Infinite Cyberse〈インフィニット・サイバース〉 作:ネヘモス
遊作vs.一夏、勝つのはどっち!?
※誤解を招く箇所があったので修正しました。
「さて、どうにかオルコットには勝てたが…」
『どちらかといえば、問題は織斑一夏の白式だな』
そう、問題なのは恐らく次の試合だ。織斑一夏の白式ー恐らくは「白騎士事件」のIS、白騎士の後継機であろう機体。
その最たる特徴、それは白式の単一仕様能力「零落白夜」。自分のシールドエネルギーと引き換えに相手に直接ダメージを与えるという、かなりピーキーな能力。しかも、世代的に見ると
『スペックが
「これは、
『了解!』
デコード・トーカーを展開し、遊作はアリーナに降り立った。
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アリーナで相対する
「おい、何だよあの戦い方!?お前、相手は仮にも女の子だぞ!?男として恥ずかしくないのか!!」
「お前こそ、何を言っている。仮にも国家代表候補生に対して全力をもって挑まない時点で、失礼に値すると思わないのか?」
「折角の2人目の男性操縦者だから、仲良くなれると思ったのに…!」
織斑一夏が、得物の雪片弍型を中段で構える。
「悪いな。お前と俺とでは分かり合えない理由が3つある。1つ、俺はお前のうっかりのせいでIS学園に転入させられた。俺の意思はそこには存在しない。2つ、お前の機体は姉からのお下がり、しかも、お前が気づいてるかは知らないが、かなりピーキーな機体だ。それを扱えるかも分からない実の弟に託すとは、
「俺の家族を、千冬姉を馬鹿にするなあぁぁぁぁぁぁ!!!」
意識してかせずかは分からないが、雪片弍型の装甲が展開し、そこからエネルギーの刃が発生する。そして、真正面から突っ込んできた。
遊作はその動きを予想していたので、その動きを回避する。
「速攻魔法『スケープ・ゴート』を発動。そして、カードをセット」
すかさず、デコード・トーカーの後ろにゴートユニットが4体、そして、1枚の伏せカードを伏せた。
「男なら、正々堂々と戦いやがれぇ!」
もう一度突っ込んでくる一夏。正直、遊作もAiもうんざりしていた。
『もう、やっちまえ。遊作』
「ああ、罠カード『リコーデッド・アライブ』!!」
ドカアァァァァァァァァン!!!!
デコード・トーカーが爆風に飲み込まれた。
「よし!これで俺の勝ち…!?」
だが、遊作を、
爆風が晴れて、現れたのは
デコード・トーカーによく似た白の機体。その名を、
「Playmakerの操るもう1体のサイバース…」
それは、
「どうなってんだ!?さっきまでデコード・トーカーだったはず…。何だよ!?なんでお前の機体の名前がエンコード・トーカーに変わってるんだよ!?」
白のボディに白の盾、織斑一夏の白式と対をなす防御重視の機体、エンコード・トーカー。
「でも、盾だけで戦えるわけないだろ!!」
「それはどうかな?」
エンコード・トーカーの真後ろのゴートユニットが白式を攻撃する。
「洒落せぇ!」
織斑一夏は当然のようにそれを零落白夜で斬った。否、斬ってしまった。
『っ!?一夏!避けろ!!』
「は?何言ってんだ千冬姉…」
WARNING!
突如、白式からの警告。だが、それは少し遅かった。
何故か、斬ったはずのゴートユニットが無傷なのだ。手応えがあったはずなのに何故?と思った時、それは起きた。
「…3つ、俺の安い挑発を真に受けるほど、お前は直情的すぎる。恐らくだが、お前と俺は一生分かり合えないだろうし、分かり合おうとも思わん」
「何!?」
突然背後を取られて焦る一夏。だが、気がついた時には全てが遅かった。
「終わりだ。ファイナルエンコード!!」
エンコード・トーカーの盾の先端から剣先が現れ、無慈悲に白式を斬り裂いた。
『白式、シールドエネルギーエンプティ。勝者、藤木遊作』
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「先輩、藤木君のあの機体…どうなってるんですか!?」
「そんなこと、私が聞きたいくらいです」
ありのままに起こったことを話そう。白い機体に変わった藤木のISの背後のユニットが白式に特攻をかけた。それを一夏は斬り裂いた。そう、そこまでは分かった。問題は次の瞬間だった。
そのユニットが何故か無傷なのだ。しかも、雪片のエネルギーが藤木の機体の盾に吸収されるのが見えた。そして、思い出した。
Playmakerとブルーエンジェルのデュエルを、それの機体の元になったモンスターの効果を。当然一夏に警告はした。だが、それよりも速く藤木は動いた。
あれは最早一般人の動きではない。日本のIS産業の一角を担う大手企業「SOLテクノロジー社」の代表と名乗っていたが、それは嘘ではないらしい。
「藤木君…。彼をクラス代表にするのはやめた方がいいですね」
「ええ、こんな反則機体持ち出されたら他のクラスからクレームの嵐でしょう」
尤も、開発の片棒を担った束曰く、
『ゆーくんのコード・トーカーはまだ力を隠してるからそのつもりでいてねー』
ーーー特に第三世代のコード・トーカーは、多分(デコード、エンコード含めて)四形態はあると考えておいてね、ちーちゃん?
(そう考えると、第三世代はまだ姿を見せていない形態があるという事か?それとも…)
千冬の抱いた疑問の答えを知る者は、この場には存在しない。
さて、エンコード・トーカー登場!では、スペック紹介
名称:エンコード・トーカー
世代:第三世代
搭乗者:藤木遊作
搭載武装:エンコード・シールド
単一仕様能力
「リンクダメージ・インテグレーション」
自分のリンク先のモンスターユニットが戦闘によって破壊される時に発動。そのダメージをエンコード・シールドに吸収して、一時的に自身を超強化する。