僕のヒーローアカデミア OOO   作:ザルバ

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設定が結構細かくて好きなゴーバスターズを見て思いついたネタです。
他のスーパー戦隊と大きく違ってエネルギーの残量だったり技術だったり設定だったりと割と細かい設定で好きなんですよね。
大人が見て夢中になるって感じです。


思い付きネタ

 幼少にして突き付けられた現実。

 『無個性』

 超常が日常となった社会では大きく差別されるものであった。そして同時にヒーローへの憧れを抱く出久にとってそれは悲しいものであった。

 放心状態でオールマイトの動画を見ている出久はふとその動画を見るのを止め、おもむろに昔のヒーロー特撮を見た。

 超常が日常になるずっと前の世界ではヒーローとは大抵変身しているものであった。

「いいなぁ・・・・・・僕もこんな風に・・・・・・・ん?」

 出久はそこでふとあることに気づいた。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()と言うことに。

「そっか・・・・・・・そうだよ!別に()()をもっていなくてもヒーローになれるんだ!この人たちのように僕もそういったヒーローになればいいんだ!」

 その日から緑谷出久の人生は大きく変わった。

 

 月日が大分経ち、出久は雄英高校の廊下を歩いていた。

「おい、クソナード!」

「ん?ああ、かつりんか。」

「そのあだ名で呼ぶなクソが!」

 廊下で出くわしたのはA組に所属している出久の幼馴染である爆豪であった。

「お前が何でここにいるんだよ!サポート科って無個性の癖にいるんじゃねぇ!俺の人生設計が狂うじゃねーかよ!」

「なに?何意識しちゃってんの?かつりん、俺がここにいるからってかつりんの人生に支障をきたすことなんてほぼないよ。もしかしてナルシストなの?」

「こんの・・・・・・・クソが!」

 爆豪は“爆破”の個性で出久を襲うとする。

《Transport.》

 発音のいい音声と共に爆豪ののど元にブレードが突き付けられた。

「っ!?」

 爆豪がそこから身動きができなくなる。

「あのさ、すぐ気に食わないことでキレるなんて子供って証拠じゃん。いい加減にしてくれる?それに、俺はヒーローになる夢諦めてないよ。今の常識に昔の常識を入れる形でね。」

 出久はそう言うとブレードを収めて教室に戻ろうとする。

「待てやクソが!」

 爆豪は後ろからもう一度襲おうとする。しかしそれはある人物によって止められた。

「待て。人をいきなり後ろから、ましてや“個性”で襲うなんてするのはヒーロー志望として問題があるぞ。」

「んだてめぇは!」

 爆豪を止めたのは銀と黒を主体としたボディに頭部がクワガタとカブトムシを掛け合わせたようなロボットであった。

「俺の名はビート・J・スタッグ。出久の相棒の一人だ。」

「さっすがだな、J。」

 出久はJの方を見て褒める。

「今回は先生の方には何も言わないけど今度してきたら―――」

「報告させてもらうからな。」

「被るな!」

 コンッとJの頭を叩く出久。

 その光景をはたから見ていたA組の面々は驚いていた。

「あの爆豪とため口ってすごくない?」

「てかかつりんって・・・・・・」

「ネーミングセンス、スゴ!」

 耳郎、尾白、芦戸の順に驚く。

「爆豪君には困ったものだ。」

「ヒーローとしてあるまじき行為ですわ。」

 飯田と八百万は呆れる。

「お茶子ちゃん、あの武器どうやって取り出したか見えた?」

「ううん、全然。それにいつの間にか消えてたよ。」

「すごかったねー。ホント一瞬だったよ!」

 蛙吹、麗日、葉隠の順に感心する。

 

 出久が教室に戻ろうと発目が詰め寄ってきた。

「緑谷さん!私の発明の企画書を見てください!」

「ン?どれどれ?」

 発目に手渡された設計図を見る。

「ほほー、なるほどなるほど。でもこれじゃあ面白くないな。」

「やはり完璧に誰でも使えるってのがマズいですかね?」

「災害救助だったらそっちに求めてもいい。が、ヒーローのサポートアイテムだとしたら面白みに欠けるうえに欠点がない。完璧じゃつまらないって言ってるでしょ

 欠点があるアイテムだからこそヒーローってのはそこを補うために努力する。それがヒーローのおごりを押さえて向上心を上げるってもんだよ、発目ちゃん。」

「なるほど~。じゃあもう一回設計図を見直して改善点を考えてみますね!」

「おう!」

 発目はそう言うと自分の席に戻った。

「出久、俺も不完全だがいいのか?」

「いいのいいの。完璧じゃないところが面白いんだよ。それにな、俺たちを紹介するのにもうすぐ体育祭が始まる。そこで俺たちの力と技術を見せつけてやろうぜ。そして、常識を思いっきりぶち壊そうぜ!」

「了解だ。」

 

 そして始まった雄英高校体育祭。第一種目である障害物競走で大半の生徒が入り口で足止めを喰らっていた。

「やっぱりこうなったか。轟君の“個性”は広範囲攻撃が売りだから。」

「緑谷さんの予想通りですね!では私たちもドッ可愛いベイビーを見せつけていきましょう!」

「そう―――」

「そうだな!」

「だから被るな!」

 Jを押しのける出久。

「んじゃ、行きますか。」

 出久たちが正面ゲートを抜けるとそこには仮想敵が行く手を塞いでいた。

「おー、いいねいいねー。正に俺のための用意された舞台!んじゃちょっとみんな退いて退いて。」

 出久が図々しく前に出る。

「俺がすべて蹴散らす!」

「だから被るな!」

 前に出てくるJを払い除ける出久。

「行くぞ、J!」

「了解。」

 二人は突然携帯電話を取り出すと銃へと変形させる。

「なにをするつもりだ?」

 誰もが疑問に思う中、二人は気にすることなくバイザーを展開しトリガーを引く。

《It’s Morphin Time !》

 発音のいい機会音声と共に出久の体に金のスーツ、Jには銀のスーツが纏われ、ヘルメットが装着される。

 Jに関してはゴツゴツボディがスレンダーになった。

「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」」」

 その場にいた全員だけでなくテレビを見ていた人、会場にいたヒーローも驚いていた。

「「Let’s Morphin!!」」

 二人同時にトリガーを引くとバイザーが装着される。

「ビートバスター。」

「スタッグバスター!」

 そこに現れたのは金と銀の戦士の姿であった。

《transport.》

 二人の手にハンドルをベースとしたブレードが転送される。

「レディ・・・・」

「ゴー!」

「先に言うな!」

 二人は仮想敵の中へ突っ込む。

「よ!あらよっと!」

「ふっ!はっ!せい!」

 軽くあしらうように仮想敵を蹴散らしていく二人に一同目を奪われた。

「この0Pは厄介だな。J、一人で簡単に倒せるだろ?」

「問題ない。」

 二人は銃を手に取ると0Pの方を向き、トリガーを引く。

《Boost Up for Buster!》

「「Come on!」」

 二人は同時に言うとバイザーを展開し照準を合わせるとトリガーを引く。

 銃から放たれた光弾が0Pを貫き破壊した。

「よっし!出だしとしてはまずまずだな。J、行くぞ!」

「ああ。」

 二人は前に進み始める。少し遅れて他の選手たちも動き始める。

 

 これは個性ではなく、日本元来の特撮の方法でヒーローになるまでの物語である。

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