ミッドナイトに促され出久はA組に入る。
「失礼します!」
『っ!?』
「あっ!出久君だ!」
「でもなんでだ?」
出久の顔を見て声に出して驚く女子陣に対して麗日は声を上げて喜ぶ中、切島は疑問に思った。
「皆が疑問に思うのも無理ないわ。相澤君、もしかして話していなかったの?」
「別に今言わなくてもいいかと思いまして。」
「そういう身勝手な判断が減給を招くんでしょうが。去年だってそれで九か月の減給と示談金で問題になったでしょう。」
(((何をやったのかな・・・・・・・)))
一同疑問に思った。
「緑谷君は来学期から君たちと同じクラスになるの。」
『っ!?』
ミッドナイトの言葉に一部女子陣と爆豪、そして轟が反応した。
「それもあって緑谷君も一緒にヒーロー名を決めてもらうってわけ。」
「・・・・・・・・・へ?」
出久は間抜けな声を出す。
「そんな授業の内容だったんですか!?」
「ええ、サプライズよ。」
「サプライズ過ぎて冷静を保てないです!」
出久は焦っていた。
「まぁ一旦落ち着いて、ヒーロー名を考えてね。パイプ椅子で悪いんだけどそこで考えて授業受けてね。」
「あ、わかりました。」
出久は一周回って冷静になり椅子に座る。
(ヒーロー名か・・・・・・)
出久はオールマイトに憧れていたころを顧みていた。
(あの頃はただ単にオールマイトのようなカッコよさや強さに憧れてた。でも今は・・・・・手が延ばせる範囲を大きく伸ばして、そして多くの人を助けたい。人を助け、人間の自由と平和を守りたい。だから僕のヒーロー名は・・・・・)
出久は自分のヒーロー名を書いた。
そしてミッドナイトから自分のヒーロー名を発表するように言われみんな次々と発表していく中、出久の番になった。
「僕はこれです。仮面ライダー
「
「えっと、僕の個性は使っていると顔が見えないので覆面じゃ恰好つかないので“仮面”を、バイクの免許を持って乗れるので“ライダー”、そして多くの人を助けたいって欲望が∞以上、
「なるほど。自分の個性と持っている資格、そして欲望を言い表した名前ね。いいと思うわ。」
こうして出久のヒーロー名は向こうと変わらず仮面ライダーOOOということになった。
授業が終わり放課後になると出久はオールマイトと校長に呼ばれ執務室にいた。
「急に呼ぶなんてどうしたんですか?」
「ああ、君にこれを渡そうと思ってね。」
ジュラルミンケースを取り出し開けてみるとそこには一枚の免許書が入っていた。
「これを君に持っていて欲しくってね。」
「これは?」
出久の疑問いオールマイトが答える。
「これは“臨時ヒーロー免許”いわゆる緊急時における君専用に作られた免許だ。君の敵でもあるヤミー、今まではマスコミの目が君に向かっていなかったが先の雄英体育祭の活躍で注目が集まっている。免許もない時点で君が活躍してしまえば君のヒーローとしての活動にも支障をきたしてしまう。だからこそこれを持ってもらいたいのだ。」
「・・・・・・」
出久は無言でそれを手に取った。力を初めて手にしたあの時とは違い重みがあった。
責任、覚悟などと言ったものが込められていた。
「・・・・・・君にはわかっているようだね、その重みが。私たちからは何も言わないよ。」
そしてヒーロー科が職場体験へ行く日、普通科の生徒はオールマイトが普通科生徒を引率してあることを課題とした。
「普通科生徒諸君!君達の生徒の中にヒーロー科へ編入する生徒がいるという話はもう耳に入っているだろう。しかし!君達にもチャンスはある!そんな君達にはヒーローの本質を学んでもらおうと思っている!」
オールマイトの言っている意味が分からなかった。
「最近のヒーローは地味だの派手などと言った者が多いが、ヒーローの本質は奉仕活動。つまり!ボランティア精神が必要なのだ!ここは海流の影響があり不法投棄のゴミが多く捨てられている。そこで君達にはここ一体の浜辺を掃除してもらいたいと思っている!」
オールマイトの発案による美化活動。一見地味と言われている個性も美化活動では大いに活躍していた。さらに美化活動に向いていない個性の子は体を鍛え上げる面でも大いに役に立って行った。