~セキエイ高原・萌えもんリーグ~
作者達はチャンピオンロードの猛者達を撃破してリーグにたどり着いた。
とりあえずはレベル上げをして四天王戦を攻略しようと修行したのだったが……。
~リーグ宿泊施設~
作者は四天王の事について調べていた。
作者「水氷使いのカンナ・格闘使いのシバ・亡霊使いのキクコ・龍使いのワタル・そして最近チャンピオンになった誰かか…。」
作者は思った。
―――最後の1人についての情報が無い―――
作者「秘密主義なんだろうか?」
そんな思考に耽っていると、足音が聞こえてきた。
シリス「作者!大変だよ!」
作者「どうした?」
シリス「チルナが……紅く光ってるんだ!」
作者「……どういう事だ?」
シリス「良いから来て!」
作者「解った!」
~別室~
部屋は紅い光に包まれていた。
作者「一体どうなっているんだ!?」
そう叫ぶ程部屋は紅い。
中に居たのは倒れているチルナ、心配しているチルド、深刻な顔をしたカイアの3名。
作者「どうしたんだ!?」
チルド「作者!大変なんだ!」
カイア「此れは……不味いわよ…!」
作者「どういう事なんだ!?」
カイアの顔は焦りの顔だった。
作者はこの顔を見た事があった。
チルドが龍の試練を受けた時、ムロンが浮かべた表情にそっくりだった。
作者「龍の試練か!?」
カイア「……違う。」
作者「……え?」
カイア「此れは……“歪みの試練”よ…!」
作者「……なん……だよそれ…?」
ムロン「僕が説明するよ。」
部屋にムロンが入ってきた。
作者「解るのか?」
ムロン「此処最近ボックス内で暇だったからね。調べられる事は調べたのさ。」
そして、ムロンから説明があった。
解りやすく説明すると、色違いは元々特異な存在であった。
突然変異で生まれた者も入れば、意図的に創られた場合もある。
生まれた時から色違いだった場合は特に問題は無い。
しかし、意図的に生まれた色違いは別だ。
それは生き物の“進化”を侮辱した行為に等しい。
よって、龍の試練は歪み、歪になる。
これを“歪みの試練”となる。
この時、試練に耐えられず進化した者は狂う所の話じゃ無い。
最早全てを滅ぼさなければ止まらない存在になる。
止めようにも色違いは元々特異な体質、能力が元々高かったのにそれを10倍に引き上げた力を発揮する。
命を賭けてまで止める以外に術は無い。
ムロン「……これが、歪みの試練。そして、人の愚かさに生まれた結果だよ。」
作者「………。」
ムロン「……どうする?今ならチルナの“命”を奪う事で止められるよ?」
ドンッ!
作者の拳が壁に穴を開けた。
作者「その案は無い。」
ムロン「じゃあどうするのさ?」
作者「……此れは歪んだ試練なんだろ?」
ムロン「……主人。」
作者「お前は俺に危険な事をしてほしくなかったから、あの案を出したんだろう?」
ムロン「……敵わないなぁ。」
作者「安心しろ、戻ってくる。」
ムロン「ああ、行って来たまえ。」
因みに、ムロンがヒロインでは無いけれど何となくこうなった事に対しキルトが滅茶苦茶妬んでた。
そして、作者はチルナの頭に触った。
―――世界が反転する――
~歪な心理階層~
作者は辺りを見回す。
―――紅い―――
さながら血の色だ。
作者「やれやれ、とっととあいつを見つけますか。」
浮遊感があるが歩けるみたいなのでしばらく歩いた。
少し立つと研究所みたいな建物が“半壊”した状態であった。
作者「……まったく、馬鹿な事をした奴等が居たもんだな…!」
怒りを露にする。
しかしそんなことよりも身体は動いていた。
声はチルナを呼んでいた。
作者「チルナー!何処だー!」
そう叫んだ時、チルナの“慌てる声”が聞こえた。
チルナ「作者避けて!」
その瞬間、が2階から壁を飲み込みながら“紅い破壊光線”が襲ってくる!
作者「―――こなくそぉ!」
力の振動を脱し横に避ける作者。
作者の居た場所は光線が大地を抉り、マグマを生み出した。
作者「……出鱈目だな。」
そんな言葉しか出ない。
その時、反対側にチルナを見つけた。
チルナ「作者ー!大丈夫!」
作者「大丈夫だ!問題ない!」
とりあえずお互いの安否を確認した。
作者「しかし、此れは…。」
チルナ「……赤いギャラドスだよ。」
作者「……そうか。」
沈黙が流れる。
しかし、そんな沈黙は怒号によって砕かれた。
ガアアアアアアッ!!!!!!!
最早言葉をするのも不快と言わんばかりに、上空から赤いギャラドスが舞い降りた。
着地地点にはマグマがあったが、“竜巻”を起こし四散させ消した。
作者「何て野郎だ。」
しかし、この試練をどうにかしないといけない状況ではあった。
なので、チルナに聞く。
作者「この試練はどうすれば達成なんだ?」
チルナ「……解らない。」
どうやらチルナ自身も解ってない。
作者(今までは戦いか問いのみ、となると此れは―――)
そんな思考を消さんと言わんばかりに赤いギャラドスが作者を睨みつける。
作者「―――!?」
チルナ「作者!?」
蛇に睨まれた蛙―――この場合は龍に睨まれた愚者とでも言うべきか。
兎も角、現状は最悪と言える。
赤いギャラドスが口に“光球”を溜める。
作者(―――不味い!)
しかし、それは阻止された。
チルナ「えぇーい!」
ドンッ!
赤いギャラドス「!?」
チルナの体当たりが当たりバランスを崩した赤いギャラドス。
その隙に作者の元に行くチルナ。
チルナ「大丈夫!?」
作者「あ、ああ何とか。」
しかし、赤いギャラドスが再び光球を為発射する準備をした。
チルナ「させないよ!」
作者の前に出て手を広げ庇う姿勢を取るチルナ。
そして、紅い破壊光線が発射されるその瞬間!
―――作者がチルナを庇った―――
~???~
暗い空間。
其処にチルナが居た。
チルナ(あ……れ…?僕……どうし……!?)
――作者がチルナを庇った――
その記憶を思い出す。
チルナ(まさか―――!)
???「安心しろ。」
声が暗闇から聞こえてきた。
チルナ(誰?)
???「あの男は我の攻撃で外に出た。」
チルナ(まさか…赤いギャラドス!?)
先程攻撃をしてきた赤いギャラドスが話しかけてきている。
しかし、会話が出来るなら何故攻撃をしてきたのか?
赤いギャラドス「簡単な話じゃ。我等は人間を好かん。」
チルナ(でも、出会った時も喋らなかったよね?)
赤いギャラドス「人間なんぞに力を貸す子孫も好かん。」
チルナ(なるほど。)
子孫―――やはりこの赤いギャラドスはかつて暴れていたギャラドスなのだろう。
赤いギャラドス「しかし―――自分の身しか考えん人間がこの世界に来て、あまつさえ身を挺してお主を護るとはな。」
チルナ(作者はそんな人間なんだよ。)
赤いギャラドス「ただ単に馬鹿なだけじゃろ。」
チルナ(否定出来ない…。)
赤いギャラドス「まぁ良いわぃ。ほれ。」
赤いギャラドスが暗闇から手を伸ばす。
チルナ(え?)
赤いギャラドス「良いから握れ。」
そう言われ、握りかえすチルナ。
その瞬間、チルナの金色の身体が“赤いギャラドス”になった。
チルナ「え?え?」
赤いギャラドス「力をくれてやったのじゃ。狂わない力をのぅ。」
チルナ「良いの?」
赤いギャラドス「お主とあの馬鹿なら問題ないじゃろ。ではな。」
そういって、暗闇だった世界が光輝く世界になった。
そして、チルナの意識が再び沈んだ。
~別室~
作者は眼を覚ましていた。
作者「大丈夫なんだろうか?」
ムロン「光が収まったから何とも言え無いね…。」
カイア「大丈夫よきっと。」
シリス「どうして解るのさ?」
チルド「あたいの弟子だから!」
チルド以外『はぁ…。』
チルド「何でため息!?」
そんなやり取りをした直後。
チルナ「う~ん…。」
進化したチルナが眼を覚ました。
作者「チルナ!」
チルド「大丈夫か?」
チルナ「あ…、皆…。」
とりあえず、意識ははっきりしてるみたいなので安堵の息を吐いたメンバー。
作者「何はともあれ、お帰り。」
チルナ「ただいま!」
こうして、今日が終わっていく。
~おまけ~
とりあえず、ごたごたが終わった作者は温泉施設の風呂に浸かっていた。
露天風呂だ。
このリーグは色々と施設がある為、旅館宿は勿論ホテルなどの宿泊施設などもある。
デパート程では無いが、色々と売られている。
カジノでは無いがゲームセンターもある。
まぁそんな事ははどうでも良い。
大事なのは、この後起こる“サプライズ”なのだから♪
作者「ん?何で寒気がするんd」
ガラッ!
中風呂のドアが開いた。
作者「誰―――!?」
チルナ「………。」
其処に居たのは、タオルを巻いた(巨乳)のチルナが居た。
作者は慌てて振り返る。
作者「ちょっ!?どうした!?」
チルナ「………。」
しかし、チルナからの返事は無い。
そのまま作者が入っている湯に浸かった。
沈黙が流れる。
不意にチルナが“年寄り口調”で話しかけてきた。
チルナ?「やれやれ、こやつの主は度胸が無いのぅ。」
作者「…………ゑ?」
チルナ?「どうかしたかぇ?主殿?」
作者「……誰だあんた。」
チルナ?「やれやれ、あんなに我の熱い思いをぶつけたと言うのに…。」
よよよっと、嘘泣きをする“赤いギャラドス”。
作者「何ともまぁ、あれか。あの時の。」
赤いギャラドス「左様。」
作者「あいつはどうした?」
赤いギャラドス「安心せい、ちゃんと存在しておる。」
作者「そうか、そいつは良k」
赤いギャラドス「この格好でお主の前に来ている所見て赤面して気絶しておるわ。」
作者「全然良くねぇぇぇぇえ!?」
赤いギャラドス「うるさいのぉ。」
作者「いや、人格が変わっても意識あるの!?」
赤いギャラドス「我位になれば造作も無いわぃ。」
まぁ、そんな感じのやり取り。
不意に作者が尋ねる。
作者「あんたに名前は無いのか?」
赤いギャラドス「……名など、等の昔に捨てたわ。」
作者「……そうか。」
とりあえず、作者は風呂から上がり中風呂に向かおうとした時、振り返らず赤いギャラドスにこう言った。
作者「紅(くれない)」
赤いギャラドス「……何じゃと?」
作者「あんたの名前だ。嫌だと言ってもそう呼ばせてもらう。」
そういって中風呂に入っていった。
残された紅は、何処か懐かしい顔をしていた。
紅「まったく、見た目も性格も違うと言うのに。」
紅の名前は昔捨てた名前だった。
でも何処か懐かしい顔で、何処か嬉しそうな顔だった。
―――汝、悲しみを乗り越えた―――
書いた後思ったのは「あれ?これチルナがヒロインだっけ?」ということ。
あと別にフラグじゃない。
しかし、赤いギャラドスを二重人格にした理由はある都市伝説が理由だった気がしないでもないし、金バージョンでのシナリオが関係していたと思う。