしょうし、生き残った者達も消耗して体にも心にも傷を負っていたでしょう。

里の者達がなんと言おうが…あなた達は、私達にとっての英雄です。

本当に…ありがとうございました。」

 

『ありがとうございました!』

 

「皆さんを守る事が出来て、本当に良かった。

私達が居合わせる事が出来たのも、最前線で必死に戦ったあなた達がいたからです。

疲れて後処理は大変かと思いますが…後は、よろしくお願いします。」

「はっ!」

 

聖母のような笑みを浮かべるメイ上忍。

彼女がいると、いい所を見せようと男達の仕事効率が上がる。

…普段から、彼女のいる時のように頑張ってくれればいいのだが。

 

閑話休題

 

トウカちゃんの目が発光し、一瞬で消えた物資補給班一行。

 

あの3人は、これが下忍になって初めての任務だというのだから驚きである。

まぁ、今回の働きにより特例で中忍へと上がるだろう。

 

10歳にも満たない子供が前線へと送られる事に大人として情けない気持ちになるが、一上忍が上層部へ直訴するなんて出来ない。

 

出来るとすれば、これからの霧隠れをあの子達が肩身の狭い思いをしないように少しずつ変えて行くことだけだ。

 

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「早速で悪いが、次の任務へ向かってくれ。

雲隠れの人柱力2人が、戦闘地域へと向かう動きが確認できた。

雲隠れの周辺で先行部隊が待機しているので合流し、現地で説明を受けてくれ。」

 

1週間前の木ノ葉との戦いでの功績により、特例措置で中忍になり、初めての戦い。

 

相手がまさかの人柱力だ。

雲隠れでは恐らく、キラービーと二位ユギトが人柱力だろう。

 

キラービーは完璧な人柱力、ユギトもある程度力をコントロール出来る。

 

苦しい戦いになりそうだ。(負けるとは言っていない)

 

「トウカちゃん、合流地点はここよ。

木ノ葉のように霧隠れの忍に扮しているかも知れないから、確認お願いね。」

「はい。」

 

撫で撫でしながら説明するため、緊張感を持てないでいるが、一応戦場へと向かう直前である。

 

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『トウカ、そういえば…今まで尾獣化はした事無かったやね。』

「まぁ…する機会が無かったし、簡単に修行出来るものでも無いしね。」

 

里の近くで尾獣化なんてしたら大問題だ。

そういった意味では、人柱力としての戦いの経験値は向こうの方が多いのだ。

 

任務の準備をする為、一時間後に門の前に集合と言われ、5分前に来てみると、君麻呂しかいなかった。

 

「トウカ、無差別に毒ガスをばら撒くなよ?

下手したら味方への被害の方が多いって事になるからな?」

「む〜…私を何だと思って…」

「…手のかかる妹?」

 

君麻呂の不安そうな言葉に、私は頬を膨らませる。

同じ班で、修行も3人でするようになってから、手加減をしない私達(私とやぐらさん)のフォローは君麻呂が行っている。

 

私が5歳、やぐらさんが9歳、君麻呂が10歳。

君麻呂が手のかかる妹と弟の面倒を見ている形だ。…因みに、メイさんは私を猫可愛がりしている。

 

閑話休題

 

時間ギリギリに来たメイさんとやぐらさんと一緒に、指定された場所へと飛ぶ。

 

近くに先行部隊が待機しており、任務の詳しい説明を受ける。

 

目的地(最前線)へと行かせないようにすることが、私達の役目だ。…捕虜に出来たら一番いいらしいが。

護衛の忍は殺し、人柱力達は捕虜が最善と言われ、エンカウント後のシミュレーションを頭の中で行う。

 

現場へと向かい、奇襲の準備をする。

 

相手人数は10を超えるのに対して、私達は4人で戦う。

 

その差をカバーする為の奇襲だ。

モブ忍者10名を相手取るのとは訳が違うのだ。

人柱力とその護衛小隊は、原作でも名前が出てくるような実力者の可能性が高い。

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