おそらく4~5話ぐらいで終了予定です。
作者はめんどくさがりなので飛び飛びすると思います。
私は月村すずか今、私は思い人と過ごしています。
彼との出会いは最悪、その後も良い所なんてなにも無し。
でも私は彼をいつしか愛してしまい、今は幸せに包まれている・・・
そして彼を包みながら私の思考は過去に飛ぶ。
これはそんな彼を愛してしまった私の思い出です。
彼との出会いは小学校入学式の時、最低の一言だった。
「なのはとアリサとすずかは俺の嫁だ!!
モブは近くんじゃねぇ!!」
(えっ何言ってるの?
私、君のこと知らないよ?)
周りを見渡すと金髪の子が『何言ってるのコイツ?』見たいな表情しているし、茶髪を二ヵ所結わえてる子が『にゃはは、はぁ』と嫌そうに苦笑いしている。
(あぁ、この子達なんだ、あの子の事知ってるかな?)
この頃の私は引っ込み思案で、普通なら話しかける何て無理です。
でもあの子は何だかこっち見ながら笑いかけているけど、何だか気分が悪いので知ってそうな茶髪の子に私は話しかけました。
「初めまして、私は月村すずかです。
よろしくお願いします。」
私がおずおず話しかけると、
「にゃ~、私はなのは、高町なのはだよ・・・」
(あれ?何か元気ない?)
「げ、元気ない見たいだけど大丈夫?」
「大丈夫、ちょっと気が重くなっただけなの。
えぇ~とすずかちゃんってよんでもいい?
私は高町なのは、なのはってよんでほしいの!」
「わかった、なのはちゃん。
私の事はすずかって呼んで欲しいな。
ところでさっきの子の事、何か知ってるかな?」
「にゃ~それはしっ「ちょっと」にゃ!!」
急になのはちゃんの言葉をさえぎり、金髪の子が必死な顔で私達に寄ってきます。
「私にも教えなさいよ!
あっ私はアリサ・バニングス、アリサでいいわ。
それよりアイツ何なの!私はアイツの嫁じゃ無いわよ!!
さらに日本は重婚禁止よっ!!!」
「にゃ~そうなんだけど彼、昔公園で会った頃から言ってるの。その頃から撫でようとしてくるし急に笑いかけてきて気持ち悪いの!!」
「あはは、なのはちゃん大変だったんだね。」
「なのは、苦労してるのね・・・」
話を聞くとどうも5歳ぐらいのときに公園にいたら急になれなれしく話しかけてきたのだそうだ。
「そうなの。しかも、お父さんがお店に復帰した頃からお店に来るようになって困ってるの。」
「なのはのおうちって何のお店しているの?」
「喫茶店で『翠屋』って言うの!
シュークリームがとっても美味しいの!!」
「私知ってる!ケーキも美味しいの。お姉ちゃんが買ってきてくれたし!」
「へぇ、そんなに美味しいんだ。」
「そうだ!帰りに家によってよ!
お母さんに頼んでシュークリームを御馳走するの!」
「御言葉に甘えて寄らせて貰うわ、なのは。」
「じゃあ私も寄らせて貰うね、なのはちゃん。」
こうして私達が友情を確かめた瞬間に彼が此方にやって来て、私たちを舐め廻す様に見ながら言ってきた。
「よぉ、俺の嫁達!何処か行くのか?俺も行くぜ。」
私達が三人は『何言ってんの?コイツ』と、彼を見ました。
「ハァ?何言ってんの?私達は三人で行きたいの!」
「アリサはツンデレだな♪恥ずかしがるなよ。」
(アリサちゃんは恥ずかしがってないよ。何で分からないの?)
と、考えている間にアリサちゃんが怒ってしまいました。
「もういいっ!なのは、すずか行きましょっ!」
アリサちゃんに腕を引かれ教室を出て行こうとしたとき何気なく彼を見ると、何故か満足そうに此方をみたあと黒髪の男の子の方を向き何かを企むように笑った。
当時は何も気に留めることなく翠屋に連れて行ってもらいました。
皮肉なことにこれを機になのはちゃんとアリサちゃんと友達となり、彼から逃げ回るというイベントごとに友情を深めていきました。
後にこのメンバーにフェイトちゃん、アリシアちゃんが加わりました。
これが私と彼の最悪の出会い。
この後四年生になるまで『俺の嫁』と言われ言い寄られる最低な彼との最低な関係が始まったのです。
次回は適当に執筆中です。
誤字の指摘をいただき修正しました。