ベルの兄がチートで何が悪い!!   作:シグナルイエロー

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新章のプロローグ的な話なので短めです。

なんと登場するのは有名なあの人!!

名前を言ってはいけない
いや、知名度に反して誰もその名を知らない暗殺界隈では有名なあの人です☆


弟子とスパルタ教育 地獄編
45:手刀×暗殺


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《side:動体視力に定評のある暗殺者》

 

 

「はっ・・・はっ・・・はっ・・・ひひひひ、くくうふふ」

 

俺は暗殺者だ

 

とある闇組織に所属している

 

組織の本部はとある国で最大の構成員数と勢力を誇る

 

その組織が遂に世界の中心とも揶揄されるオラリオに進出した

 

 

そんな俺たちの仕事は多岐に渡る

 

暗殺者だからといって暗殺だけしていればいいわけじゃあない

 

この街に元々いた同類の組織から縄張りを奪い

その縄張りの中で違法な薬や道具を法外な値段で売りさばき

店を出しているカタギの奴らを脅し用心棒代として多額の金をせしめること等々だ

 

裏の組織も金のためなら暗殺者でも使いつぶす・・・世知辛い

 

まぁ、組織の中でも武闘派の俺とその部下達なら問題など起こりようもない仕事だ

 

だというのに―――――――――――――

 

 

「おい、あんた何故だ!?」

 

 

何故俺は―――――――――――

 

 

「何故 俺はひたすら芋をマッシュさせられているんだ!?」

 

「うるせぇ、口動かす前に手を動かせアホチンピラ」

 

「すんませアベし!?」

 

既に顔がボコボコに腫れ上がり見るも無惨な俺に強烈なビンタが炸裂する

 

「隊長ぅ!?」

 

「てめーらもボーっと突っ立てないでもっと客引きの声出せやコラ!! お前らは全員ノルマは二十人だからな?出来なかったら両手両足粉砕、客を無理矢理連れてくるような不作法者は即処刑だから・・・・・・あーちなみにだが、客引きと称して逃げたらどうなるか・・・・・・分かってるな?」

 

その瞬間、青年から殺気が吹き出す

 

「「「「「ヒィイイイイイイイ!?」」」」」

 

「おらぁ行け!!」

 

「「「「「じゃ、じゃが丸君いかがっすかぁああああーーーーーー!!!???」」」」」

 

客引きのために顔以外をボコボコにされた俺の部下達が涙ながらに必死に笑顔を作って一般市民に媚びを売る

 

 

 

そんなことをしている内に―――――――――――

 

「兄貴、済んだぞ」

 

青年の後ろに銀髪の狼人が誰かを引きずってやってきた

 

「おう、すまねぇな面倒事頼んじまって、で―――――――――――・・・そいつは?」

 

「元締めだとよ、連れてきた方が手っ取り早いだろ」

 

「へぇ・・・気が利くなベート」

 

 

いや待て・・・ていうか引きずられてるのって

 

「ボス!?」

 

あろうことか引きずられてきたのは組織での俺の上司だった

 

「ボス、大丈夫で――――――――――――」

「あ、あ、悪夢だ、悪魔だ、鬼だ」ガクガクブルブル

 

わずか数時間前まで組織の幹部、そしてオラリオ支部のトップとして俺たちに命令を出していたときの堂々としたの威厳は微塵もなくなっていた

 

(い、いったい何が・・・)

 

ボスは顔面を蒼白にしつつ震えながらブツブツと何かを呟くだけの廃人になっていた。

 

 

 

 

 

「こいつらのアジトは?」

 

「言われた通りに更地にしてきてやったけどよ・・・あの雑魚共程度じゃ準備運動にもならねぇな」

 

(さ、更地ッ!?)

 

ありえないことだ、俺たちの組織にはランクアップを果たしている手練れが何人も居たはずだ

 

それが全滅したというのか!?

 

しかも俺を圧倒した人間の方ではなく、この男の部下であろう狼人に!?

 

 

有り得ない 

 

        認めたくない 

 

     馬鹿な      

 

こんなの夢だ

 

 

俺の頭の中が目の前で為される会話を否定するために拒否の言葉が無数に反芻する

 

眼球が俺の意識に反してグルグルとせわしなく動く

 

あまりにも非現実的な事実に目眩と吐き気がする

 

 

何度も何度もこれは夢だと思い込みそうになるのだが・・・

 

「うぇへへへへへまかせてくらさいよ~ビッグボス~、オラリオ支部はこの私におまかへをようへへへへ」

 

夢ではなく現実であることを突きつけるかのように廃人同然のボスが先ほどから目の前で狂言を吐き続けている

 

 

 

(俺も現実から逃げたい・・・)

 

「・・・さて と」

 

「っ!?」

 

男の発する一言一句に俺の身体は身構える

 

 

 

 

(あぁ、何故こんなことに・・・過去に戻れたら戻りたい)

 

わずか二時間前のことだ

 

用心棒代をせしめるための不運な最初のターゲットとして俺と部下はこの店を選んだ

 

屋台ではちょうど客であろうエルフの小娘が店で出している食べ物を男から渡され食べている呑気な雰囲気だった

 

「オラァ!誰の許可があって俺たちの縄張り(シマ)で商売してんだァ!!」

 

恐怖と衝撃を与え、従わし易いように店で用意してある飲食用の机や椅子を蹴飛ばし破壊する

 

どんなことも最初が肝心だ、そのためにも俺と俺の部下は店先でわざと派手に暴れた

 

 

いくら天下のオラリオであろうともその程度なら他の街と変わらない―――――――そう思っていたからだ

 

 

甘かった、激甘だった

 

 

店先で暴れる俺の部下はあっとういう間に地面に転がされた

 

軽々とあしらう実力からただの屋台の店員ではない、と本能で感じてはいたがLv.3にランクアップしてから長らく相手が居なくなってしまった俺は無意識に強敵を求めていた

 

餓えていたと言ってもいい

 

俺の部下を一瞬で昏倒させた攻撃―――――恐ろしく早い手刀―――――俺じゃなきゃ見逃しているであろうその攻撃が俺には見えていた

 

故に久々に戦闘が楽しめそうだ

 

そんな馬鹿で愚かすぎることを思ってしまったのだ

 

それが極限まで手加減された攻撃だとは知らずに。

 

 

 

 

ただの屋台の店員ではない、と本能で感じた?

 

アホか俺は

 

おい、俺の本能 もっと働け

 

俺が対峙した男は化け物じゃねぇか!?

 

 

半日足らずで一つの組織を潰すような狼人も化け物だが、俺を瞬殺しその化け物を従えているこの男の実力は一体どれほどなのか見当も付かない

 

そしてそんな化け物が真っ昼間の出店に、しかも店員として居るなどと誰が想像しようか

 

完全に相手を見誤った

 

それともオラリオでは屋台の店員ですらこれ程の実力を兼ね備えているのか!?

 

・・・だとしたらオラリオは化け物達だけの巣窟だ

 

俺はオラリオの厳しい洗礼を受けて完全に心が折られた

 

 

 

 

 

そして今現在、俺たちはこの男にこき使われている

 

「とりあえず、当分お前らタダ働きなー いやぁチンピラの掃除と人材確保が同時にできてラッキーだ」

 

いや待ってくれ・・・修繕費と迷惑料とか言われて有り金を全て取られて文無しなんだが・・・

 

組織の支部に戻ればあるが、先ほど言った内容が事実なら俺の金など跡形もなくなっている

 

「あの、食事とかはどうすればよろしいでしょうか?」

 

「安心しろ毎日おいしい じゃが丸くんを食べさせてやろう」

 

・・・こんな揚げ物ばかり毎日食ってたら死ぬのでは?

 

「あの、できればでいいので野菜とかも・・・」

 

「大丈夫大丈夫、ポテトも野菜だし」

 

「・・・・・・」

 

 

暗殺者などをやっているのだ

 

いつか俺も誰かに殺されるのだろうとは思っていたが

 

メタボになって死ぬというのは予想外の死に方だ・・・。

 

 

 

《side out:動体視力に定評のある暗殺者》

 

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ヤッホウ!今年はやはり良い年になりそうです!!
FGOは無料石が730個符が40枚、プリコネは無料石8万も残ってる! 余裕ですね♪

あ、ちなみにようやく次回からレフィーヤ登場!

楽しみなんじゃ~((o(´∀`)o))ワクワク
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