古代エジプトに暗黒の女王として君臨していました   作:とんたん

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色々な他人視点の話プロローグは今回で終わりです。



というか、今回初めてオリ主の名前が出ます。


あと、色々調べていたら(by wiki)ちょっと設定が某金ぴか男より時代古くね?え、大丈夫かな?とか心配しております。直せそうなら直そうかなぁ。いや二次だしよくね?とも思っております。

 
因みに、時代設定はエジプト初期王朝設立直前っす。

あと、住んでいる場所モエリス湖畔削除してナイル川上流に変更します。



第三者視点①

1、幼少期 視点by同じ集落の幼馴染

 

 俺の集落には、とんでもなく綺麗な少女がいる。

 髪は黒く艶があって、肌は夕焼けの色に染まった麦穂を連想させる。ぶっちゃけ、髪の色や肌の色なんてうちの母ちゃんと一緒なはずなのに、彼女の髪や肌を説明しようとするとこんな恥ずかしい言い方になっちまうが、瞳は簡単だあれはルビーって奴だ、貴重でとても綺麗な赤い石だって聞いたことがあるけど、きっと彼女の瞳がルビーって奴なんだろうな。

 あ?顔の造形?俺なんかが表現できるわけないだろう?

 そんな、彼女の名前はニル又はナルと呼ばれている。

 いや、なんで名前が二つもあるのか疑問に思うだろ?

 これは、族長とその奥さんがふと思いついた名前が、ニャなんとかって名前とナイなんとかって名前で、これが長くて思いついた当人たちも噛んでしまったんで略した名前なんだと。

 

 どっちかに絞れよと思いはしたけど、長い名前の方が両方とも似たような感じだからどっちでもいいやってなったらしい、なんだそりゃ。

 それで、ニル(俺はこっちで読んでる)は自分は暗黒の叡智の神から啓示を得た、そして自分はその化身であるとちょっと心配になるような事を言っていたけど。

 

 ニルが作ったという、パンをわけてもらって考えが変わった、今まで食ってきたパンがパンでなくなった。彼女のパンはふっくらと柔らかくて、焼けた麦のいい香りとほんのりと甘い味がした。

 こんなもん食べちまったら、今まで食べてきたパンなんてもう食えないぜ。

 

 それだけじゃない、彼女はこれまで命がけで取らなきゃならなかった蜂蜜を殆ど刺される(油断していると刺されるらしい)心配もなく取る方法を大人達に教えたんだ。

 そのおかげで、特別な日以外に蜂蜜食べられる。

 こんなこと、今まで考えられなかったぜ。

 

 

 

2. 青年期 視点by元族長A

 

 私は、どうしても納得できなかった。新しい我らの長があんなにも若い小娘だなんて……

 なにも私こそが王として相応しいと喧伝するつもりは毛頭無い。

 だが、もっと他に人はいないのだろうか?彼女はどう考えても、素晴らしい容姿(それは否定しない)と心の奥深くに入り込むような声で王に選ばれたような存在で、王にふさわしいのは賢く思慮深い者では無ければならないと私は思う。

 

 この考えを昔から付き合いのある男に明かした、すると返ってきた返答は私の思っていたものでは無かった。

 

 「一度ちゃんと話してみろ、どんな賢者より聡明だぞ。それとも何か、お前照れてるのか?わかる、わかる、俺もニル様を前にしたら緊張してまともに話せないもん」

 

 言動は少しアレだが、私はこの男が聡明であることを知っている。

 この男がここまで言うのなら彼女はどんな賢者よりも聡明なのだろう。

 だが、せめて自分で判断せねば真に納得などできないだろう。

 そこで、私は長く生きた賢者でもしっかりと答えるのが難しい死について問おうと思う、これで私は彼女を計ろうと思う。

 

 

 試そうだなんて愚かな事を考えるのではなかった、話を聞いている途中動揺して声を荒げてしまったが彼女は……いやニル様は気にした様子が無かったのは幸いだ。

 とにかく、私の中の価値観が大きく変わった。

 他の連中はこの話を知っているのだろうか?知り合い、いいや国の主要な者達を集めて聞いてみよう。

 

 やはり、死や死後のことは未知だらけで皆気になっているのだろう喰いつきが異常だ、ニル様の話から肉体の修復やら魂と精霊の鍛錬の話に発展した。

 そんな事が可能なのだろうか?明日、また聞いてこいと皆から言われた。

 

 

 

 

 

3.決闘(ディアハ)脳の家族に悩む少女

 

 最近になって、ニル様が私たちの精霊(カー)を目で見て触れれるようにしてくれた。

 初めて私の精霊(カー)が出てきたのはニル様の精霊(カー)が出てきた時、とても怖いと感じた時なの。

 私の精霊(カー)は、私の体からスルッと滑るように出てきてね、姿形は大きなネズミの戦士で『ルイーズ』っていうの。

 名前はルイーズが出てきた時自然と頭に思い浮かんだんだ。

 それで、皆が皆ルイーズってな訳じゃなくて皆一人一人違う。

 見たことも無い鎧を着たかっこいい戦士が精霊(カー)の人も居れば。竜が精霊(カー)の人も居る。

 ニル様は言っていた、精霊(カー)は強い意志をもって御し、(バー)が成長した時、精霊(カー)はより強く進化するって。

 

 (バー)精霊(カー)の鍛錬は決闘(ディアハ)で行えと、でもこの方法だと非効率的らしく、精霊(カー)を出せる時間は増えても(バー)精霊(カー)の成長は難しいらしい。

 

 どうしてもすぐに成長させたい場合、ニル様のところに行けば二つの方法をもって成長させてくれるらしい。

 だけど、何事も上手い話は無く両方とも今の私達では死ぬらしい。

 そんなわけで皆、地道に決闘(ディアハ)に明け暮れている。

 見た目も十人十色、かっこいい、美しい、かわいい、恐ろしい、そんな精霊(カー)達が戦う姿は見ているだけで楽しいし、ワクワク、ドキドキする。

 だからか、国中至るところで決闘(ディアハ)が行われている。

 揉め事が起こったら、決闘(ディアハ)で解決を計ろうとすることも多くなってきた。

 

 でも、だからって……だからって……パン屋(うち)のはす向かいの新しいパン屋にイチャモンつけるのに決闘(ディアハ)する必要は無いでしょう!

 この、常識知らずの決闘(ディアハ)馬鹿!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新章 予告

 

 人理を憎む黒い策謀が渦巻く、古代エジプト。

 

 ナイルの利権をめぐる人々の前に神と絶対無敵の守護神が降臨する。

 

 

 

B.C.3000 第八特異点 絶対守護神エクゾディア

 

 当分先に執筆予定

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




第三者視点はもう一回やります。次回では無いですが……

次回はFate/Accel Zero Orderです。

??「F〇ck」

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