踏み台転生者の会 アナザーサイド   作:dollmaster

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何とか完結まで持っていけました・・・

2連続投稿なので前の話からお読みください。


エピローグ

あれから6年が過ぎ、私は二児(双子5歳)の母となりました。

私は今、旦那様が営んでいる創作割烹「月読」の若女将と発明家を兼業しています。

お店ですが実は屋敷の敷地の端に建っており、道路に隣接しています。

旦那様は日本間がほしかったらしく、バイト代を叩いてこの純和風のお店を建てました。

従業員は私達夫婦と新しく導入した自動人形のシヅク・コリス・サラの三体及び不定期アルバイトで経営してます。

今ではご近所と実業家(月村家、バニングス家)及び高槻家の男性御用達のお店となっていて、売れ筋商品は旦那様が創意工夫こらしたすっぽんと漢方の「健康増進スタミナ懐石」です。

どうして開発したのか聞くと、

 

「人事では無くなったからかな・・・」

 

と、言ってはぐらかしてしまいます。

珍しい点としてはこの懐石をご予約したお客様は、当料亭地下1階へ宿泊することができるのです。

このサービスをご利用していただいたお客様には、なぜか凄い御好評をいただいているのですがなぜでしょうか?

旦那様にお話しすると、

 

「世の中の男性は疲れているからゆっくりしたいときもあるんです。」

 

世の中不思議ですね。

 

本日の「健康増進スタミナ懐石」希望のお客様は高槻君とその息子のクロノ君、そして士郎さんです。

皆さん家族親戚ということで話が弾んでいます。

 

「砕牙君、君のこの料理にはいつも助けられてるよ。」

「まったくだね。でも達哉君は今日も疲労困憊だねぇ、そんなに大変なのかい?」

「はははは、はぁ。すでにローテーション組まれてるし逃げれないのですよ。

 逃げると全員からO・HA・NA・SHIですからね。」

「お義父さん、苦労をしてますね。私はましなほうですか・・・」

「いやはや、今の女性は末恐ろしいものがあるんだね。」

「いや、士郎さん、その中に貴方の娘が含まれてるんですが・・・」

「はっはっはっ、その調子で孫を早く頼むよ?」

「今では此処で砕牙君の作った懐石を食べ、ゆっくり眠れる以上の癒しは存在しない気がするのはなぜだ・・・」

「お義父さん、世界は、いつだって……こんなはずじゃないことばっかりですよ。」

「クロノにも迷惑をかけてすまないな。

 みんな優秀なんだがはっちゃけ度合いが日に日に上がって行くな。 」

「大丈夫ですよ。此処の薬膳料理のおかげか最近は胃の調子もいいんです。

 だからといって、やりすぎは勘弁してもらいたいですが・・・」

 

そんなやり取りを旦那様がなぜかすまなさそうに見ていました。

こうして楽しそうなお話を聞きつつ、創作割烹「月読」は今日も盛況に営業中です。

 

ただ、高槻君が当料亭へ宿泊の日は旦那様が徹夜で仕事する日なのでそれだけが不満です。




今までお読みくださりありがとうございます。
この物語は一旦ここで終了いたします。
まぁネタが思い浮かべばなにか掲載するかもしれませんがw

あとはちょっとした設定集など後日にでもアップしようと思っております。

今までお読みくださってありがとうございました。

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