岸波忍法帖   作:ナイジェッル

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第02話 『第一班 卒業試験』

 卒業試験からはや2日後。木ノ葉の額当てを貰い受けた合格者達は、一つの教室に全員集まっていた。皆が皆、そわそわした状態で顔見知りの友人達と話し合っている。

 そのなかでも異様な雰囲気を醸し出し、対峙をしている者が二名いた――――ナルトとサスケである。

 

 「ねぇシロウ。あれ止めなくていいの?」

 「あの二人のことか?」

 「うん。ナルト君とサスケ君、喧嘩一歩手前だよ」

 

 サスケのテーブルの上に足をつけ、ヤンキー座りをして超至近距離でガンを飛ばしているナルト。何故彼があのようなことをしているのか、シロウは呆れながらもだいたい把握していた。

 

 〝面倒な”

 

 ナルトは前々から春野サクラという女の子にゾッコンである。

 しかし、サクラ本人はナルトではなくうちはサスケに想いを寄せているのだ。

 それはナルトも理解している。故に、突っかからなければ気が済まないのだろう。

 ナルトという男にとって理屈などは二の次三の次。感情が先に出てしまうタイプなのだから。

 

 「騒動を起こすのは勝手だが、場所は選んでほしいものだ」

 

 ここ下忍の説明会は自分達の今後につて極めて重要なことを話される。そんな大切な場所で喧嘩などされてはどんな罰があるか分かったもんじゃない。

 勿論、罰を受けるのはナルトとサスケだ。

 それをみすみす見過ごせるほど、自分は冷淡な男ではない。

 できるだけ穏便にことを収めようと努力はする。結果までは責任は持たないが。

 

 「おい、ナルト。少し落ち着け―――あ」

 

 シロウが二人の仲介に入ろうとしたその時、ナルトの後ろにいた男の肘が彼の背中を押してしまい、結果、ヤンキー座りをしていたナルトはバランスを崩して――――

 

 ぶちゅうぅ………

 

 耳が腐るのではないかという擬音を発して、ナルトとサスケの唇が重なり合った。

 サクラは勿論のこと、サスケ狙いの女の子は全員目が一瞬白目になるほどのショックを受ける。サスケ狙いではない白野も気分を悪くしたように顔を真っ青にしているほどだ………これは酷い。

 

 「「お、おぇぇぇぇぇぇぇ!!」」

 

 当の本人らもそっちの世界の住人ではなく、ノーマルな方の人間だったが故に、先ほどの事故がどれほどの苦渋だったのかよく分かる。

 

 〝流石にこれはエグイな………”

 

 同じ男としてシロウはナルトとサスケに同情を禁じ得ない。

 

 「ふ、二人のファーストキスの相手が………男になっちゃったね」

 

 その教室にいた誰しもが思いながらも、口にすることはなかった爆弾発言を何の躊躇いもなく投下する白野。凍りついていた雰囲気が一変し、乙女たちの殺気が充満する。

 その多大なる殺気の矛先は、ナルト唯一人に集中している。

 

 〝ああ、なるほど”

 

 事故であれ何であれ、サスケのファーストキスを奪われた彼女達からすれば、ナルトは許されざる敵というわけか。罪な男だな、うちはサスケ。そして相も変わらず不運な男だ、うずまきナルト。

 

 「事故だってばよ事故! 本当に、本当に事故なんだってば…………!!」

 

 ボキンボキンと指を鳴らして近寄ってくるサクラに必至に弁解するナルトだが、そんなもの今の彼女に通用するわけがない。どれだけ言い繕うと、サスケのファーストキスを奪った事実に変わりはないのだから。

 

 「………どうしたのシロウ? 仲介に入らないの?」

 「冗談。流石に俺もそこまで命知らずじゃない」

 

 嫉妬心と怒りで我を忘れた女子は恐ろしいものなのだ。下手に割って入ろうものなら被害が此方にまで及ぶ。

 白野は苦笑しながらですよねー、と同意した。

 

 

 

 ◆

 

 

 

 「今日からめでたく下忍になった君達だが、その実まだまだ新米だ。本当に大変なのはこれからだということを忘れてはならない」

 

 イルカは怪我をしているのにも関わらず、いつもと変わらない調子で気遣いの言葉を発していく。ナルトがボロ雑巾のようになっていることにツッコまない辺り、やはり慣れているのだろう。流石ナルトの担任だとしみじみ思う。

 

 「えー………これから君達は里から任務が与えられるようになるわけだが、今後は三人一組(スリーマンセル)のチームを作り、各班ごとに一人ずつ上忍の教師が付き、その先生の指導のもと任務をこなしていくようになる」

 

 三人一組か。できれば白野と同じ班でありたいのだが、そんな私情が適用されるわけがない。こればかりは天に祈るしかない。

 

 「第一班は岸波白野、岸波シロウ、メルトリリスだ」

 

 白野とシロウは互いに握りこぶしを当て合う。しかも奇跡的なことに、メルトリリスと同じ班であるのも喜ばしい。何を隠そう彼女はアカデミー時代のころからの友人だ。

 

 「メルト~」

 

 白野はすぐにそのメルトリリスが座っている場所に顔を向ける。そして人懐っこい小動物のような笑顔をもって手を振った。

 長大な黒いコートで身を包んでいるメルトリリスは、まるで妹を見るかのような目をして手を振り返した。彼女は冷静を装っているが、口元が少し緩んでいる。喜んでいるのはメルトリリスも同じなのだろう。

 

 「さぁて、どんどん発表していくぞー」

 

 次々と決まっていく班はどれもこれもバランスの良い構成になっていた。あと個性やインパクトが高い。

 それらの班のなかで一番気になる班と言えば、やはり第七班だ。

 うずまきナルト、春野サクラ、うちはサスケ。

 なかなかどうして、色々と仕出かしそうなメンバーである。

 

 「ちぇっ。なんでこんな奴と一緒な班なんだってばよー」

 

 ナルトは何やら天敵のサスケと一緒の班であることに対して文句を言っているようだが、学年主席と最下位ではチームバランスの都合上、どうしても同じ班になってしまうのは道理だである。

 

 「よし! 班の発表も言い尽くしたことだし、皆には午後に上忍の先生方を紹介するからそれまで解散! 今の内に班の生徒と話でも何でもしておいた方がいいぞー」

 

 

 

 …………

 ………

 ……

 …

 

 

 

 「まさか貴方達と同じ班に入ることになるなんてね」

 「不服か?」

 「言わなくても分かっている癖に言わせようとするなんて、シロウも意地悪になったものだわ―――ええ、私は岸波シロウと岸波白野のいる班に入れてとてもご満悦ってところよ」

 「ああ、俺も長年の友人と同じ班になれたことを嬉しく思う」

 

 指定された教室にてシロウはメルトリリスと握手を交わす。

 彼女は小柄ながら忍術、体術共に高い能力を持ち合わせる優秀な忍だ。なにより他の忍には無い彼女独自の体技などがあり、それを披露する際は誰しもが目を奪われる。

 

 「「ん?」」

 

 瞬く間に二人の鼻を突く匂いが教室に充満した。

 まさかと思い、二人は勢いよく振り返ってある場所に目を向ける。

 そこには――――無言無表情でぱくぱくと激辛麻婆豆腐を食す白野の姿があった。

 ああ、さっきからなにも喋らないと思ってたら腹が減ってたのか。

 

 「あの子は本当に凄いわね。よく激辛麻婆豆腐をあんな清々しい顔で食べれるものだわ。もしかしてアレは貴方の手作りかしら?」

 「断じて違う。アレは白野が自分で調理したものだ。何故か麻婆豆腐だけは作れるんだよ」

 

 見ているだけで胃もたれしそうな紅いラー油。アレ一食で一日分のカロリーを摂取できるのではないかと思うほどだ………よくあんなものを弁当として持ってくることをシロウが許したものだ。

 何かと食に煩い彼ならばもっと健康的な自作弁当を持たせるはずなのだが。

 

 「今日はどうしても麻婆豆腐を食べたい食べたいと連呼するので仕方なく許可したんだ。普段なら絶対に許さんのだが、まぁ、なんだ。ぶっちゃけ根負けした」

 

 ―――驚いた。あの鉄の主婦が根負けしたとな。

 白野の頑固さはよく知っているが、とうとうシロウまでも打ち負かしたか岸波白野。

 麻婆豆腐の執念恐るべし。しかしああもパクパクとご飯を目の前で食べられたら此方も自然と腹が減ってくるもの。

 

 「………私達も昼食取りましょうか。正直、お腹が減ったわ」

 「そうだな………ああ、久方ぶりにアップルパイを作ってみたんだが」

 「有り難く頂戴するわ。貴方の料理は絶品だもの!」

 

 シロウの手作り料理の味を知り、尚且つ味を占めてしまっていたメルトリリスは断るという選択肢を即座に放棄した。

 

 

 

 ◆

 

 

 

 昼食を食べ終えた第一班は、各々の道具の手入れをしながら担任となる上忍の到着を待っていた。

 自分こと岸波白野は基本的な忍具しか持ち合わせていないが、あの二人は特殊を通り越して異常な武器を携帯している。

 シロウは忍具や暗器というか、もはや武具全般を常に巻物内に保管している。巨大手裏剣もあれば、火器などもある。何より自身のチャクラを練り込んだ自作の武具は、上忍をも驚かせるほどの性能を有しているとのこと。

 本人曰く、こと武具製作は得意なのだとか。お前は本当に忍なのかとよくアカデミー時代にツッコみを入れたものだ。

 メルトリリスは特注の鋼の具足を愛用する。アレもアレでかなり異常な代物だ。

 鋼の具足は攻守共に非常に優れており、しかも機動力の上昇効果が半端ではなく、着用時はアカデミー随一のスピードを出すことができる。恐らく下忍レベルを超えているだろう。

 

 今さらながらあの二人と比べると自分がとても地味に見える。というかシロウとメルトリリスが規格外過ぎるのがいけない。これだと自分の立場がないではないか。

 

 “…………あ”

 

 悶々と悩んでいたら、ある重要なことに気が付いた。

 忍者というものは地味でなんぼではないのか。目立つなぞ以ての外。邪道にも等しい。

 ならば何故へこむ必要があるのだろうか。落ち込む必要があるのだろうか。

 悩むだけ馬鹿らしい。忍然としている自分には恥ずべきことなど何一つとしてないというのに。

 

 「ふふっ」

 

 そうさ。その通りだよ岸波白野。地味ってのはいいことだ。忍ぶ者なんだから当然じゃないか。むしろ誇っていい。誇っていいのさ…………!!

 白野はきゅっきゅとクナイを磨きながらにへへと笑う。

 

 「…………」

 「…………」

 

 その異様な光景からシロウとメルトリリスは目を逸らし、ただ無心になって己が武装の調整を行っている白野は彼らの反応に気付くことはなかった。

 

 

 

 ――――教師の上忍が到着する五分前――――

 

 

 

 皆は自分の武器を納め、ちょっとした期待と緊張と不安を胸に教師の到着を待つ。

 何せこれから一年以上自分達の指導を行なってもらう上司なのだ。ぼんくらでないことを切に願うばかりである。

 

 「「―――――――」」

 

 シロウとメルトリリスは近づいてくる気配にピクリと眉を動かした。次第にコツコツと足音も聞こえてくるようにもなった。

 

 「………ふむ」

 「………へぇ」

 

 足音からして男性、それもかなりの筋肉質な長身体躯であると二人は推測する。

 ちなみに白野は全く気付いていない。

 そして静かに教室のドアを開けて入ってきたのは、二人の予想通り、長身体躯の男であった。

 髪は闇夜に透けれるほど黒く、ハイライトの入っていない精気のないような瞳、顔は整っているが何処にでもいるような印象だ。服装が他の上忍とほとんど変わらない基本的な軽装なのも相まって影が薄いようにも見える。

 

 ―――正直に言おう。かなり得体の知れない教師であると。

 一目見れば相手の実力などを測ることのできるシロウとメルトリリスであっても、全く分からないの一言に尽きている。

 彼は教卓まで足を運び、そして自分達を見据えて口を開いた。

 

 「第一班の教師に任命された言峰綺礼だ。宜しく、新米諸君」

 

 若い見た目とは裏腹に、だいぶ特徴のある低い声だ。目を瞑って聞けば40代くらいの男性の声に聞こえる。声色は威圧的なものでもなし……かといって気合が入っているようでもない。

 

 「さっそくだが、自己紹介から始めようか。ちなみに私に関しては特に言うことはない。強いて言うなら麻婆豆腐が好物だ―――では、琥珀色の瞳を持つ君から横に順々と聞いてこう。自分の名は勿論のこと、得意な忍術でも好きな食べ物でも夢でも何でもいいので口にするといい」

 

 指名を受けたシロウは椅子に腰かけたまま三秒ほど間を取って、口を開く。

 

 「岸波シロウ。基本的な忍術は概ねこなせれる。得意なものは、武具の扱いと作成だ」

 「メルトリリス。得意な忍術は水遁系。移動術、格闘戦も得意とするところよ」

 「岸波白野です。得意な忍術は幻術です。あ、食べ物は先生と同じ麻婆豆腐が好きですね」

 

 三人の簡潔な自己紹介を聞いていた綺礼は相変わらずの無表情。しかし、白野の好物を聞いた瞬間、ちょっと眉を動かした。なんというか、雰囲気も少しだけ緩くなった。

 まるで同士を得たかのような、そんな目で白野を見たのだ。自分と同じく麻婆豆腐が好物な白野に好印象を持ったのだろうか。

 

 「………成程、変わり種が二つ。凡庸が一つか。なかなか面白そうな面子だ」

 

 今のところ彼らに対する綺礼の評価はまぁまぁ悪くはない、といったところだろうか。まぁ凡庸というのは間違いなく白野のことだろう。それでも凡庸とは決して悪い表現ではないので、そこまで気にするものでもない。

 

 「自己紹介は済んだ。さっそくだが、明日から任務がある。かなり重要なやつだ」

 

 脅し、ではないな。それくらいは三人とも理解できている。

 

 「内容は、サバイバル演習。相手はこの私(・・・・・・)だ」

 「………最初にしては、随分とタチの悪い任務だな」

 「シロウに同意よ。嫌らしいことこの上ないわ」

 

 上忍相手に演習。それも任務ときた。一種の通過儀礼か何かであるのは間違いない。

 ………なんでだろう。嫌な予感しかしない。

 

 「卒業生30名中、下忍と認められるのはわずか12名。残りのものはアカデミーへ戻される。脱落率66%の超がつく難関試験だ。アカデミーの下忍になる“可能性”を持つ者を選抜する試験とはレベルが違うということを、胆に銘じておけ」

 

 嫌な予感ほどよく的中するものだ。白野は溜息を吐いた。

 

 〝この上げて落とす二段式試験を考えた人は絶対に性格が捻じ曲がっている”

 

 ………

 ……

 …

 

 「それでは明日、楽しみにしている。私を落胆させてくれるなよ」

 

 言うべきことを言った綺礼は仕上げとばかりに三人に集合場所、日時などを細かく書かれているプリントをぱっぱと渡してスピード退室。

 不安を煽るだけ煽ってのこの所業。あの教師も相当性格が捻じれていると見える。

 ここまでされたら一発ぎゃふんと言わせなければ気が済まない。

 シロウは渡されたプリントをくしゃりと握り潰し、席を立つ。

 

 「一応、返事は分かってるけど聞いておく。お前達は今、戦意はあるか?」

 「「あるに決まってる………!」」

 「上等。ならば、やることは唯一つ………一泡吹かせるぞ、あの言峰綺礼に」

 

 ――――この瞬間、間違いなく第一班の心が一つになった。

 

 

 ◆

 

 

 ――――翌日――――

 

 集合場所の『訓練場』に集まった三人全員はやる気に満ちていた。

 試験の場となる此処には身を隠せる森林があり、水の溜まった大池があり、平地もある。戦う場所としてはこの上なく条件がいい。

 

 「ここなら多少、爆薬を用いても被害は少ないか………」

 

 シロウはかさばらない程度に巻物を体中に隠し持っている。

 彼は己の自信作と言える武具が収納されている巻物を『全て』持ち出してきたので本気も本気、超がつくほどマジなのだと分かる。

 外套も場所に合わせて風景に馴染めるよう、迷彩色に変えており戦うことに余念がない。

 

 「さて…と。精一杯 頑張るとしましょう」

 

 メルトリリスはすでに鋼の具足を装着済み。彼女は具足の着用時にはスカート、ズボンも何もはかない。スパッツだけで下半身を覆っている状態だ。

 やはりメルトリリスの具足装備状態は、幼いながらも妖艶な色気を感じさせてならない。

 

 「全力でいきます……!」

 

 そして白野は、シロウ特性の紺色の和服(着物)を着用している。

 地味であり軽装に見えても侮ることなかれ。あの鉄壁の保護者バリバリの男に仕立て上げられた着物の防御力は生半可なものではない。しかも驚くほど軽いのだ。

 

 「やる気は十分、といったところか。ふむ、心構えに関しては問題ないようだ」

 

 上忍の緑ベストを着用せず、黒の長袖Tシャツ、長ズボンと舐めきった軽装で自分達と対峙する言峰綺礼………いいだろう、その不敵な笑みを浮かべている顔を驚きと苦渋の表情で染めてやる。

 

 「ルールの確認をするぞ。私の腰には二つの鈴がある。これを昼までに奪い取ることが課題だ」

 

 綺礼は淡々とした口調で再確認を取っていく。

 

 「鈴を取った者が合格。取れなかった者は失格。つまり、どう足掻いても一人は確実にアカデミーに戻されることになる」

 

 この試験には裏がある。それに白野、シロウ、メルトリリスは感づいていた。

 説明会ではイルカから『三人一組上忍一人』で任務をこなすよう説明を受けていた。なのに何故、一人を必ず欠かすような試験内容にする。明らかに矛盾しているし、これでは仲間割れを起こせと言っているようなものだ。

 恐らく、これは自分の利害に関係なく、チームワークを優先できる者を選抜するための試験なのだろう。それに個人プレイで上忍を相手しようなど無理難題としかいえず、現実的ではない。

 

 「手裏剣やクナイのような武器の使用を許可する。忍術もだ。まぁ、言わずとも分かっていると思うが私を殺す気で来い。でなければ誰一人として合格は出来んぞ」

 

 そのようなこと言われずとも分かっている。たかが新米下忍の自分達が、生半可な意志で上忍から物を奪えるわけがない。やるのならそれ相応の覚悟が必要だ。

 

 「以上でルールの確認は終わりだ。お前達、準備はいいな?」

 

 皆はこくりと頷く。綺礼は死んだ目で自分達を見据える。

 

 「では、始めようか。

 ――――――スタートだ―――――――」

 




 今更ながら男1人、女2人の三人組編成はちょっとバランス悪かったと反省しています。メルトリリスではなく李書文(アサシン)先生にしたら方がバランス良かったかな………?
 まぁ言峰もいることだし、別にいいかと開き直りました。

 メルトリリスの具足は本編のままだと身長190㎝代になってしまうので、色々具足設定を弄らせてもらいました。このSSの具足は本編のアレほど長大ではなく、普通のサイズ。つまり着用しても身長はちょっとしか変わりませんし、190㎝代にはなりません。145cmがせいぜいです。形状は本編のものを通常サイズにした感じ。

 このSSの麻婆神父は心の歪みがない(美しいものを美しいと思える)ため、唯Sっ気の強い人になっています。じゃないと絶対あの人裏切るもしくはラスボスになりますから。
 しかしそのため言峰綺礼という魅力を大幅に削ってしまった感があります。歪みあっての綺礼でしたからね………。

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