学戦都市の苦労人   作:Ⅿ穂 

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予定変更です。



学園管理は大変です2

生徒会室

 

備品チェックは終了です。 後はこれをまとめて師父に提出するだけですね。 師父がいらっしゃるといいですけど。

 

こんこん

 

「誰かのぅ」

 

あっいらっしゃいました。

 

「虎峰です」

 

「入ってよいぞ」

 

「失礼します」

 

一礼してから入ります。 こういうのは大事ですからね。

 

「師父、足りない備品一覧です。 予算案を作っておいてください」

 

「お主に任せたぞ」

 

こういうのを考えるのは師父の仕事ですからね。 僕がやってもいいですけど、師父にさぼり癖が付きますから今回は師父にやってもらいましょう。

 

「今回は師父がやっておいてください」

 

「お主がやってよいではないか」

 

「師父にさぼり癖が付きます」

 

ただでさえ問題を起こすのに暇ができてもっと問題を起こされたらたまりません。

 

「おぬし今日ひまじゃろぅ」

 

「今日早朝鍛錬会がありますよ」

 

企画したのは師父本人です。 これは久々に見たまともな企画です。

 

「その後じゃ」

 

「僕は学生ですから授業があります」

 

ちゃんと毎日予習復習しています。

 

「昼休みにやればよいじゃろ」

 

「僕は昼食をとるのが遅いですよ」

 

食べるペースが遅いので昼休み全部を使ってしまいます。

 

「放課後があるではないか」

 

「自分の仕事がいっぱいありますよ」

 

師父が起こしたトラブルの対処が5割近く締めています。 笑い事じゃない量です。

 

「むむむ」

 

「というわけで師父がよろしくお願いします」

 

今回は僕の勝ちです。

 

「ぬ主、いつもほかの者の仕事は素直にやるではないか。 なのにわしはほとんど断られとるではないか。 ひいきじゃぞひいき」

 

「師父は師父ですほかの人はほかの人です」

 

「なんじゃそのうちはうち、よそはよそのような理論は」

 

実際僕はそう言いっているので師父は正解です。

 

「正解です」

 

「どういう意味じゃ」

 

「ですから師父は師父です。 ほかの人はほかの人なんですよ師父」

 

「それをひいきじゃと言っておるのじゃ」

 

「まぁ頑張ってください」

 

「ひいきはなしなのじゃ」

 

師父は細かいですね。 自分の仕事は自分でやるべきなのです本来は。 なのに僕に押し付ける人が多いのです。 僕は書類を自動で片づけてくれる魔法の道具じゃないのです。師父も少しは書類仕事の苦労を味わうべきです。 というわけで・・・・・・・・・・

 

「頑張ってください」

 

「だからひいきはなしじゃと言っておるじゃろ」

 

「ひいきじゃないです。 師父のためですよ」

 

実際は僕のためですけど・・・

 

「あと数分で早朝鍛錬です。 行きましょう」

 

いい時間帯です早朝鍛錬。がんばりましょう。

 

 

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