・・・何がヤバいって街中でスキル使ってるんですよね
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俺の片腕が義手になってから三年
あれからお嬢ことアイズはLv.4
俺に至ってはランクアップしてLv.5になり、第一級冒険者と呼ばれる都市でも数えられるくらいしかいない上級冒険者の仲間入りを果たした
まぁ問題があるとすれば、俺がランクアップしてからお嬢の機嫌が非常によろしくないことだろうか、頬を膨らませてプンスカしている
・・・まぁいいか
出会った当初に比べれば随分と感情豊かになったのは良いことなので暖かく見守ろう
まぁ、ここまでお嬢が表情豊かになったのも数ヶ月前に入団してきた「ティオナ・ヒリュテ」という少女の影響による所が大きい
最近は俺よりもティオナ達とダンジョンに潜っていることが多い・・・なんというか端的に言ってちょっと寂しい、懐いていた気難しい子猫が独り立ちしてしまったような物悲しさを感じるがここはお嬢の人間としての成長や同年代でしかも同じ実力の友人ができたことをを喜ぼう
・・・でもやっぱちょっと寂しいなぁ
あ、そういえば他にもこの数年で変わったことがある
それが―――――――――――
「兄貴、訓練に付き合ってくれ」
「待ちなさい、カイトはこの後あたしに料理を教える予定があるわ」
「あ? こっちが先だ」
「あ? こっちが先に予定があるって言ってんだろうが!!」
――――――これである。
目の前で長身の
「ティオネ、言葉使いが戻ってんぞ」
俺の忠告にアマゾネスの少女がたじろぐ
「うぅ!?」
「ハッ!ざまぁねぇな」
「うるせぇ!!」
「ティオネ~?」
「うぐぐぐぐぐ・・・うるさいわよ!!」
この数年で身の回りで変わったことが色々あるが、ファミリア内で案件を上げるとするならこの状況だ
男の方は2年前に他のファミリアから改宗してきた
俺のことを兄貴と呼ぶのは・・・まぁいいとして、面倒なことによく訓練をせがまれる
しかもただの訓練ではない、全力で俺を殺しに掛かってくる
そんなもんだから俺も上手く手加減できずいつも半殺し状態にしてしまう
だというのにこの二年間頻繁に訓練という名の死闘をせがまれる、最近はこいつ実は極度のマゾヒストなんじゃね?と思い始めている。
いやだってこいつボコボコにしたあとに悔しそうな表情を浮かべた後に笑うんだぜ?
「とりあえずベートとの訓練は明日な、今日は先にティオネとの約束があったからな」
「ふふん」
「ぐぎ・・・ちっ・・・わーったよ、ただし明日は必ず俺の相手してもらうからな」
「おう、三週間ぽっちでどれだけ強くなれたか見てやるよ」
「ハッ、兄貴こそ覚悟してやがれ」
そう言うとベートは以外と素直に引き下がっていった
(まぁ、言うことを聞くだけ大分ましになった方だわな)
「さて、と・・・じゃあ調理場に行くか」
「おっしゃあ!!やるわよ!!」
「ティオネ、『おっしゃあ!』もあんまお淑やかな言葉じゃないぞ、『よし!』くらいにしとけ」
「『よし!』やるわ!!・・・・こんな感じ?」
「そんな感じそんな感じ」
ベートと対峙していたアマゾネスの少女、名前は『ティオネ・ヒリュテ』
先程、お嬢の話の時に話題に上げた『ティオナ・ヒリュテ』の双子の姉だ、双子の姉と言っても二卵性双生児なのでまったく顔が一緒というわけではない、まぁ似てるっちゃあ似てるなぁ、くらいだ。
つーか、親はどんな考えで双子にこんなややこしい名前をつけたんだ、当初は二人の名前を間違える奴が続出して慣れるまでが大変だったぞ
この姉妹、明らかな違いがあるとするなら中身・・・というか性格だな
どうしたらこれほど違うのかと思う程度にこの姉妹は気質が異なる
妹のティオナの方は一言で言えば天真爛漫、笑顔が絶えず元気ハツラツ!オロ〇ミンC!!
姉のティオネの方はぶっちゃけ粗暴といった感じだ、言葉遣いはチンピラ、トラブルは口よりも手が先に出るタイプ
「そんじゃまずは―――――」
「団長の好きな料理!」
「―――――は料理の基本ができるようになってからな?」
「ぬぅ~~」
それが今やこれである
―――――――恋は女を変える
アミッドという今や俺の嫁になった
目の前にいるティオネも恋をして激変した
あ、ちなみに惚れてる相手は笑顔の素敵な腹黒団長のフィンだ
何でもそのフィンに好みの女性を聞いた所、「お淑やかな女性」というティオネから大分かけ離れた答えを聞かされたらしい
当初はあまりに自分とかけ離れたフィンの好みに落ち込みはしたが恋する乙女は不死身のモンスター
すぐに復活し、言葉遣いから日常における所作までお淑やかな女の子とやらになるため鋭意努力中というわけだ
そして何故に俺がその面倒を見ることになったのか説明したい
何でもティオネがファミリア団員中に
「恋愛事の相談や花嫁修業をするなら誰か?」的な質問をしたらしいすると
「「「「「カイト」」」」」
満場一致で全員が俺と答えたそうだ
・・・いや、なんでやねん!
ワタシオトーコ!!
一応他の奴らに文句を言ってみたら
「このファミリア内でカイト以上に料理が上手い奴がいるっすかね?」
「ふむ、私もカイト以上に紅茶を煎れるのが上手い者を知らんな」
「婚約者が居てしかも複数、これで恋愛事が苦手って言ったらあんた誰かに刺されるわよ」
上からラウル、リヴェリア、アキの意見だ
ぐうの音も出なかった
特に最後のアキの台詞に同意する者が非常に多く、中には血の涙を流す者も・・・
「いや泣くくらいなら恋人作れよ」と軽く言ったら
ロキ・ファミリア団員の過半数に獣のごとき咆吼を上げながら全方位から襲われた・・・何故だ。
話を戻そう
そんなこともあってとりあえず暇なときはティオネに料理を教えてやることにした
「うぅ・・・みじん切り面倒くさい」
「料理は手間と下準備をどれだけ掛けたかで味が変わる、文句をいわずやれ」
「一気に潰して混ぜれば一緒じゃないの?」
「・・・はぁ」
ティオネの料理が上手くなるまでは先が長そうだ
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《side:ティオネ・ヒリュテ》
テルスキュラ
女神カーリーが治めるアマゾネスのみで構成された国家
そこが私と妹のティオナの故郷
そこでは地獄のような闘争の毎日が繰り返されていた
同胞との殺し合い
唯一心を許していた者との殺し合い
絶対的強者による訓練という名の暴力
その悪夢がある日突如として終わりを迎えた
妹の「この国を出たい」その一言だけで
そんなことが許されるわけがないと思っていた
でも実際は違った
女神カーリーはあっさりと許可を出した
「出て行きたいなら出て行ってもいい、ここの門はいつでも開いているのだからな、出るも入るもおぬし達次第だ」
仮面を被った女神は何でもないとでも言うように私たちを解放した。
突然だった、突然すぎた。
国を出た当初の私の心内はグチャグチャだ、それまでの自分の境遇に憤りと虚しさ、そして己のどうしようもない暴力性を見せ付けられたようだった
でも―――――――
「ティオネ見て見て!すごいよここ!!」
それも能天気な妹と旅をする内にどうでもよくなってきた
外界の全てが美しかった
妹に感化されたかのように私の澱んでいた心は徐々に浄化されていった。
テルスキュラを出た時点で私たちのレベルは2
外界ではこの強さは破格なのだそうだ
そのおかげで旅先でのファミリアからは全て歓迎された
中には私たちのことを快く思わない連中や世間知らずなのをいいことに騙して来る奴らもいたが全て力でねじ伏せた
そんなこともあるせいか、どこに行っても腰を落ち着かせようと思う場所はなかった
それでも悪い気分ではなかった、妹と共に世界を巡るのを私は楽しむことができるようになってきていた
そんな私と妹の旅はオラリオで終わりを向かえる
残念ではない
むしろ歓迎する
いや歓迎どころではないできることなら紐でふん縛って監禁したいくらいだ
私は――――――――運命と出会った!!
運命の名前は『フィン・ディムナ』!!
オラリオに居を構える二大派閥の片割れ「ロキ・ファミリア」の団長!
そして私の運命の相手!!!
アァ!!団長との初めての出会いを思い出すだけでも今も胸の高鳴りが押さえられない!!出会った当初からその笑顔が素敵でその声は麻薬のように私の脳髄を犯してクンカクンカすーはースーハーッ野性味が足りないと思っていた所にあんな凶暴な姿を見せられてあぁああぁあああーーーーアッーーーーーーー!!団長団長団長団長団長団長団長団長団長団長ウゥゥウウウウゥゥゥゥゥゥ時折見せる笑顔から零れる輝かしい白い歯はもうペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロんハァ!ダンジョンで指示する後そのお尻ガガガガガガあああああああ食べたい掴みたい頬ずりしたいぃいいいいィィィイイイイイイイあぁもうなんでそんなにカッコいいの!?なのになんでそんなに小さくてかわいいですかかわいくてカッコいいとかなにその矛盾を孕みつつも完成された最高の雄は!?あーもう団長に頭ナデナデされてぇえええええええ胸に顔を埋めてグリグリしながらクンカクンカスーハーッスーハー一生そこで深呼吸して老後まで暮らしてぇぇええええーーーーーあああああ団長の■■■■■■■■を■■■■してアタシの■■■■■■で■■■■■■させてもうッグッチャグチャにして■■■■■■■■をしてぇぇええええ団長のカッコいいのは姿だけじゃない性格ももちろんだけどあの人の掲げる夢もすごいたった一人で種族の希望になろうとする覚悟もすごいけどそれを堂々と宣言するときの団長に私の雌が■■■■してもう溢れてんはぁぁぁあああああああっっも~~うううううかっこいいかカワイイに加えて大人の渋さまで合わさってもうたまらぁああああああんんホホホホォオオオオオオオオオ―――――――――――――
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団長は「お淑やかな女性」が好みらしいです☆
お淑やか・・・よくガミガミ言ってくるあの副団長のエルフみたいなの?
私は
・・・うん、
ちょっと野性味溢れているだけだ、個性だ。
むぅ・・・お淑やかとは・・・。
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自分一人の考えでは無理だと判断し周りの者に助言を求めた
少し前の私なら誰かに頼るなど絶対にしなかった
だが団長を射止めるためなら私は手段など選ばない、私の安いプライドなど犬に食わせてやる
その甲斐もあって、お淑やか女性、とやらになるために必要なものが大体把握できた
一つ「言葉遣い」
二つ「所作」
三つ「料理などの家事スキル」
最低でもこの三つらしい
一つ目と二つ目はあのエルフを観察することで何とかなりそうだ・・・だが・・・料理
肉を煮るか焼くかじゃダメなの?
ダメらしい
いいだろう
ならば習得するまでだ、戦闘と同じだ
出来ないのなら出来るようになるまでだ・・・だが独学では無理がある
師がいるかいないかでは習得に大きな差があるのはテルスキュラで学んだ
・・・あぁクソ!嫌なことを思い出す
こういうときはあれだ、団長のことを考えて嫌なことを忘れよう
団長の笑顔団長の白い歯団長の声団長の臭い団長の髪団長の鎖骨団長の団長の団長の団長の団長の団長の団長の団長の団長の団長の団長の団長の団長の団長の団長の団長の団長の団長の団長の団長の―――――――――
・・・ふぅ落ち着いた
さすがは団長、ただ思うだけでこんなにも嫌な気分が恍惚な気分へと変わっていく
とりあえず師が必要だ
とびきりの料理の師が。
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そんなわけで今度は「料理の上手い者は誰か」とファミリア内で聞いて回った
すると全員が一人残らず同じ名前を挙げた
「カイト・・・そいつって男じゃないの?」
「男だとかはあんまし関係ないわよ?あいつ将来は料理店を出したいらしくて、暇な時間ができたときはよく飲食店で働いたり調理場で料理の練習してたりするわよ」
「ふ~ん・・・まいっか」
男だろうが料理が上手いなら何でもいい
「疑わしいなら、ちょうど今日がカイトの食事当番だから夕食はホームで食べてみたら?いや~カイトの食事久しぶりだから楽しみだわ」
アキという女の助言に従って夕食はホームで食べるためダンジョンに行くのを止めた
「あ、あとあいつ嫁が四人もいるから恋愛相談とかもできるんじゃないかしら?」
「え、嫁が四人もいるの!?」
なんとも都合の良い者がいたものだ
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「むぐむぐうまままま!ティオネ!!これすっごい美味しいね!!」
(・・・っ、確かに美味い!!)
隣のティオナがガツガツと書き込むように食べる
出来れば自分もそんな風に食べたいがそれはお淑やかな女性がすべき行動ではない
ゆっくりと出来るだけ上品に――――――
「ティオネティオネ!!これもすごく美味―――「うるせぇええええええ!!」
隣の馬鹿がうるさくて怒鳴ってしまった、反省。
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「私おかわりしてくるねーー!!」
「はいはい勝手に行ってきなさいよ、ったく・・・それにしても――――――」
この一月ほどで何回もホームの食堂で食べたが今日が一番人が多い
おそらく全員がカイトという男の作る料理が目的なのだろう
確かに非常に美味しかった
何よりその証拠として団長も美味しそうに食事をしていたのが見えた
あの笑顔を自分以外の者が作った食事で発していると思うだけで嫉妬してしまう
カイトが男で良かった・・・■■サナクテスム
とりあえず目の前にある「ハツカツ」と「ミルフィーユカツ」という名の肉の揚げ物と千切りの野菜、そして飲んだことのないミソスープなるものを食すことに集中する
歯ごたえのあるハツカツ
とろけるような食感のミルフィーユカツ
口がくどくなりかけたところで千切りの野菜を挟むことで口の中がリセットされる
気まぐれにミソスープを口に含めば少しのつもりがその独特の味と暖かさに飲む手がとまらない
食事の前に教えてもらった米とおかずを同時に食べるという方法、最初は口の中で混ぜるとか気色が悪かったが一度試してみたら止まらなくなった
(・・・っうまい!!)
結局妹のようにお替わりを二回もしてしまった・・・お淑やかな女性だっておいしければおかわりくらいするはずだ、ギリギリセーフ・・・のはず
(ぬぅ・・・でもこんなおいしいのが作れるようになれば淑女へ近づける!)
改めてカイトという人物は料理を教わる上でまちがいなく最上の師になるとわかった
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全員が食事を終え食堂の人口密度が減り始めた頃
私はカイトに料理を教えてくれるように直接頼みに行った
ちなみに場所は食堂の隅っこだ
何でも食後はとある条件をクリアした者達にだけデザートが振舞われるらしく、これはカイトが食事を作るときの通例らしい
それで頼んでみたら―――――
「断る」
「何で!?」
速攻で断られた
副団長のエルフと数名に見たことのない色の紅茶とこれまた見たことのないデザート?を振る舞うのに忙しいのかこちらを見もせずに言ってきやがった
「俺にはそんな暇はあまりないんだよ、ただでさえ最近はベートの奴が強くなってきて相手するのが大変だしダンジョンに料理のバイト、ファミリアの会計も任されてるし、フィン達の書類整理と嫁達とのデートとかで忙しい・・・つーか何で俺なんだよ」
「だって・・・」
カイトの最後の方によくわからない用事もあった気がするが、とりあえず他の者達が料理を学ぶならカイトが一番であるということを教えてもらったことを告げる
「いや・・・その評価は嬉しいが他にも料理が上手い奴いるだろ?」
「そこを何とかお願い!!」
「現実的に無理」
「ぐぬぅぅぅうう~~」
どうやってカイトを説得すべきか悩んでいるところに助け船が来た
「このファミリア内でカイト以上に料理が上手い奴がいるっすかね?」
「ふむ、私もカイト以上に紅茶を煎れるのが上手い者を知らんな」
よくカイトと共に居る地味な男と副団長のエルフだ
「おい」
その言葉にカイトが余計なことを言うなとでも言うかのように二人を咎める
「別にいいのではないか? この子はベートと同じで少し落ち着きがないようだからな、お前が料理を教えながら色々教えてやればこちらとしては手間が省ける」
「えー・・・そんな時間がねぇんだけど」
「なら新人の情操教育ということで書類仕事は・・・ラウルお前がやれ」
「うぇえ!?俺っすか!?・・・うわ~やぶ蛇っすよこれ、余計なこと言うんじゃなかったっす・・・」
「安心しろ、言い出しっぺの私もできる限り手伝う」
「おい待てや、何でドンドン話が進んでんだよ・・・はぁ」
それを聞いたカイトが仕方がないとでも言うよう長いため息をついた
「わーったよ降参だ・・・ティオネ、暇なときだけだからな」
「よっしゃぁ!!」
エルフの口ぞえも会って何とかカイトに料理を教えてもらえることになった
「えっと・・・リヴェリア・・・でいい?」
「ん? いいぞ どうした?」
「・・・その・・・あり がとう」
「ふふ・・・なに、良く変わろうとしている者を無碍にするのは勿体無いのでな、頑張るといい カイトの教えは厳しいぞ?」
感謝の言葉を言う等いつ以来だろうか、恥ずかしくてどもってしまった
だというのにこのエルフは何でもないというように言ってきた
上から目線の言葉に普段なら腹の一つでも立てていたかもしれないが、今の私にはどうでもいい
(これで、団長の言う「お淑やかな女性」に近づける!!・・・あ、そうだったそれともう一つの方もついでにお願いできるかな?)
「カイト、ついで程度でいいんだけど恋愛相談もお願い」
「・・・は?」
鳩が豆鉄砲でも受けたかのような顔をされた
「いや、それこそ何で俺だよ、そういうのは同姓に相談するもんじゃないのか? 恋愛事とかあんまし得意じゃないんだが・・・」
「「「「ハァ~~~~~~~~・・・・」」」」
そう言うカイトの後ろで全員がクソでかいため息をついていた
「な、なんだよ」
「あのねぇカイト?・・・婚約者が居てしかも複数、これで恋愛事が苦手って言ったらあんた誰かに刺されるわよ・・・ほら」
「うぅ・・・カイトさんには美人な女の子が四人」「俺、恋人出来たこともないのに嫁とか・・・」「カイトって結構無自覚で女を堕とすんすよねぇ」「あぁー・・・わかるわかる」「なんで私には相手がいないのか」「くぅ!これが神々の言う所の『リア充爆発しろ!』という奴か」「・・・私も彼氏とか欲しい」「そうねぇ・・・できれば冒険者以外でって条件だけどね」
そう言ってアキが目線を向けた先には涙を流しながら肩を組む男どもと少数の女の姿
「いや、泣くくらいなら恋人作れよ」
そこにカイトが私でもわかるくらいの爆弾を投下
「「「「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」」」」
「ちょ!?いきなり何すんだお前ら!?」
その後は大乱闘
狂戦士に変貌した独り身達によるリア充狩りが勃発
だが全員がカイトに返り討ちに遭った
普通に強かった、
別に他の者達が弱いわけではない
カイトが強すぎるのだろう
だがそんなカイトも
「食堂で騒ぐとは何事だ!!」―――――――とリヴェリアに全員正座をさせられた状態で二時間以上怒られていた
「せっかくの緑茶と私の白玉ぜんざいに埃が付くだろうが!!」
・・・怒った理由がこのエルフにしてはしょぼかった
今更だが大丈夫かこのファミリア・・・団長の気苦労が忍ばれる。
・・・うん、団長の心労を取り払うためにも美味しい料理を覚えよう!
《side out:ティオネ・ヒリュテ》
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次回は主人公とベート視点の予定
もうちょいや、もうちょいでベルが登場できる・・・いやその前にレフィーヤやな