僕のヒーローアカデミア OOO   作:ザルバ

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更新遅くなってすみません。
正直正月ボケが抜けていない状況でヤバいです。これで仕事に司法出たら笑えないです、いやマジで。
それと最近動画でキルラキルを見てたら女体か出久が鮮血を身に着けてヒーロー活動したらって考えました。
あとpixivで短編で書かれたアイアンマンやスパイダーマンバージョンも誰かが連鎖ししたら面白いのになーって思いました。
私の場合同時連載が二つが限界なので無理です。それにスパイディーの悠長な口調も思いつきません。


19 一回戦第四試合 麗日VS爆豪

「一回戦第四試合!中学からちょっとした有名人!!堅気の顔じゃねぇ!ヒーロー科、爆豪勝己!(ヴァーサス)!!俺こっち応援したい・・・・ヒーロー科麗日お茶子!」

 プレゼント・マイクが私情を混ぜた実況をする。

「緑谷、どう思う?」

「正直普通のやり方だと麗日さんは不利だ。でももしかっちゃんが個性をぼんぼん打ってくれれば・・・・・」

 心操の問いに出久が答える中、二人は対峙していた。

 怖い顔をする爆豪に対し麗日の顔には覚悟があった。

「START!!」

「うぉおおお!」

 麗日は爆豪に向かい突っ込む。

「おらぁ!」

 爆豪は右フックの要領で爆破を使う。しかし麗日は前転して爆豪の左を転がった。

「なにっ!」

「爆豪君はおおざっぱなようで意外とみみっちいってのはよく知っとるからね!」

 麗日は爆豪の足元を足払いしようとする。

「あめぇ!」

 爆豪は左手を爆破させ体を少し浮かすと体を左に回るように右手を爆破させ、そして麗日に向け直接“個性”を発動させる。

「ぐぅっ!」

 麗日は地面を転がる。

「まだ・・・・・・・まだ!」

 麗日は上着を脱ぐと軽く固めて爆豪へ投げつける。

「邪魔だ!」

 爆豪は薙ぎ払う。するとそこに麗日はいなかった。

「こういう時は・・・・・・・上しかねぇよな!」

 爆豪は上を見ようとする。

「こっちだよ!」

「なっ!」

 爆豪は驚いた。声がしたのは後ろからなのであった。

(上手い!勝っちゃんが予想している行動の一歩先を読んで行動していた!お茶子ちゃんの個性だったら走った勢いを殺さずに自分を軽くすることができる!走りながら前宙して後ろに回った!)

 出久は麗日の行動に驚かされた。自分が予想していた以上に動いていた。

(出久君に聞いておいてよかった!)

 麗日は前々から自分の個性ではヒーローとしていくには無理があるということは分かっていた。戦闘向きではない個性。もともと本人もレスキュー系のヒーローを目指しているのだがそれだけではやっていけないと思っていた。そこで出久に相談したところ出久はすぐさま格闘スタイルを主体としたヒーローを押して来た。いろんなヒーローの格闘スタイルを見て自分に合ったスタイルを確立していく。

 麗日にとってそれは二つの意味で嬉しかったが、同時にその好意に応えようと思った。

「おりゃ!」

 麗日は爆豪の背中に蹴りを入れる。

「っ!効かねぇなぁ・・・・・・・・もうちょっと腰入れろや!」

 BOOM!!

 爆豪の爆発が麗日に炸裂する。

「まだ・・・・まだぁ!!!」

 麗日は何度爆豪に地面に伏されても立ち上がる。

 見ている観客も見ていられなくなってきた。

「見てられねぇ・・・・!おい!!それでもヒーロー志望かよ!そんだけ実力差があるなら早く場外にでも放り出せよ!!」

「女の子をいたぶって遊んでんじゃねー!」

「そーだそーだ!」

 ヒーローたちからのブーイングに出久は怒りをあらわにするかのように強く拳を握っていた。

「緑谷、言っていいぞ。」

 心操がそう言うと他のクラスメイトも同意するかのように頷いた。

「・・・・・・・・ありがとう。」

 出久は立ち上がると思いっきり息を吸って叫んだ。

「うるせぇええええええええええ!黙ってろ―――――――――!二人は本気でぶつかってるんだ――――――!そんな二人を、バカにするな―――――――――!」

「あ゛?誰がバカにしてるだと!」

「お前だ、バカ。」

 出久の言葉に反応したヒーローを怒ったのは相澤であった。

「今遊んでるっつったのプロか?何年目だ?シラフで物言ってんなら試合を見る意味はねぇ。帰って転職サイト見てろ!ここまで上がった相手を、自分とは圧倒的に不利な相手をアイツは認めているんだ。認めているから警戒してんだろ。本気で勝とうとしているからこそ手加減も油断もできないんだろうが!!」

 その言葉に出久はうれしくなった。

 この大会にはみんな本気で挑んでいる。たとえ一年生であっても夢への切符を手に入れられるのであればたとえ一年であろうと本気で挑む。

 正に命がけで挑んでいるのである。

(こいつ・・・・・・・・まだ死んでいねぇ。)

 爆豪は警戒をする。戦いの中で一番疑問に思ったのはあの時である。

 後ろからの攻撃の時なぜわざわざ声を掛けたのか。あのまま個性を使えば最悪でも場外まで追い込めたかもしれないのに。

「そろそろ・・・・・・・・・いいかな?ありがとう・・・・爆豪くん・・・・・・・最後まで油断しないで!」

 麗日は指先を合わせて個性を解除する。

「全く・・・・・・・・さっきまで僕も気づかなかったよ。とんでもない作戦だね、麗日さん。」

 出久は二人の上を見る。そこには麗日が浮かした瓦礫が浮遊していた。

「確かに気付かなかった・・・・・・・・・さっきまではな。ちょっと影があったからちらっと見たがまさかこんな使い方するとは・・・・・・・正直驚いた。だがな!俺も負けられねぇんでな!」

 爆豪は左手で最大出力で爆破を発動させ上から降り注がれる瓦礫を消し飛ばす。

(後は・・・・・)

 向かってくるであろう麗日の方を見る。しかしそこに麗日の姿は見当たらなかった。

(馬鹿な!アイツ程度の考えならふつう突っ込んで来るはずだ!どこに・・・・っ!?)

 爆豪は視線で左右を探すがどこにも見当たらなかった。そこで爆豪は自分の視野を一回下へ向けた。するとそこには掌底を打ち込む体制の麗日の姿があった。

(せめて勝てなくても・・・・一矢・・・・むく・・・・・)

 下半身から上へと上がるように体を動かそうとした時であった。許容量が限界に達し、力が入らなくなり、そのまま地面に倒れた・

 ミッドナイトは近づき麗日を見る。

(・・・・・・・・・・・このまま戦わせたら間違いなくこの子の体は壊れる。教師としては欠場させたいわ。でもさっきまで捨て身覚悟の彼女を見ていたら・・・・・・・正直引かせたくないわ。でもここは教師として、審判として言わせてもらうわね。)

「麗日さん行動不能。二回戦進出、爆豪くん!」

 ミッドナイトが宣言すると歓声が沸いた。

 そんな中出久は麗日が心配であった。

「おい、緑谷。」

 心操が声を掛ける。

「行って来いよ。後の試合で他の奴の個性見ておくからよ。」

「心操君・・・・・」

「そうそう。この試合テレビ中継されているからあとで個性の分析もできるでしょ?それに小休憩もあるからその間にでもアタシたちが取った動画見ればいいんだから。」

「行って来いよ、緑谷。」

「みんな・・・・・・・ありがとう。」

 出久は深くお辞儀をするとリカバリーガールの元へと向かった。

 

 出久はリカバリーガールのいる保健室へと足を運ぶ。

「おや、緑谷君かい。どこか体の調子でも悪いのかい?」

「いえ・・・・・・・・麗日さんは?」

「ああ、今は寝てるよ。」

 リカバリーガールはそう言うと書類を掻き始めようとする。

「おや、こりゃ参ったね。間違った書類持ってきちまったよ。すまないけど緑谷、しばらくいてくれるかい?」

「わ、わかりました。」

 リカバリーガールの言葉に従い出久は保健室に残る。出久はふとベッドの方を見る。するとそこには上半身を起こしている麗日の姿がった。

「あ、麗日さん起きた?」

「うん・・・・・・・さっきね。」

 麗日は作り笑顔をする。

「・・・・・・」

「あはは、ダメだねアタシ。爆豪君に勝てなかったよ。」

 麗日は頭を掻きながら言う。

「・・・・・・でもあの時、かっちゃんは身動きできなかった。麗日さんが倒れた時、勝っちゃんはしばらく固まってた。麗日さんはあの時、かっちゃんに勝ってたよ。」

「ありがとう・・・・・でも負けちゃったんだし・・・・・」

 そこから先を言おうとすると出久は麗日を抱きしめた。

「い、いいいいいいい、出久君!」

「・・・・・・・・無理しなくていいよ。」

「え?」

「本当は誰よりも泣きたいはずだよ。全力を出しても勝てなかった。悔しくないわけがないよ。」

「っ!」

「無理に頑張らなくていいんだよ、今は。だから・・・・・・・泣いていいんだよ。」

「うぅ・・・・・出久君、もうちょっとこのままにしてもらっていい?」

「僕で良ければ。」

 麗日はしばらく出久の胸の中で泣いた。

「やれやれ、手のかかる子供たちだね。」

 外で対入り禁止の立て札を立てたリカバリーガールはその場を去った。

 

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