創作者の冒険~萌えもんで欲望を~   作:牙の道化師

116 / 120
存在意義と存在証明

~タマムシ・萌えセンター~

 

ある一室。

其処にはミュウツーがベッドで寝ていた。

 

ジョーイ「もう大丈夫ですよ。落ち着きました。」

作者「そうですか……ありがとうございます。」

 

ジョーイは部屋から出て行った。

 

作者「それで、どうします?フジ老人。」

フジ老人「………。」

フジ老人は佇んでいた。

 

フジ老人「どう、すれば良いのかのぅ……。」

作者「……解らない、ですね。」

フジ老人「結局の所、ワシは罪を償った気でいた。この子は苦しんでいただろうに。自分の存在とは何か解らぬまま生きてきたのだろうな。あの洞窟で。」

作者「………。」

フジ老人「謝る事で彼女の時が戻るなら謝る。だが、戻っては来ない。ワシは……。」

作者「………老人。」

フジ老人「……なんじゃ?」

作者「確かに、あんたは人として許されない事をした。だけど、あんたはこいつの生みの親だろ?だからって訳じゃ無いけど、あんたは目を逸らしちゃいけない忘れちゃいけない。こいつの存在を否定しちゃいけない。それが、あんたの出来る唯一の事なんじゃないかな?」

フジ老人「………。」

 

 

しばらくの時が過ぎた。

 

 

フジ老人「そうかも知れんな、ワシは忘れないよ。そして、伝えていく。もう二度とあんな悲劇を繰り返さない様に、孤児院の子供や町の人達に伝えていこう。」

 

そしてフジ老人は帰り際にこう告げた。

 

フジ老人「もし、彼女が眼を覚ましたら伝えてくれんかのぅ?」

作者「どんな伝言を?」

フジ老人「許してくれとは言わない、じゃが君の事は絶対忘れないと。」

作者「解りました。」

 

こうしてフジ老人は帰っていった。

 

 

 

作者「もう起きて良いと思うけど?」

ミュウツー「………ふん。」

 

どうやら起きていた様だ。

 

作者「んで?どうする気だ?」

ミュウツー「……どうもしない。」

作者「寛大だな。」

ミュウツー「あんな老いぼれ、ほっとけば死ぬだろう。手を下すまでも無い。」

作者「本当にそうなのか?」

ミュウツー「………ふん、一応は“親”だからな。」

作者「さいで。」

ミュウツー「それよりもだ。」

作者「ん?」

 

作者は疑問符を浮かべる。

 

ミュウツー「あの時、私の眠りを妨げた者は私の血を取っていったらしいな?」

作者「ああ。」

ミュウツー「では、どうする気だ?」

作者「攻め込むに決まってるだろ。このまま奴等の好きにはさせないさ。」

ミュウツー「当たり前だ。私の血を使うなど1000年速い。」

作者「何故1000年?」

ミュウツー「何となくだ。」

 

こうして、今日が過ぎていく。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。