今日は早朝鍛錬の日だ。 師父が考えた中では比較的まともかつ有意義なものだ。
で、その日早速、羅と鍛錬をしていたら少しけがをしてしまった。 調子に乗るのは良くないな。 早朝鍛錬には万全の調子でいきたいので保健室に行くことにした。
そんな過去の俺を本気でぶん殴りたい状況だ。
なぜかというと今俺の目の前にニコニコとほほ笑んでいる一見というか頑張ってみないと女子にしか見えない男子生徒であり俺が所属している木派のトップ
趙虎峰がいるからだ。
この木派を統括する立場に立っている趙虎峰は相当なお人よしだ。 そうじゃないと俺に治療をしようかや、毎朝毎朝黄辰殿の庭園をきちんと見まわったり2週間に一回くらいの割合で備品をチェックしたりしないだろう。 それに木派、水派問わず趙師兄=お人よしという式すら成り立っている。 何かと馬が合わない水派のやつらですらそう認識しているし、趙師兄の人柄自体をけなす学生はそういない。
で今は相当戸惑っている、それはさっきの趙師兄の言葉が原因だ。
「僕はお人よしじゃないですよ」
俺は2秒は固まっていただろう。 そして回復した時まじめに言っているらしいとわかった。
いやいやいや
どう考えてもお人よしだろ趙師兄といつ突っ込みを抑えた俺の精神力をほめてやりたい。
生徒会に所属している生徒や先生たちまで趙師兄に、書類を押し付けるし趙師兄が断っているところは誰も見たことない。
それに何かと備品チェックや道場の掃除(ほとんどの生徒がまともにやっていない)をきちんとこなしている趙師兄がお人よしではないと言ったら誰がお人よしなのだろうか・・・
趙師兄はお人よし×天然らしい(無自覚な)
「でどう思う」
今朝の保健室での出来事を道場で話していると
「趙師兄って天然なのか・・・・」
「でも自覚がないってところが趙師兄っぽい」
「それは言えてるな」
いろいろ話していたら女子たちも加わて大笑いしていた。
「まぁ趙師兄って感じで面白いよね」
「だねぇ」
その一言でまとめることができた。 確かに超師兄ならそうだろうなぜか納得がいってしまう。 ある意味凄いと思う。
大師兄がいろいろあきれた目で趙師兄を見ていた。 というかほとんどの生徒は今の発言を聞いて大笑いしている。
趙師兄は感情がものすごく顔に出ているというかものすごくわかりやすい。 多分考えていることのほとんどが顔に出ていると思う。 で、それに気づいていなかったらしい趙師兄。 ものすごく笑える。 師父も下を向いて震えている今の発言が相当面白かったらしい誰でもそうだと思う・・・それでも何かと確執の水派も大笑いしているのでいいこと? なのかもしれない。
結論
木派のトップはお人よし×天然
別視点って難しいです