僕のヒーローアカデミア OOO   作:ザルバ

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久しぶりにこっちの方を投稿します。
お待たせしてしまってすみません。


32 保須市事件、勃発

 美化活動を始めて三日が過ぎた。浜辺のゴミは雄英生の活躍によって大幅にゴミが片付けられていた。と言うのも出久の的確な指示と計画によるものである。

 しかし今日は違っていた。今日は出久がいないのだ。

 そして出久は今、ライドベンダーに乗って保須市に向かっていた。

 

 遡ること一日前。

「緑谷、少し時間貰えるか?」

「ええ、いいですけど・・・・・」

 雄英に戻って来た出久は下校しようと廊下を歩いていると突然相澤に止められた。

「緑谷、悪いが明日飯田のいる保須市に向かってくれないか?」

「え、でもどうして・・・・・」

「パラレルワールド。」

「っ!?」

 その言葉を聞いて出久は驚愕する。

「お前の身の上に起きた話はオールマイトと校長から聞いている。正直、信じられない話だがお前の戦い慣れをしたところを見て納得した。それでお前にしか頼めない頼みがある。飯田の家族の一件は耳に入っているな?」

「はい・・・・・」

「アイツの職場体験の事務所、保須市にある。おそらくあいつがそこを選んだのはヒーロー殺し目当てだ。お前の目から見てそう言うやつはどうなる?」

「・・・・・・恨みに向かった人は、大事なものを多く失ってしまいます。」

「そうだ。だからお前にしか頼めない。同年代であり、仮面ライダーであるお前に頼む。」

 教師としては放棄的かもしれないが一人の人間として託した。信頼をしているからこそである。

「わかりました。その前に少し時間をください。皆僕がいないときどう移動したらいいのかとかを資料に纏めておきたいので。」

「わかった。すまないな、無茶を頼んで。」

「無茶は得意ですから。」

 出久はお辞儀をすると帰って行った。

 

(こうして遠くに乗るのって久しぶりだな~。健康体になったらちょっとバイク旅もしてみたい。)

 純粋な一人の少年としての願望が出久にはあった。

(このままだと着くのは夕方あたりかな?向こうの担当ヒーローには連絡が言ってるって話だから問題ないとは思うけど・・・・・っ!?)

 その時出久は悪寒が走った。

(な、なんだ今の!とてつもない、何かが起ころうとしている!)

 出久はバイクを道の脇に止める。

「このままだと夕方だけど・・・・・この道を通れば何とかその直前にまで辿り着ける。でも一応念のため。」

 出久はライドベンダーをマシンベンダーモードへ変形させるとタカカンドロイドとバッタカンドロイドを出す。

「皆、お願い。」

 出久の言葉に答えるように鳴き、保須市へと向かった。

「急がないと。」

 マシンバイクモードへ再び変形させると出久は保須市へと急いだ。

 

 出久が保須市に着いたとき、中心部の方でボヤが発生していた。

「なにが起きているんだ?」

 出久はライドベンダーから降りるとその中心部へと向かう。

「これは・・・・・一体・・・・・」

 出久がつくとそこには驚くべき光景が広がっていた。

 燃える乗り物や建物、中には壊されているのもあった。しかしそれよりも驚くべきことがあった。それは大勢のヒーローをあしらうかのように戦っている二体の脳無の姿があった。

「なんで脳無が・・・・・・もしかして敵連合が動いたのか!」

「君!危ないから下がって!」

 出久が驚く中一人の女のヒーローが下がるように言う。

 その時出久の耳に泣き声が聞こえた。不意にその方向を見るとそこには泣いている女の子がそこにいた。

「っ!?」

 その瞬間あの光景と重なって見えた。

 そして気づいていない筋肉質の脳無が女の子の方へと向かった。

「っ!?」

 出久は迷うことなくオーズドライバーとメダルをセットする。

「変身!」

【サイ!ゴリラ!ゾウ!サゴーゾ!サゴーゾ!】

「うぉおおおお!」

 オーズはサゴーゾコンボに変身すると脳無を吹っ飛ばす。

「大丈夫?ケガしてない?」

「う、うん・・・・・」

「だったら振り返らずあそこにいる人たちの下まで走って!」

「わ、わかった!」

 女の子はオーズの指示に従い走り出す。すると脳無が後ろから攻めてくる。

「お前たちみたいな奴らに・・・・」

 オーズはゾウレッグで後ろ回し蹴りを繰り出しの脳無に一撃喰らわせる。

「誰の命も!」

 右、左とゴリラアームを繰り出し動きを止める。

「笑顔も!」

 サイヘッドの頭突きを繰り出し後ろに後退させるとオースキャナーを手に取りスキャンする。

【スキャニングチャージ!】

「奪わせるものかぁあああああああ!」

 オーズはサゴゾーインパクトを繰り出し脳無を再起不能にする。

「はぁ・・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・」

 オーズは変身を解くと飯田の担当ヒーローであるマニュアルに駆け寄る。

「すみません。雄英から来た緑谷出久です!飯田君は!」

「え・・・あ、それが急にいなくなったんだ!」

「いなくなった!」

 出久は冷静に状況を分析する。

「飯田君の性格からしてこの状況で人命を優先しないわけがない。となると考えられる可能性はそれよりも重要なことに目が言っているということ。今の飯田君にとって一番優先したいのはヒーロー殺し。もし仮にヒーロー殺しを見つけたとしたら他のプロヒーローが被害にあっている可能性がある!」

 出久の冷静な分析に驚くもマニュアルは平静を保ち話す。

「じゃ、じゃあ飯田君は今!」

「その可能性が高いです。」

 するとタカカンドロイドが出久の下へ来る。

「飯田君を見つけた?」

 出久の問いにタカカンドロイドは頷く。

「すみません。ここが終わったらこの子が案内してくれるのでお願いします!僕は飯田君を人目の多いところに連れて逃がすように努力するので!」

 出久はそう言うとメダルをセットし変身する。

【タカ!カメ!バッタ!】

 オーズはタカメバに変身するとタカカンドロイドの後を追った。

 

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