切ねぇ……。
~回想・トキワの森・出入り口・トキワ方面~
2人の萌えもんが森から出てくる。
まだ作者と出会う前のウェルとくいんだった。
くいん「……悪かったな。アタシの所為で……。」
ウェル「気にしないでください。……仕方なかった事です。」
くいん「でもよ……、“あれ”さえなければあんたまで追放される事は無かった……!」
ウェル「………自分はあの女(ひと)さえ護れたからそれで良いです。」
くいん「でも……!」
ウェル「良いんです。………これで良かったんです。」
そして、3日後に作者達に捕獲された。
~終了~
作者は22番道路に向かう途中、ウェルが出会う前の話をしていた。
作者「……何があったんだ?」
ウェル「些細な事です。」
くいん「嘘を付くな嘘を。」
作者「で、何があったんだ?余り込み入った話とかは聞かない様にはするが、今の話を聞いたらそうもいかないぞ。」
解りましたよ、とウェルが話を続けた。
~回想・ニドラン達の群れ~
まだ進化もしてない頃、ウェルとくいんとニドラン♂・ニドラン♀で遊んで居た。
その日は森にトレーナーが入ってきていたらしく、見に行く事になった。
でも、そこに居たのはトレーナーでは無かった。
―――漆黒を纏った男―――
その男はウェル達を見つけたが、無視して行こうとした。
だが、くいんがその態度が気に入らなかったらしく勝負を挑んだ。
……結果は勝てる訳も無く、瀕死になった。
普通なら此処で終了だった。
だがあろう事か男は萌えもんに技を命じた。
男「噛み砕く。」
アーボック?「がぁぁああああ!!!」
その時、ウェルとニドラン♂が直ぐにくいんを救出しに走る。
しかし、ニドラン♂が技に当たり危険な状態に陥った。
その後、何とか逃げた4人。
ニドラン♂も持ち直した。
だが、ニドラン♂はその群れの息子だった。
激怒したのはその父親。
処分は群れからの追放だった。
だがウェルだけは彼女を庇った。
その結果、ウェルも追放となった。
追放される事になったウェル。
その日、ニドラン♀がウェルに会いに来ていた。
ウェル「君か……。」
ニドラン♀「行っちゃうの?」
ウェル「それが処分だからね。」
ニドラン♀「なら私m「駄目だ。」……え?」
ウェル「君はもう少し大きくなったら群れから出られるだろ?」
ニドラン♀「でも!」
ウェル「幸せに。」
この2人は婚約者だった。
と言っても、ままごとであったが。
それでも、2人は互いの事を好いていた。
そして、ウェルとくいんは群れを出た。
~回想終了~
作者は黙って話しを聞いていた。
ウェル「あれからかなり時間は経ちました。もう自分の事など忘れているでしょう。」
作者「………。」
作者は何と言えば良いか解らなかった。
気の利いた言葉を言った所で気休めにしかならない。
それでも、彼言葉を紡いだ。
作者「そんな事は無いよ。」
ウェル「……何故、そんな事を言い切れますか?」
作者「気休めにしかならない言葉なのは解ってる。でもさ、誰かが思ってくれているなら忘れないさ。」
ウェル「自分が忘れていなければ覚えてくれていると?」
作者「ああ。」
ウェル「……そういう事にしときましょうか。」
そして、22番道路にたどり着く。
作者「此処に居るのか?」
ウェル「解りません。ただ……そんな予感がしたんです。」
作者「そっか。」
すると、草むらからニドラン♀が出てきた。
ニドラン♀「あ……。」
ウェル「………久しぶり、かな?」
ニドラン♀「もしかして、ニドラ君!?」
作者「お前の名前か?」
ウェル「群れ内での愛称ですよ。……久しぶりだね、ランニ。」
ニドラン♀「……何だか、大きくなったねぇ。」
ウェル「成長期だったからね。」
作者・くいん『嘘付け。』
ニドラン♀「ええ!?ラニーちゃんなの!?」
くいん「おぉ!久しぶり!」
しばらく、同郷達で話をしていた。
話によると、あの後しばらくしてから群れから出たらしく入れ違いだったらしい。
この後、ニドラン♀も旅に付いて来る事になった。
ただ、ウェルとの体格差もあるので早く進化して同じ視線を見たいらしい。
……ウェルは何故か不安を感じたのは余談である。
尻に敷かれるウェルの未来が見えるぜ…。