でも、実際に試練を受けてるのってドラゴンタイプが殆どな気がする。
1度萌えもんセンターに戻った作者達。
それからしばらく修行したのであったが、その日はいつもと違った。
そう、決して忘れない出来事が起きた。
進化とは、萌えもんの能力が飛躍的に上がる成長であり、己の努力を実らせた結果でもある。
しかし、特定の萌えもん達にとって進化とは“試練”である。
己が己でいられるかどうかの。
~ニビシティ・宿泊室~
カメール「熱い……、けど今回は進化のシーンがあるから……耐えられる!」
作者「このチョコチップうまい。」
カメール「放置プレイですね、解ります。」
作者「まぁ、もう耐性ついたし。」
しばらくして、カメールはカメックスに進化した。
カメックス「よっと。」
ガシュン!
シュコン!
腋の下から大砲の様な物を出し入れしていた。
作者「お~!凄いな!」
カメックス「えへ~!ボクに掛かればこれくらい訳無いよ!」
作者「ここから砲弾でも出るのか?」
カメックス「……水鉄砲くらいかなぁ。」
作者「そうか、いつか出せるだろ。」
カメックス「そうだね。そうそうマスター。」
作者「何だ?」
カメックス「抱き枕にしても良い?というかするね。」
作者「待てやこら、強制かよ。」
カメックス「抱きしめながら耳元で<放送禁止用語>を囁きまくるから。一晩中。」
作者「拷問だ!」
そんなやり取りの中、ゴマゾウが慌てて走って来た。
ゴマゾウ「大変!コイキングが大変!」(陽気)
作者「どう大変なんだ?」
ゴマゾウ「いきなり倒れた。寒いって言ってた。」
作者「今行く!」
~青年爆走中~
作者「コイキング!」
キルト「マスター!大変です!」
作者「事情は聞いた!どうなってるんだ!」
ニドリーノ「見た感じでは進化の兆候なのですが……。」
作者「進化って……、いつもは熱いって言ってるだろ。」
ロトム「あれは努力した結果が力に変わる事で起きる現象なんだ。」
作者「じゃあコイキングは何の努力もしてないから進化しようとしてるのか?」
パラス「それは違います。」
パラスが重そうな分厚い辞書を持って入ってくる。
作者「違うって?」
パラス「これは“龍の試練”です。」
作者「龍の試練?」
パラス「特定の萌えもんが進化する際に起きる現象なんです。コイキングは進化するとギャラドスになります。」
ロトム「ギャラドスって、あの凶悪萌えもんの!?」
作者「凶悪は無いだろ、いくら何でも。」
ニドリーノ「彼女の知識は間違ってませんよ。」
作者「どういうことだ?」
ニドリーノ「元来、コイキングという萌えもんは弱いイメージが強く、相手にもされません。だからなんでしょうか、彼女達は周りを憎みます。」
作者「……何だと?」
ニドリーノ「相手にされない悔しさと、自分には無い力を他者が持っている事を無意識に嫉む傾向があるのです。そうして進化した彼女達は世を憎み暴れる萌えもんになってしまうのです。」
作者「そんな……!こいつもそうなるってのかよ!」
ロトム「落ち着け主人、話は最後まで聞くんだ。」
作者「……続けてくれ。」
ニドリーノ「さて、先ほどもパラスが言った通りドラゴンタイプの萌えもんは龍の試練にぶつかります。龍の試練とは、強大な力を得る時に訪れる試練です。その試練に打ち勝てば正気を保ち、その力を制御できます。」
作者「勝てなかった場合は?」
ニドリーノ「………狂います。」
作者「な……!」
パラス「それほどまでに大きいという事なんです。負けた萌えもんは狂気に飲まれ暴れ、最後は周りを巻き込みんで死にます。」
作者「……俺達はただ見てるしかないのか?」
ロトム「僕達にできる事は信じる事だけだよ。」
沈黙が部屋に流れる。
作者はコイキングのおでこを触る。
―――氷よりも冷たかった―――
作者はその瞬間、指示を出す。
作者「キルト。」
キルト「は、はい。」
作者「体温が温かい萌えもんをボックスから呼んで来て。ロトムは毛布を、ニドリーノは湯たんぽをジョーイさんから貰って来て。パラスは俺と一緒にコイキングの体を擦って。」
4人『え?』
作者「頼む。信じる事しか出来ないのは解ってる、だが何もせずにいるのは嫌だ。」
作者は頼んだ。
トレーナーとは萌えもんの主である。
普通のトレーナーは“命令”として言うだろう。
しかし、作者は“頼んだ”のだ。
だからこそ、4人はその頼みを叶えたいと思った。
4人『解った!』
―――そして、舞台は精神世界にに移る―――
次回、精神の試練と問い。
さて、⑨脳はどう判断するのか。
ここまで展開をかっこよくしてみた。
でも実際に作者が出来る事って呼びかける事しかできないんだよね。