あのシーンはR18希望しか寄せられないのでR18で突っ切ります。
ちょっと時間かかるので気長にお待ちください。
私とアリサちゃん高校生になり、なのはちゃん達はミッドチルダに移り住み魔導師として本格的に活動を始めた頃、私のお姉ちゃんがドイツへ恭也さんと移りました。
私は大きな屋敷でファリンと二人暮らしになり、ファリン一人では手が回らないと言うことでお手伝いさんをお姉ちゃんが雇うと言ってくれました。
そして今日、新しいお手伝いさんが来ました。
「大導寺砕牙だ。得意料理は和食と洋食だ。
過去の事はすまなかったと思うが水に流してよろしく頼む。」
(えっ?和食得意なんだ、肉じゃが・・・
じゃなくて!何で彼がここにいるの?!)
「何で貴方がここにいるの!」
「む、掃除屋のアルバイトをしていたら、月村のお姉さんから我が社にお手伝いさん派遣の依頼が入った。
内容が特殊だった為、その道のエキスパートである俺が派遣されたのだ。」
「そんな!お姉ちゃんは君のこと知らないから!」
私は頭を抱えてうつ向いてしまいまいました。
「月村のお姉さんには面識があるぞ。
因みに過去の事は知らせたのだがそのことに関しては不問にされた。
ただ、よい笑顔で『バカな真似はしないこと。』といわれたが、あの時は味わった命の危機は九才の時以来だ。」
「ちょっと待ってなさい。
お姉ちゃんに確認するから。
ファリンさん、至急お姉ちゃんに連絡を取って!」
「かしこまりしました、お嬢様。」
「取り敢えず台所を借りるぞ。」
「何でよ!」
「もうお昼時だ、昼食を作るからリクエストはあるか?」
「肉じゃがで、って待ちなさい!」
とめるまもなく彼はそのまま行ってしまった。
そしておねえちゃんへ回線がつながったとファリンさんから報告を受け、電話を受け取りました。
「お姉ちゃん!
今度来るお手伝いさんの件何だけど!!
どうして彼なの?!
彼が私達に言い寄ってきたことは知ってるでしょ!」
「あ~、その件ね。何でもできるエキスパートを探していたら、士郎さんと恭也がね、彼が所属している会社を紹介してくれたのよ。
で、そこで一番
こちらで面接はしてるから大丈夫よ。
面接は
「でも!私に何かしてくるかもしれないじゃない!」
「その辺は素行調査してみたけどありえないわね。
彼の経歴からも裏づけは取れたし、何より高町士郎さんが推薦してるわ。
この時点で疑う余地は無いわね。」
(えっ!なのはちゃんのお父さんが何でそんなことを?)
「うぅぅ分かった、取り合えず様子見でいいよね?
何か問題起こしたらすぐにやめてもらうから!」
「そこは好きにしなさい。でも彼、本当に優秀よ?
英国貴族のところで執事として働いたこともあるそうよ。」
そうお姉ちゃんは言い電話を切りました。
(取り合えずファリンさんに彼を見張ってもらえばいいかしら・・・)
「ファリンさん、彼がおかしなことを企んでないか見張りをお願いします。」
「かしこまりました、お嬢様。」
ふぅ、と私がため息をついていると彼が再び姿を現しました。
「すずかお嬢様、昼食の用意ができております。
いかがなさいますか?」
私はその姿を見て唖然としました。
なぜか彼は執事服に身を包んで本物の執事のような振る舞いをしていたのです。
「大道寺君その格好はどうしたの?!」
「はっ、この度月村家の臨時執事として雇用いただきましたので、勤務時間中は執事として対応させていただきます。
また、私も高校へ通っておりますので日中は失礼させていただきます。」
「そ、そう。分かったわ。」
「では、すずかお嬢様、昼食はどうされますか?」
「頂くわ。用意してください。」
「かしこまりました。」
そう言い終えると彼は恭しく礼をし退出していきました。
その後私は食堂へ移動し、だされた料理に文句をつければと思ったのですが・・・
完璧でした。
(なに?!この肉じゃが!記憶に無いお母さんの味を髣髴させるなんて・・・)
文句をつけるどころか感涙してしまいました。
彼はデザートの用意があるとかで厨房に戻っています。
(なんなのよもう!小学生の頃とは雰囲気とか違いすぎ!だまされないんだから!!)
そしてその日から彼との生活が始まりました。
5話ぐらいで終わる予定であのシーンはご想像に任せようとしていたのですが、話数が増えますな・・・
何とかエピローグまで走りぬきたい所存です。