形態変化~第四形態、アンラ・マンユ~
一般的に、某人理修復ゲームでフレンドポイントで引けるガチャに出てくる、都市伝説級の当たりキャラとして有名であるが、(作者はログイン12日目で出た(*^▽^)/★*☆♪)あれはただ、《この世の全ての悪》を背負っただけのただの人間で大した戦闘能力を持たないのに対して、本物のアンラ・マンユは善悪2源論のゾロアスター教における善の頂点、アフラ・マズダーに対して、絶対悪として表される、創造神の一柱。
私は勿論その物ではないが、私の転生特典を与えたのが、怠惰の悪魔ではなく、その上司である大邪神らしかったのだ。
まぁ名前は聞いたら発生するとか言っていたから、十中八九あの邪神で間違えないだろう。
余計なことをしてくれたものだ...
現に第三形態にそいつの名前がある!要らん!誰が、望んで邪神などになりたがるだろうか?
精神汚染がないのが唯一の救いだろうが、何のデメリットが有るのか...
それとも、ただ面白がっただけなのか...
愉快犯の行動原理はいまいち理解出来ない。
さて、それはそうと、アルバトリオン!少しは楽しませてくれよ?
▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽
さぁ!第二ラウンドの開始だよ!
私の力が格段に上がったのが分かったのか、アルバトリオンは先ほどまでとは比べ物にならない程の速度で数多の属性をその身に宿し突進をしてきた。
その破壊力は余波だけで山を砕く程の物だったが...
まぁ、遅い遅い♪
前の私ならいざ知らず、今の私をスピードで圧倒するにはそれこそ、超光速くらいは出してもらはないとね!
アルバトリオン、流石はゲームで最強と唯一言われるだけはある。
だが、上には上がいる。
ミラルーツ然り、ミラバルカン然り、またミラボレアス然り。
こいつらは所謂別格だ。いかに、その身に、古龍数体分+神が自らその身を削り、エネルギーを祖龍並みにしたとて、アルバトリオンはその多すぎるエネルギーに対応できていない。
そんな状態で現在の時点でも億は生きているだろう、化け物には勝てない。
どんな強力な力でも、その力を自在に操れなければ、格下にも負けるだろう。
アルバトリオンが第一形態の私に止めを指せなかったのも、それが原因だ。
広範囲殲滅型の攻撃はその特性故に、攻撃の威力が落ちる。
そして、その威力が落ちた攻撃ならかろうじて、第一形態の私でも受けきれた。
私が最初、勝てると思ったのはこのせいだ。
...まぁ、結果はボロボロだったけど。
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突進してきたアルバトリオンを私は余裕を持ってかわし、そして周囲に飛び散った攻撃ごとアルバトリオンの体を切り裂く。
一呼吸の間に叩きこんだ斬撃の数はおよそ100
これだけの攻撃を受けたアルバトリオンは流石に怯んだが、
次の瞬間には、全て再生し終えていた。
マジで禁忌モンスターは化け物だなぁ~。
そして、私の攻撃を受けたアルバトリオンは更に攻撃のギアをあげていった。
今度は莫大な熱量を持った、ブレスと落雷の数百倍の威力を持った雷の複合技だった。
まぁ、その程度の攻撃、ボレアスの攻撃を会いに行く度に食らっている私からしたら、そんな物を切るなど容易いことだ。
結局の所、神様も甘かったってこと。
まぁ、恐らく、このあとの狙いは、崩れた生態系を発生させることだろう。
それが分かればまだ手は打てる。
さぁ、この戦いもそろそろ終わりにしようか♪
《力属性起動》
体内の凶エネルギーの抽出を開始。
完了。
凶エネルギーを魔力に変換開始。
完了。
術式の構築を開始。
私の前方に複雑怪奇な模様が描かれて行く。
術式の構築、完了。
術式発動!
《擬典・天撃》
別次元の世界にて海を割り、山を割った、神殺しの種族の最強の攻撃。
食らって耐えられるのならば耐えてみな!煌黒龍!
次の瞬間、直線上に地が割れ、海が蒸発した。
煌黒龍はその日に完全に地上から姿を消した。
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いやぁ、危なかった、危なかった。
何回か死にかけたよ。
「という訳で、分かってるよね?ルーツちゃん?」
「い、いやぁ。これには訳が有りましてですねぇ~。あ、あのままやっていたらこっちにも被害が来たでしょ?だから...」
「言い訳無用!」
「ぎゃふん!」
「分かったら謝る!」
「ご、ごめんなさい?」
「分かれば宜しい♪」
いやぁ、祖龍に膝間付かせちゃった。
ラッキー♪
ジブリールって化け物ですよね。
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