踏み台転生者の会 アナザーサイド   作:dollmaster

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お久しぶりです。

ちまちま書いていた第五次眠り王子防衛戦が切りのいいところまで書きあがったので投稿してみます
他にも小説を連載しておりますので次回更新は未定です。



The fifth sleep prince defensive war  ~プロローグ~

第五次眠り王子防衛戦

 

今日も創作割烹『月読』は多くのお父さん達でも賑わっていた。

その中でも座敷で寛いでいる三人は久し振りの癒しを堪能している

高瀬達哉と高町士郎、クロノ・ハラオウン・高瀬である。

ハーレム持ちで苦労人の高瀬達哉といつまでも若々しい高町士郎は久し振りに精力を補給し、クロノ・ハラオウン・高瀬は高瀬ハーレムの後始末からくる胃痛の回復をしているのであった。

 

三人は歓談しつつ特製スタミナ懐石を食してゆく。この特製スタミナ懐石は通常の物とは違いその人に合わせて店主が調理したものである、それは他のお父さん達から羨望の物であるが、実際には店主が「この人哀れすぎる」と思うと出される料理である。

つまりは店主は昔のことを少し遣り過ぎたと思っているのだった。

 

今回の戦争を決定付けたのは次の一言だった。

 

「今日ははやて達が早く帰って来る日だったな。」

 

そう呟いたのは高瀬達哉である。

その瞬間、高町士郎はニヤリと笑いクロノ・ハラオウン・高瀬は胃の辺りに手を当てた。

そして店主は応援を頼む為に携帯を取り出したのだった。

 

ここで過去の戦争を振り返ってみよう。

第一次は高瀬なのはが襲来したが辛くも撃退。

第二次はフェイト・T・H・高瀬であったが、装備を充実させた為余裕を持って撃退した

第三次はスバル・N・高瀬とティアナ・R・高瀬である。もはや無謀としか言えなかろう。先の二人が敗れているのにこの二人では防衛線を抜くことはかなわない。

そして先の第四次防衛戦、これまでのの最大戦力が投入された戦いだった。訪れたのは高瀬なのはとフェイト・T・H・高瀬であった。時空管理局の切り札、エース・オブ・エースと金色の死神がタッグを組んで襲って来たのだ。月読側も当時の最大戦力で出撃、そして戦いに勝利を納めたのだった。

 

さてここで疑問が上がる、何故彼女達はそうまでして襲って来るのか?

高瀬達哉を独り占めしたい?

違う、彼女達は途中から複数人で襲ってきた。

それについてはクロノ・ハラオウン・高瀬提督が以下の証言を残している。

 

「創作割烹『月読』で休んだ高瀬達哉と子作りすると必ず子供ができるというジンクスが彼女達の間に存在する」

 

この証言に関する事実の検証であるが、高瀬ハーレムメンバーのアリシア・T・H・高瀬さんとメガーヌ・A・高瀬さんが無事御懐妊したと言う事実がある。

そのタイミングが丁度、創作割烹『月読』から帰ってきてすぐの子作り当番だったことから、子供がほしい彼女達は妊娠率の高いその時を誰よりも欲しているのである。

では本当に創作割烹『月読』の料理にそのような効能があるのか?

答えをいうと特性スタミナ懐石と言えどそこまでの効果は確認されていない。

いくら英霊エミヤの能力でも美味しく作ることはできるが、所詮は普通の材料から料理したただのスタミナ料理である。

ただ顧客の家庭に子宝が恵まれているのは事実ではあるが、これはいい食事をして癒されたお父さんたちがハッスルしたのが原因であって必ず子宝に恵まれるわけではない。

そんなこととは露知らず、高瀬ハーレムの武闘派たるメンバーは一番搾りを求めて強襲してくるのである。

ちなみにこの事象を冷静に分析していた女将はこう述べている。

 

「毎日限界まで搾り取っているからですよ。子宝に恵まれたいなら休息を与えて牛乳と亜鉛財と卵を食させてから子作りしなさい。」

 

もっともな意見である。

 

さて、事情は分かるがそれでも襲撃されるほうはたまったものではない。

しかし護衛最後の砦たる創作割烹『月読』は護衛対象は必ず守り抜くのみである。

今回の相手は高瀬はやてとその守護騎士達、それにもしかしたらもっと襲ってくる可能性があるのである。

現在防衛側である創作割烹『月読』の戦力は以下の通りである

 

創作割烹『月読』スペック

 階数地上2階、地下3階(最終防衛ラインは地下2階)

 

 装備

 月村式魔道炉3型

 室内防護『アンチ・マギリング・フィールド』2型

 魔法障壁『広域マギリングプロテクション』3型

 物理障壁『アルテミスの傘』1型

 

 守護人員

 リーダー

  月村砕牙

 通常戦闘員

  シヅク、コリス、サラ(戦闘用アーマーM型着用)

 遊撃戦闘員

  月村すずか(戦闘用アーマー コードネーム「ガンダム」を装備)

 

はっきりいって戦力不足である。

要塞と化している店舗は、次元航行船アースラに搭載されていたアルカンシェルですら防げる。

しかし中に入られると、高瀬達哉氏が目覚めてしまう可能性があるので中で戦うわけには行かない。

そうなると外での迎撃となるが、相手にはロングレンジからの広域殲滅魔法の使い手がいるため不利である。

また守護騎士4人と管制人格は歴戦の猛者であり、こちらは装備が整っているとはいえ1対1では勝ち目が薄い。

そう判断した店主は臨時アルバイトを集うことにしたのだ。

 

そして顧客の伝を頼り今回の防衛戦に参加してくれたのは以下の通り。

 

高町士郎、高瀬なのはの実父にして御神真刀流小太刀二刀術の師範である。

創作割烹『月読』の常連にして最強の剣士、今回は戦闘用アーマーM型を着用し魔導刀「ムラサメⅡ型」を装備し戦ってもらうこととなった。

参加理由は『義理の息子にせめてもの安らかな眠りを・・・』とのことである。

 

高町美由希、高町士郎さんの義理の娘で同じく御神真刀流小太刀二刀術の使い手。

現在は一児の母でありその夫は創作割烹『月読』のお客さんである。こちらも戦闘用アーマーM型着を用し魔導刀「ムラサメⅡ型」を装備し戦ってもらうこととなった。

ちなみに参加理由は息子の将来の授業料の為に、金払いのいいバイトに飛びついたのだった。

 

クロノ・ハラオウン・高瀬、高瀬達哉氏の年上の義理の息子である。

時空管理局の提督である彼は高瀬ハーレムメンバーの行動に常に胃痛を覚えているそうだ。現在では月村砕牙の作る薬膳の虜である。

この度の参加理由は『さすがに堪忍袋の緒が切れた!』と言っていたため、自分で天誅を下したいのであろう。

 

ユーノ・スクライア、高瀬はのはの師匠にして高瀬達哉氏の数少ない男友達である。

彼も創作割烹『月読』の常連であり、疲労回復用の特性スタミナ懐石を月村砕牙が作るほどの苦労人である。

彼は無限書庫の司書長であり日夜資料請求に応える激務を行っている、ちなみに特に苦労をかけているのがクロノ・ハラオウン・高瀬の資料請求であったりする。

参加理由はクロノ・ハラオウン・高瀬よりこの件に参加してくれたら請求量を減らすと言われたからである。

 

以上の、四名が臨時アルバイトとして創作割烹『月読』に参戦したのだった。

 

 

 

そして時間は日付が変わる頃に彼女達は現れた・・・

そう、高瀬はやて、時空管理局の最高戦力である守護騎士を従える『夜天の王』である。




次回からは戦闘パートに入ります。

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