東方妖精録   作:きりたんぽ

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久しぶりに書いた〜。

めっちゃサボりました。
不定期にも程がありますね f^_^;)


第四話『人里』

 

 

 幻想入りから2日目。

 起床したオレは辺りを見渡すと衣服や財布、FAIRYTAILの単行本などといったオレの私物が置かれていた。約束通り紫さんが持ってきてくれたのだろう。

 

 オレは歯磨きや着替えを済ませ、両手で顔を叩き気合いを入れる。

 

 

「ふぅ……さっそく修行するか!」

 

 

ーーー

 

ーー

 

 

 

〜霊夢side〜

 

「———ぅん……ふぁぁあ。いま、なんじ…?」

 

 

 目を覚ました私はそう言いながら時計の方へと目を向ける。

 

 

「……7時半。私がこんなに早く起きるなんて……。」

 

 

 二度寝をしようとしたが何故かうまく寝付けない。仕方ないから顔を洗ってこよう。

 

 

「……あ、竜斗。」

 

 

 洗面所へ向かう途中、外で何かをしている竜斗を見かけた。何をしているのかしら?

 ……見たところ、修行をしているようね。魔法を何度も繰り返してるのが伺える。

 

 

「朝っぱらから良くやるわね……。」

 

 

 暇だし朝食でも作ってあげようかしら。何がいいかな?

 

 

ーーー

 

ーー

 

 

 

~竜斗side~

 

 

 現在、オレと霊夢は朝食を食べている。霊夢が作ってくれていたようだ。白米に味噌汁に卵焼き、特に変哲のない朝食だが、味付けもしっかりされていてなかなか美味い。

 

 

「いやー、朝食を作ってくれて助かった。ちょうど腹が減ってきてたんだ。」

 

「まぁ、いつもより早く起きちゃって暇だったからね。」

 

「普段はいつまで寝てんだ?」

 

「10時くらいまで。」

 

「……寝すぎだろ。」

 

「私の勝手でしょ。………それで?この後は何するか決めたの?」

 

「んぁ?あー、そうだなぁ……」

 

 

 そういえば何も考えてなかった。とりあえず万屋を建てるのに良い土地を探そうかな。

 

 

「霊夢、どっかに人間が住んでる集落みたいな場所は無いのか?」

 

「え?ここから西の方へ進めば人里があるけど……」

 

「人里、か。よし!じゃあそこに行くか!」

 

「そう。じゃあ私もついてってあげる。道案内が必要でしょ?」

 

「お、サンキュー。よろしく頼むわ。」

 

 

 なんだか世話になりっぱなしだな。今度なんか恩返しができると良いな。

 

ーーーーーーーーーー

 

「——よし、んじゃ行くか。」

 

 

 準備を終えたオレと霊夢は外に出た。すると、霊夢が何かを思い出したのかオレに問いかけてきた。

 

 

「あ、竜斗は空飛べないわよね?だとすると、結構時間かかっちゃうわよ。」

 

「ん?んー……いや、飛べないこともないな。」

 

 

 そう言いながらオレは両手を合わせ、造形魔法の構えをとる。

 

 

氷造形(アイスメイク)(ウィング)』!」

 

 

 オレの背中に氷の翼が造形される。うん、やっぱり便利な魔法だ。霊夢も少し感心した様な表情を浮かべている。

 

 

「へぇ、そういう使い方もあるのね。」

 

「ま、造形魔法は自由の魔法って言われるくらいだからな、発想力が豊富であればそれだけ用途も増えるわけだ。」

 

 

 そんな会話を交わしながらオレ達は人里へ向かった。

 

 

ーーー

 

ーー

 

 

 

 ——博麗神社を出発してから10数分。特に問題もなく人里に辿り着くことができた。

 

 人里。建物は基本的に木造で建てられていたり、住民たちのほとんどが着物をその身に纏っていたり、子供たちが集まって楽しそうに遊んでいる様子を見たオレは、まるでタイムスリップでもしてしまったかの様な感覚に陥ってしまっていた。

 

 

「さてと、何からすればいいのかしら?」

 

 

 いつまでも突っ立っているオレに痺れを切らしたのか、いよいよ霊夢が口を開く。

 我に返ったオレは首を横に振り気を改める。

 

 

「とりあえず里の責任者に挨拶しに行かねーとな。」

 

「責任者…ね。確かこっちの方に……」

 

 

「おや?そこに居るのは霊夢じゃないか?」

 

 

 オレと霊夢は声がした方に振り向く。 するとそこにはオレより少し低い背丈の銀髪女性がこちらに……というより霊夢に向かって来ていた。

 女性は周りの者たちとは違い少々現代的な衣服を着ており頭には青い帽子を被っている。見た感じはオレと大して変わらない容姿だが、それ裏腹に大人びた風格が感じられる。

 

 霊夢とも知り合いっぽいし、悪い人じゃないだろう。

 

 

「あら、慧音先生じゃない。久しぶりね。」

 

「そうだな………ん?そこの青年、見ない顔だな。霊夢の彼氏か?」

 

「はぁ!?」

 

 

 霊夢は頬を紅く染める。意外とそういうのに弱いのか。

 にしても出会って間もなくしてなんてことを言うんだこの人は……。しかも霊夢が叫ぶからなんか注目されてるし。

 こういう話は誤解されたら面倒だしオレも否定しとくか……。

 

 

「昨日に外界から来た神原竜斗です。わからない事が多いんで霊夢にいろいろ付き添って貰ってるんすよ。」

 

「そ、そうよ!別に彼氏とか、そうゆうのじゃないから!わかった!?」

 

 

 霊夢……動揺しすぎだ。そんなリアクションすると余計に弄られるぞ。

 

 

「ほう?しかしそこまで必死だと余計に怪しいな……ホントはどうなんだ?」

 

「だから違うっての!」

 

 

 ほれみろ言わんこっちゃない。あの人も凄いニヤついてるじゃないか。

 仕方ない、そろそろ助け舟を出してやろう。

 

 

「えーっと、あの、もう終わってもらってもいいすか?」

 

「ははっ、悪い悪い。それで自己紹介がまだだったな。私は上白沢(かみしらざわ)慧音(けいね)。寺子屋で教師をやっている者だ。……竜斗くんだったか、今日は何しに人里に?」

 

「人里で商売をしたいんで許可貰うついでに土地探しを、とね。」

 

 

 そう言うと慧音先生は顎に手を当て何かを考える。少しして慧音先生が口を開く。

 

 

「なるほど。それなら先程あちらの方に阿求を見かけたぞ。まだ近くに居るだろうからそちらに行けばいい。」

 

「阿求?どんな人ですか?」

 

「稗田家の9代目当主さ。簡単に言えばお金持ちな家の責任者さ。」

 

 

 確かに、それなら権力も持ってそうだしあまり歩かなくても済みそうだ。

 

 

「んー……じゃあその阿求さんに会ってきます。いろいろあざっした。」

 

「うん。これからもよろしく頼むぞ。」

 

「うす。ほれ、行くぞ霊夢。」

 

「……わかったわ。」

 

 

 まだ不貞腐れているのか。そんなに嫌だったか?結構傷つくわ〜。

 すると最後の最後に慧音先生がこんな言葉を残す。

 

 

「霊夢!良い殿方を見つけたな!」

 

「うっさい!!」

 

 

 そんなやり取りをしながらオレたちは慧音先生とお別れし、稗田阿求の元へと向かった。

 

 

 




いやー後先考えないで書くと不便ですね。

少しくらい先のことを考えておこうかな。
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