Infinite Cyberse〈インフィニット・サイバース〉   作:ネヘモス

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遊作vs.セシリア。
セシリアの意外な一面明らかに!?

※あ、黒の剣士ってタイトルにありますが、二刀流のあの人は関係ありません。


第1試合 黒の剣士vs.青の雫

クラス代表決定戦当日。遊作とAiは情報整理と機体の最終調整を行っていた。

 

『相手のセシリア・オルコットの専用機はイギリスの第三世代「ブルーティアーズ」。デコード・トーカーともエンコード・トーカーとも相性が悪い機体だな』

 

ブルーティアーズースターライトmkIIIを主武器とする遠距離戦闘型のIS。そして、その最たる特徴が、「ティアーズ」と呼称されるビット。個数は、レーザービットが4機、ミサイルビットが2機の計6機。レーザーで牽制しつつ、スターライトmkIIIで攻撃なんてコンボを決められたらたまったもんじゃないが、唯一の救いは

 

「オルコットがティアーズとISを同時に操作できないことか。そうでなくても厄介だが…。Ai、今回は遠慮無しだ。最初からデコード・トーカーで行く」

 

『奇遇だな、俺も同じ事を考えてたよ』

 

『藤木。準備が出来たらアリーナに向かえ。今にもオルコット(あの自惚れ)がキレそうだ』

 

プライベートチャネルから千冬の声がした。どうやらオルコットのあの発言は世界最強(ブリュンヒルデ)の逆鱗に触れたようだ。

 

「行くか…。来い!デコード・トーカー!!」

 

遊作はデコード・トーカーを纏う。そして、

 

「企業『SOLテクノロジー社代表』藤木遊作、行かせてもらう!!」

 

「LINK VRAINSの黒騎士」と恐れられるモンスターの姿のIS、デコード・トーカーがアリーナに降り立った。

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その頃、観客席。

 

『えっ?藤木君のISって、全身装甲なの!?』

 

『しかも、専用機!?いいなー、やっぱりISを動かせる男は特別なのかなー』

 

「ねぇ、かんちゃん…?」

 

「何も知らない癖に…」

 

私は知っている、あの専用機がどれだけ大変な思いをして作られたものかと言うのを。織斑一夏(1人目)とは違い(天才(篠ノ之束)の力を借りたとしても)1から専用機を作った、その苦悩を、当の本人から教えられた。

 

(遊作、貴方は織斑一夏(姉の七光り)とは違う。だから、セシリア・オルコット(女尊男卑に染まった傲慢な女)なんかに負けないで!)

 

私は、拳を握りしめてひたすらに願う。ところが、

 

『私が唯一尊敬しているあの人(・・・)の、Playmaker様のエースモンスターの姿で出てこないで下さい!!』

 

セシリアの放った一言が、私の心を揺さぶった。

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同時刻、アリーナ

 

「どういう意味だ、オルコット」

 

「言葉通りの意味でしてよ?私の、この世で唯一尊敬している男性、Playmaker様を侮辱することは私が許しませんわ!!」

 

遊作は試合開始の合図と同時に放たれたスターライトmkIIIのレーザーを躱しながら問う。

 

「その姿で私の前に出るのは、私が許せないんです!お行きなさい、ティアーズ!!」

 

セシリアのISからファンネルの様な小さな機械、レーザービットが遊作の、デコード・トーカーのシールドエネルギーを削りに来る。だが、

 

「甘いな、速攻魔法『スケープゴート』!そして、ゴートユニットをリリースして単一仕様能力『アビリティ・ディスコネクション』発動!!」

 

バチィという効果音と共にレーザービット、更に本体のミサイルビットが無効化された。

 

「なっ!?この…!!」

 

セシリアは慌ててスターライトmkIIIを構え直そうとするが、

 

「遅い!」

 

それよりも速く遊作が瞬時加速によりゼロ距離まで迫り、デコードセイバーを振り下ろしてスターライトmkIIIを破壊した。そして、

 

「これで終わりだ。デコードエンド!!」

 

返す太刀でブルーティアーズを袈裟斬りにした。

 

『ブルーティアーズ、シールドエネルギーエンプティ。勝者、藤木遊作』

 

その剣撃がブルーティアーズのシールドエネルギーを全て削り切った。

 

1年1組クラス代表決定戦

1回戦勝者、藤木遊作

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「そんな!?キャアァァァァァ!!」

 

ブルーティアーズのシールドエネルギーが無くなり、空中から落ちるセシリア。そして、それを助けたのは

 

 

Playmaker(自分が唯一尊敬している男)のエースモンスターの姿で現れ、自分を圧倒した藤木遊作(2人目の男性操縦者)だった。そして、セシリアは既視感を覚える。

 

セシリアは代表候補生であると同時にもう一つの顔を持っていた。そのもう一つの顔とは

 

LINK VRAINSのプロ決闘者「ブルーエンジェル」。彼女もまた、サイバースという不思議な種族を操るPlaymakerに一度だけデュエルを挑んだ事があった。結果はPlaymakerの逆転勝利、土壇場で発動するPlaymakerのスキル「Storm Access」により彼のエクストラデッキに加わった、白いサイバース族モンスターにワンショットキルを決められた。そして、その時の衝撃波で危うく(バーチャルとはいえ)地上10メートルはあろうか場所から放り出された。

その時、助けてくれたPlaymakerと藤木遊作の姿がダブって見えたのだ。ちなみに、助けてくれたのはいいのだがその姿勢がお姫様抱っこだったから速攻でログアウトした。専属メイドにその事でからかわれたのは今となってはいい思い出だ。

 

(まさか、この人が、Playmaker…?)

 

意外と確信をついた疑惑を持ちながら彼女は3戦目に備えることにした。

 

続く第2試合は、藤木遊作vs.織斑一夏。




やっちまったぜ☆
???「今明かされる衝撃の真実ゥ~」

という訳で、この作品ではセシリア・オルコット=ブルーエンジェル。理由はティアーズのレーザーはチクチクダメージを与える、そして、ブルーエンジェルが使う【トリックスター】もチクチクダメージを与える、更に、両方ともイメージカラーは青だから。
ちなみに、セシリアは原作でも日本語流暢だったから通るかなって(´・ω・`)
まあ、最大の理由は

表ではデュエルと無縁そうな代表候補生が実はプロ決闘者とか最高に萌える(燃えるでも可)展開だと思うんです!(`・ω・´)キリッ

さて、2戦目はvs.ワンサマー。そろそろあいつの出番かな?
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