兵藤一誠のダークライダー戦記 【凍結】   作:ロボ戦極凌馬

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やっと書けた!遅れて申し訳ない!
さぁ、今回はあのライダーの登場です!タイトルで分かってしまうと思いますが(笑)
では、どうぞ!


ヴァーリチームVSダークライダー
第8話 戦闘訓練 美猴VS血の鎧武者


 休日の日、俺は冥界の堕天使領にやって来ている。

 理由は、ある人物に呼ばれたからなんだけど。

 

 

「おーい、一誠」

 

「ん?アザゼルさん、ってウオッ!?」

 

 

 後ろから聞き慣れた声が聞こえ、振り返ってみると目の下に隈を作りマジで疲れてますなオーラを出しながら、アザゼルさんが佇んでいた。

 

 

「あ、アザゼルさん。その、大丈夫ですか?」

 

「おう、一応生きてる。ただ、スゲー眠いんだ」

 

「そ、そうですか」

 

 

 俺は苦笑いをしながらアザゼルさんを見る。どれだけ徹夜して仕事を片付けたのだろうか。今にも廊下で寝そうだな。取り合えず、アザゼルさんの自室か仮眠室まで送った方がいいな。

 

 

 俺がアザゼルさんに自室か仮眠室のどちらが良いかを聞こうとした時、女性の声が俺達の耳に入った。

 

 

「あっ、いた!お義父さん!一誠くん!」

 

 

 腰まである綺麗な銀髪に整った顔立ちのした美少女がこちらに走ってきた。

 彼女の名前は、ヴァーリ・ルシファー。俺をここに呼んだ張本人であり、アザゼルさんが自分の娘のように可愛がっていて、今代の『白龍皇』である。

 アザゼルさんから聞いた話だと、路頭に迷っていた幼いヴァーリを保護したんだと。それからアザゼルさんと一緒に暮らしている内に『お義父さん』と呼ばれるようになったらしい。初めて呼ばれた時は鼻血を出したって本人が嬉しそうに言ってた。

 

 

「こんにちは一誠くん。急に呼び出して御免なさい」

 

「気にするな。どうせ暇だったしね」

 

「ありがとう一誠くん。それとお義父さん!何処に向かっているの?お義父さんの部屋は、こっちとは反対方向だよ?」

 

「そうだったか?悪いな、眠すぎて勘違いしてたわ」

 

 

 これは重症だな。勘違いして反対方向来るとか相当だよ。

 その後、俺とヴァーリはアザゼルさんを部屋まで連れていき寝かせる。部屋を出て、俺達は再び歩き出す。

 

 

「そう言えば、今日は何の用で呼んだんだ?」

 

「うん。実はね、私のチームメンバーを紹介しようと思って」

 

「チームメンバー?」

 

 

 あー、そう言えば前にアザゼルさんが言ってた気がするな。ヴァーリチームっていうチームを作ったとかなんとか。一体どんなメンバーなんだろう。

 

 

「へー、どんなメンバーが居るんだ?」

 

「ふふっ、それは着いてからのお楽しみ!あっ、そこを右に曲がって直進したら模擬戦ルームだよ。そこで待って貰ってるから」

 

「分かった……ん?模擬戦ルーム?」

 

 

 なんか、不穏な言葉を聞いた気がする。大丈夫だよね?そんなことにはならないよね?

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあ、メンバーを紹介するね?」

 

 

 あの後、無事に模擬戦ルームに辿り着いた俺達を待っていたのは四人の人物。

 どうやら、件のメンバーらしく。ヴァーリが端から紹介していく。

 

 

 一人目は、古代中国風の鎧を身に付けた男━━美猴。ヴァーリが言うには、闘戦勝仏の末裔らしい。

 

 

「闘戦勝仏……てことは、孫悟空?」

 

「おっ!よく知ってるなぁ。俺っちは美猴、よろしく頼むぜぃ!」

 

 

 二人目は、妖艶な雰囲気を醸し出して黒い着物を軽く気崩し、頭から猫耳を生やした女性━━黒歌。猫又と呼ばれる妖怪で、ある理由で悪魔に転生し、現在指名手配中のはぐれ悪魔だそうだ。凄い経歴だな。後、仙術っていう特殊な力を持っているらしい。

 

 

「ヴァーリから話を聞いてるにゃ。よろしくねん♪」

 

 

 三人目は、落ち着いた雰囲気を醸し出した眼鏡を掛けた金髪の男性━━アーサー。かの有名なイングランドの王、騎士王アーサー・ペンドラゴンの末裔らしい。聖王剣コールブランドの所有者でもある。

 

 

「貴方のことはヴァーリから聞いています。アーサーと申します。どうか宜しくお願いしますね」

 

 

 四人目は、トンガリ帽子を被り、服の上からローブを纏っている女の子━━ルフェイ。アーサーの妹にして魔法使いなのだそうだ。

 

 

「は、初めまして!魔法使いのルフェイと申します!ヴァーリさんから兵藤さんのお話を伺っています!」

 

 

 以上が、ヴァーリチームのメンバーだ。

 白龍皇、孫悟空の末裔、猫の妖怪、騎士王の末裔に魔法使いの妹。

 何より……強いな、全員。俺も何年も戦ってきたから見れば分かる。

 

 

「それでヴァーリ。メンバー紹介の為だけに俺を呼んだんじゃないんだろう?」

 

「……やっぱり分かる?」

 

「あぁ。模擬戦ルームに来た辺りからそんな予感はしてたよ」

 

「うん。実はね?」

 

 

 ヴァーリが申し訳なさそう顔をして俺に話してくる。

 要約すると、俺が神器ではない力『仮面ライダー』に変身できることをメンバーに話したら、興味が湧いて戦ってみたいということらしい。

 

 

「ということで、俺っち達と戦ってくれないかぃ、兵藤一誠!」

 

 

 まぁ、俺も彼らの実力が気になるし貴重な経験にもなるだろうし、別にいいかな。

 

 

「分かった。戦おうぜ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 模擬戦ルームはかなり広く作られている。天井も高いし、フィールドも幅が広い。戦闘訓練には打ってつけだろう。

 フィールドの中央に俺と美猴は佇んでいる。制限時間は8分。アナウンスの合図で開始する。

 ちなみに、ヴァーリ達は別の場所からこちらを観戦している。

 

 

「いやぁ、楽しみだぜぃ!」

 

 

 美猴は好戦的な笑みを浮かべながら得物の棍棒を構える。

 俺は懐から戦極ドライバーを取り出して装着する。

  だが、そのドライバーは以前使ったフィフティーンのモノとは違ってバックルの左部分の『ライダーインジケーター』が鎧武者の横顔になっている。

 

 

  『L.S.-07』という番号が書かれた赤いロックシード右手に持って開錠する。

 

 

「変身!」

 

 

 《ブラッドオレンジ!》

 

 《ロック・オン!》

 

 

 俺の頭上にクラックが出現、そこから赤いアームズが降りてくる。

 初めて見る光景に美猴は口を開けてポカーンとしている。その顔を見るのが俺の楽しみの一つになってきているが、俺は悪くない。

 

 

 赤い錠前—ブラッドオレンジロックシードをドライバーに嵌め込み、施錠するとロック調のエレキギターによる待機音声が流れ始める。そしてカッティングブレードでロックシードのキャストパッドを切った。

 

 

 《Gyiii-yiii-yiii!ブラッドオレンジ・アームズ!》

 

 

 低い音声と共にアームズが頭に被さり、同時に紺色のライドウェアが全身を包み込むとアームズが展開され、その姿が露になる。

 

 

 《邪の道!オン・ステージ!》

 

 

 頭部には三日月をイメージした角、血のように赤い色の鎧には植物のツタを想わせる黒い紋様のような模様が入っている。

 右手にはブラッドオレンジの断面をしたアームズウェポン『大橙丸』が握られており、左腰には銃と剣が一体化した片刃の直剣『無双セイバー』が携えられている。

 

 

 天下を目指した赤き武神【仮面ライダー武神鎧武】へと変身した。

 

 

「おー!それが仮面ライダーってやつかぃ!」

 

「あぁ。今の俺は仮面ライダー武神鎧武だ」

 

 

 俺は腰を軽く落として、大橙丸を肩に担ぐ。

 そして、アナウンスから開始の合図が掛かる。

 

 

『戦闘、開始!』

 

 

 

 

 △▼△▼△▼△▼

 

 

 

 

 武神鎧武と美猴は合図と同時に接近する。棍棒と大橙丸がぶつかり合い火花を散らす。

 そこから、美猴が棍棒を槍のように連続で突く。素早い突きに武神鎧武は焦らず大橙丸で攻撃を捌く。

 

 

「中々やるじゃないかい、兵藤一誠!」

 

「それはどうもっ!」

 

 

 美猴の攻撃を捌いた武神鎧武は攻撃に転じる。大橙丸を上段、横薙ぎと連続で振るう。美猴は棍棒で全て防ぎ、互いに攻防を繰り返す。

 

 

 何度か打ち合い、武神鎧武は足をハラって美猴の体勢を崩そうとするが美猴は後方に軽くジャンプし下がることで回避する。

 そして、棍棒を構え直して叫ぶ。

 

 

「伸びろ、如意棒!」

 

「ッ!」

 

 

 棍棒が勢いよく武神鎧武に向かって伸びるが、武神鎧武は体を横にずらして避ける。

 

 

「その棍棒、やっぱり伸びるんだな」

 

「当然だぜぃ!」

 

「なら!」

 

 

 《Gyiii-yiii-yiii!ブラッドオレンジ・スカッシュ!》

 

 

 戦極ドライバーのカッティングブレードを一回降ろし、大橙丸の刀身にエネルギーを纏わせる。大橙丸を振るうと赤い斬撃が美猴に向かって放たれるが、美猴はそれを棍棒で叩き落とす。

 

 

 武神鎧武は大橙丸を左手に持ち替えて、左腰に携えている無双セイバーを右手で引き抜き、無双セイバーのバレットスライドを一度引いてガンモードに移行させる。残弾を表示するエナジーチェンバーに四つの光が灯る。

 

 

 無双セイバーの引き金を引くとムソウマズルと呼ばれる銃口から弾丸が発射される。発射された弾丸は真っ直ぐ美猴に向かうが避けられる。更に三発連続で発射するが、それらも避けられてしまう。

 

 

「そろそろ決めるぜぃ!」

 

「いいぜ!」

 

 

 武神鎧武は大橙丸の柄の底にあるアームズカップラーに無双セイバーを連結させてナギナタモードにする。

 

 

 《ロックオフ!》

 

 

 ドライバーのブラッドオレンジロックシードを外し、無双セイバーのドライブランチに外したロックシードを嵌める。

 

 

 《ロックオン!》

 

 《一・十・百・千!ブラッドオレンジチャージ!》

 

 

 大橙丸と無双セイバーの刃にエネルギーが纏う。

 美猴も棍棒に力を纏わせて迎撃体勢を取る。

 

 

「ハァアアアア!」

 

「ウォオオオオ!」

 

 

 そして、二人は同時に駆け出す。フィールドの中央で二人の武器がぶつかり合い、その余波で二人は吹き飛んでしまう。

 それと同時にアナウンスが鳴り響く。

 

 

『戦闘、終了!』

 

「おっと、時間切れかぁ」

 

 

 アナウンスが鳴ると吹き飛んだ二人は立ち上がる。武神鎧武はロックシードをドライバーにセットし直し、キャスパッドを閉じる。アームズとライドウェアが細かな粒子になって霧散し、変身を解除した。

 

 

「楽しかったぜぃ、兵藤一誠。また頼むぜ!」

 

「あぁ、俺も貴重な経験をさせて貰った。ありがとう」

 

 

 美猴と一誠は互いに握手し、出口に向かって歩き出す。




美猴の口調がよく分からない!
アームズチェンジを期待していた人は申し訳ない!次に登場する時はアームズチェンジさせますので。
そして、次回はあのライダーです!

次回 兵藤一誠のダークライダー戦記

第9話 戦闘訓練2 黒歌VS目覚めし戦鬼

次回もお楽しみに!
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