なんとか書き上げた!またグダったような気もするけど!
はい、今回はあの金色のライダーが登場します!
では、どうぞ!
9月16日に『デンデンセンサー』の部分を編集しました。
時刻は19時を過ぎており、空はすっかり暗くなっている。
俺は現在、マシンディケイダーから『マシンゼクトロン』という、黒が基本カラーでフロントカウルにはコーカサスオオカブトを模した紋章が刻まれたバイクに乗り換えて移動している。
つい先程、カンドロイド達がレイナーレの潜伏先を発見したからだ。プテラカンドロイドが道案内してくれている。カンドロイド達は優秀だなと毎回思う。
町をバイクで疾走しながら、俺はアザゼルさんとの会話を思い返す。
━数十分前━
『それで? 俺に聞きたいことってのは?』
「実はさっき、神器持ちの人間を襲おうとした堕天使と遭遇しました」
『……なんだと?』
俺はアザゼルさんに駒王町で起きた出来事を話す。堕天使の名前・人数・目的、襲われた神器持ちの人間の安否等。
詳細を話すと、電話越しからアザゼルさんの深い溜め息が聞こえてきた。その溜め息は、アホな行動をした下端堕天使と堕天使達をちゃんと管理出来てなかった自分に対するものだろう。
『事情は把握した。神器持ちの人間は無事なんだな?』
「えぇ、リアス・グレモリーが保護していますよ」
『分かった。俺は今からサーゼクスに連絡して事情を話す。俺の管理能力が甘かったてな。
悪いな一誠、お前に尻拭いをさせることになる』
「仕方無いですよ。アザゼルさんは立場的に動けないし。リアス・グレモリーも直ぐには動けない。
なら、どの勢力にも属していない人間である俺しか居ないでしょ?」
『……すまねぇ』
本当に仕方無いことだ。直ぐに動けるのが俺しか居ないし、俺の詰めが甘かった性で取り逃がした訳だしな。
それに、あの堕天使に聞きたいことがある。
「それじゃあ一度切りますね? また後で連絡します」
『分かった。気を付けてな?』
そう言って電話を切ってスマホを上着のポケットに入れる。
そろそろカンドロイド達から報告があってもいい頃なんだが。
すると、空から紫と銀色で塗装されたプテラカンドロイドが鳴き声を上げて俺の所にやって来た。潜伏先を見つけたのか?
「場所が分かったのか?」
俺の問にプテラカンドロイドは頷く。流石、本当に優秀だな。
そして今に至る。
プテラカンドロイドの案内でやって来た場所は……。
「……教会か」
そう、教会である。住宅街から少し離れた周りが木々で覆われた場所だ。
この教会は、もう何年前から使われなくなり、人も出入りしていない。隠れ家には丁度良いし、基本的に悪魔は教会には近付かないから堕天使は目を着けたんだろう。
ヘルメットを外してバイクから降りる。懐からゴーグルのような形をした『デンデンセンサー』と呼ばれるメモリガジェットを取り出す。そのままゴーグルを通して教会の方を見る。
「なるほど、地下があるのか」
このデンデンセンサーには、ゴーグル形態だと、目視不能なものまでも視認することができる。
教会を覗いたら中に一人、奥の祭壇の下に地下に続く階段があることを確認した。
恐らく、レイナーレは地下に居るな。
「今回は、コレで行くか」
俺は右手首に黒いブレスレット『ライダーブレス』を嵌め、右腕を胸の前に構える。
すると、どこからか三本の角を持った金色の昆虫型コア『カブティックゼクター』が飛来し、自らライダーブレスに装着していき、そして……
「変身!」
《HENSHIN!》
掛け声と共にゼクターが自動的に回転、ライダーブレスから瞬時にスーツとアーマーが形成される。
《CHANGE BEETLE!》
青い複眼に三本の角が生えた仮面、仮面と同じ金色のアーマーと右肩に鋭利なブレードを備え、サインスーツと呼ばれる黒いアンダースーツを身に纏い。腰の銀色のバックル中央には『ZECT』と彫られた文字、左腰には一本角を持った銀色の昆虫型コア『ハイパーゼクター』が装備されている。
神速を持った金色の戦士【仮面ライダーコーカサス】へと変身した。
変身した俺は、教会の出入り口へ歩いて行く。
△▼△▼△▼△▼△▼
「あー、やってらんねぇーすわ」
教会の中にある椅子にダラけて座っている白髪の神父、フリード・セルゼンは呟く。
彼は悪魔を狩るエクソシストではあるが、教会から追放されてはぐれエクソシストになり、今回は堕天使レイナーレに金で雇われている身だ。
「あの堕天使のネェーチャン、ただでさえ人使いが荒い癖に今度は見張りをやれだぁ? マジでファック!」
フリードはストレスが溜まっていた。レイナーレに雇われてから買い物してこいだの、掃除をやれだの、今度はもしかしたら
フリードからしたらアイツって誰だよ?と言いたい所だったが、自分は雇われている身だと自覚しているので仕方無く命令通りにしている。
「にしても、あのネェーチャン急に帰って来たと思ったら全身ボロボロだったな。マジざまぁ!」
フリードは何故レイナーレがボロボロで帰って来たのかは詳しく教えられていない。レイナーレから命令されたのは、教会の中に入って来た者は殺せと言われているだけなのだ。
「んあ?」
ふと、教会の出入り口の扉がゆっくりと開いた。フリードは「誰だ?」と思いながら首を向ける。
扉から入って来たのは、金色のアーマーを纏い青い複眼をフリードに向けているコーカサスだった。
フリードは一瞬ギョッとしたが、直ぐに平常に戻り、椅子から立ち上がってコーカサスと相対する様に移動する。
「もしかして、オタクが俺の雇い主の言ってた奴ですかい?」
「……」
「って、黙りかよ。まぁ、俺さま一応雇われている身なんでね?この教会に入って来た奴は殺せって言われてるんですわ。なんで……」
フリードは両手を懐に入れて、堕天使の光の力を込められた剣と銃を取り出す。
「死んで貰いましょうかねぇ!」
不気味な表情に変えてコーカサスに向かって肉薄しようとする。
しかし、
「あり?」
コーカサスが何やら軽い動作をしたと思ったらフリードの視界から消えていた。
フリードは後ろから気配を感じてゆっくりと振り向く。
そこには、コーカサスの後ろ姿が見えた。フリードは「いつの間に?」と思考しようと思ったが中断した。
何故なら、急に体に言葉で表せない程の痛みが走ったからだ。嫌な汗を流しながら自分の体を確認した。
「なっ……あっ!?」
心臓の場所辺りから大穴が空いていた。穴の空いた場所からは血がドバドバと体を伝って床に垂れていく。
口からは大量に吐血し、膝はガクガクと震えている。
次第に立っていられなくなり、膝から床に崩れ倒れる。
「お、オレ……ま…だ……な…に…も……して……」
それがフリードの最後の言葉となった。
△▼△▼△▼△▼
堕天使レイナーレは焦っていた。
神器持ちの人間である赤羽健次を殺し、数日後にこの駒王町に訪れる予定になっているシスター『アーシア・アルジェント』が宿している神器
理由としては、赤羽健次を公園で殺害しようとした時に現れた謎の
レイナーレにとって、リュウガの存在はイレギュラー過ぎた。精々、駒王町を根城にしているリアス・グレモリーに警告されるぐらいだと思っていた。
だが、現実は違った。グレモリーからの警告処か急に現れたリュウガに殺され掛けたのだ。現に部下であるドーナシーク、カラワーナ、ミッテルトの三人が殺されている。
そして恐らく、奴は今も私を探しているとレイナーレは考えている。
なんとか公園から脱出して隠れ家である教会に戻ってこれたが、それも時間の問題である。
「時間を掛けて計画を練ってきたのに、アイツのせいで全てが台無しよ!」
レイナーレは教会の地下にある広大な空間で考え込む。なんとかして計画を修正しないといけない。今ならまだ修正は可能だと。
「誰!」
地下の入り口から誰かがやって来る気配を感じたレイナーレは声を上げる。
現れたのは、フリード・セルゼンを倒したコーカサスの姿だった。
「……貴方、アイツの仲間かしら?」
レイナーレはリュウガと似たような仮面の戦士を視界に入れると、奴の仲間と誤認する。
だが同時にリュウガじゃなかったことに心の中で少し安心するレイナーレ。
(アイツじゃないなら私にはまだ勝機がある。あの金色の奴がいくら凄腕だとしても、私を含めた大人数のエクソシスト相手には手こずるハズ!)
レイナーレは、待機していた100人のエクソシスト達を使いコーカサスを数で押せば勝機があると確信しているが、それは最早無謀である。
彼女の視線の先に居るコーカサスは、ある意味リュウガより脅威であることをレイナーレは知らない。
「一人で此処に乗り込んで来たことを後悔しなさい! 全員、そいつを殺しなさい!!」
エクソシスト達は一斉に武器を構え、コーカサスに攻撃を仕掛けようとした、その時……
《 HYPER CLOCK UP! 》
地下に機械音声が鳴り響いた瞬間、エクソシスト軍団が全滅した。
「……えっ?」
レイナーレは理解出来なかった。100人も居たエクソシスト軍団が全滅した。
それも、一回の瞬きで視界が一瞬遮った間にだ。
ある者は首から上がなく、腹に大穴が開いている者や、上半身と下半身が繋がっていない者、首や体が有り得ない方向に曲がっているなど様々だ。
《 HYPER CLOCK OVER! 》
それは突如、レイナーレの目と鼻の先に現れた。
「ヒッ!?」
目の前に現れたコーカサスに悲鳴を上げるレイナーレ。逃げようと後ろに下がろうとした時、コーカサスに首を捕まれその場に持ち上げられる。
「ぐっ、あがっ!?」
首を絞められもがくレイナーレだが、一向に緩められる気がしない。
そんなレイナーレにコーカサスは問い掛ける。
「俺の質問に答えろ。そうすれば解放してやる」
「ほ、ホン…ド…に……!?」
「あぁ、だから答えろ。お前の本当の目的は何だ?」
コーカサスは何か違和感を感じていた。ただ神器持ちの人間を殺すだけなら、あんな回りくどいことをしなくていいはず、更には堕天使の部下を三名も引き連れて駒王町にやって来ている。護衛にしては数が些か多く、殺したら急いで町から出ればいいだけの話だ。
なのに、今では使われていない教会を隠れ家にして、大量のはぐれエクソシストを雇っていた。
「これじゃあ、まるで大きな計画を企てていますと言っているようなものだ。
それで、実際の所はどうなんだ?」
コーカサスは、レイナーレがギリギリ喋れる程に首の絞めるのを緩める。レイナーレは顔を恐怖に染めながら答えた。
数日後に駒王町にやって来る神器持ちのシスターから神器を抽出する儀式のこと。抽出した神器を自分に取り入れ、堕天使のトップであるアザゼルやシェムハザから寵愛を受けるのだと。
それを聞いたコーカサスは「そうか」と呟く。
(それは無理だな。アザゼルさんって人間好きだし、神器を悪用している人間から抽出するならまだしも、何の罪もない少女から神器を奪って殺したらアザゼルさんマジ切れするぞ)
そんなことを心の中で思いながら、もう用済みと判断したコーカサスは動く。
「ね、ねぇ! 貴方の質問に答えたんだから私を解放して頂戴!」
「あぁ、約束は守ろう。解放してやる━━━━━この世からな」
「えっ?」
コーカサスは左腰に接続されているハイパーゼクターのゼクターホーンに軽く左手を置く。
「……ライダーキック」
《 MAXIMUM RIDER POWER! 》
ゼクターホーンを一度倒す。ハイパーゼクターからチャージアップされたタキオン粒子がカブティックゼクターを経由して右脚部のライダーストンパーへとパワーを送り込む。
「ハァッ!」
掴んでいる手でレイナーレの首をへし折り、宙に投げる。落ちてきた所をタイミングを合わせて、渾身の中段回し蹴り『ライダーキック』を叩き込んだ。
タキオン粒子を纏った回し蹴りを直撃したレイナーレの体は爆散し分子崩壊して消滅する。
レイナーレの立っていた場所には、青い薔薇が手向けられていた。
△▼△▼△▼△▼△▼
「アザゼルさん、終わりましたよ」
『そうか、済まねぇな。助かったぜ』
「いえ、大したことはありませんでした」
『それでもだよ』
レイナーレとはぐれエクソシスト軍団を倒した俺は、アザゼルに報告している。レイナーレの本当の目的ことをアザゼルさんに話すと、盛大な溜め息を付いた。
アザゼルさん、書類の山がまた増えますね。
『後は俺の方でなんとかする。まずは、そのアーシア・アルジェントの保護からだな』
「お願いします」
そう言って電話を切る。折角の休日がこんなことになるとはな。
さっさと、帰るとしよう。あっ、はぐれエクソシストの死体は俺が片付けた。と言っても、ミラーモンスターに喰わせただけだどね。満足そうにしてたから当分は餌はいらないな。
教会の外に停めてあったマシンゼクトロンに跨がり、エンジンを掛けて自宅に向かう。
明日からまた学校だ。取り合えず、帰ったらシュークリームを食べよう。
コーカサスはやっぱり強い!
フリードの口調がよく分からない。
そう言えば、コーカサスの本来の変身者である黒崎さんて本名が『黒崎一誠』らしいです。兵藤一誠くんと同じ名前です。凄い偶然ですよね!
お気付きかもしれませんが、アーシアちゃんは名前だけで本人は登場してません!これで第一巻が終わりましたね。早いなぁ~。赤羽くん何もしてないよ。
旧校舎のフェニックス編では、一誠くんは一切関わりません!
ですので、一誠くんの高校生活とヴァーリチームとの絡みでもやろうかと思っています。ちゃんとダークライダーは出ますから安心して下さい!
次回 兵藤一誠のダークライダー戦記
第7話 男子高校生の日常
次回もお楽しみに!