最近なんかモチベーションが上がりません。
どこかにやる気スイッチがあるならだれか押してほしいものです。
なんだかやりたいんだけど身体が動かなかったり後回しにしちゃったりともうグダグダです。
何か刺激が欲しくても刺激が頭に浮かばないので当然ないです。
刺激的で斬新なものが欲しいですね。
楽しい方で
路地裏。入り組んだビルの中ではそこは人目が付きづらい。
飯田は現場へ向かう途中にステインに襲われているヒーローを見つけ、感情のままに行動した。結果としてステインの“個性”によって身動きできなくなっていた。
ステインの使い古された刃こぼれしている刀で殺されそうになりかけた途端、タカカンドロイドが数体邪魔に入る。
「なんだこいつらは!」
ステインは飯田から離れる。そこへオーズが壁をバッタレッグで跳び、ステインに一撃入れる。
「ぐっ!」
後ろに後退し回避できない状態を狙ったオーズの一撃はステインに入り、地面を転がる。
「ビンゴ!!」
「緑谷君・・・・・何故!」
飯田はなぜここにオーズがいるのかわからなかった。
「今までのステインの襲撃事件を徹底的に調べた。襲撃場所は路地裏で一人で活動しているヒーロー。ゲリラ戦法としては正しいよ。イヤホント。」
オーズは皮肉を言う。
「はぁ・・・・・・・・・軽口を叩いて自分に意識を向ける・・・・・・・・・はぁ・・・・・・・もっとも正しい方法だな・・・・・」
「っ!?」
オーズは自分の意図に気づかれ少し動揺する。
「飯田君、動ける?大通りに出よう!少ししたらプロの応援が来るから!」
「それが・・・・動けないんだ・・・・・斬りつけられてから・・・・・恐らく、奴の“個性”だ!」
「ヤバい・・・・・正直そこで倒れている人を運んでもらおうと考えてたんだけど・・・・・」
「緑谷君・・・・・手を・・・・出すな・・・・君は関係ないだろ!」
「っ!?」
飯田の言葉にオーズは驚く。
「なに言っているんだ!今の君の状況を見て関係ないわけないだろ!」
「だとしてもこれは僕の―――」
「ふざけるな!」
「っ!?」
「自分一人で解決する?冗談は寝て寝小便まき散らしてから言ってよ!一人で勝てる敵なんていない!一人で助けられる命なんてこの世界にもない!今の君は私怨で動いてる!そんな君を放っておけるわけないだろ!」
その様子を見ていたステインが口を開いた。
「仲間が助けに来た・・・・・・・・いい仲間を持っているじゃないか、インゲニウム。だが俺にはこいつらを殺す義務がある。ぶつかり合えば当然弱いものが淘汰される。さぁ、どうする?」
「当然・・・・・・二人を守る!」
オーズは構える。
「やめろ!君には関係―――」
「うっさい!」
「ぐべっ!」
オーズは飯田の顔を蹴る。
「馬鹿言うのは終わった後にして!と言うか今の君を本当は素手で殴りたいんだから!」
オーズはそう言うとステインに向かい正面から突っ込む。
「良い!」
ステインはそう言いながら右手に持っていた刀を横一線に振るう。オーズは姿勢を低く滑り込むがステインは腰に備え付けていたナイフに左手を掛け、フックの要領で振るう。
しかしオーズのカメアームの甲羅で防ぐと左手でステインの右足を掴み軸にして回転しステインの体勢を崩し転倒させる。
「ぬんっ!」
ただでは倒れないステイン。体を反転させ背中から倒れるとナイフをオーズへ刺そうとする。しかしオーズは壁に向かって飛ぶと今度はステインに向かって飛び拳を顔に食らわせようとする。ステインは刀を盾にして防ぐ。
「くっ!」
「ぐっ!」
オーズが後ろに弾き飛ばされる。
「雄英体育祭での活躍は見ていた・・・・・・はぁ・・・・・・・見事なものだ・・・・・あれほどの実力であれば将来プロで活躍することは間違いない。そしてお前は真の英雄になれる。」
「・・・・・・・・」
敵にそう言わっるとは思っていなかったオーズ。
「お前は・・・・・生かす価値がある。こいつらとは違う。」
「・・・・・・・誰かがその人を生かすか殺すなんて、決めることはできない・・・・・・」
「ん?」
「誰だって人の命を奪っていいはずがない!いや無いんだ!誰にでも等しく生きる権利がある!なのにそれを誰かの勝手な価値観で殺すだなんて、おこがましいにもほどがある!」
「・・・・・・・・・・やはり、お前は真の英雄!オールマイトに並び立つに値する!」
オーズの言葉を聞いてステインはどこか喜んでいた。そして一瞬で壁を蹴り、飯田に剣を突き刺そうとする。
「しまっ!」
ステインの持つ刀の剣先が飯田を襲おうとした時であった。突如炎がステインを襲う。ステインは壁を蹴り回避する。すると今度は飯田とヒーローを救出するかのように地面を氷が這い、その発生源の下へと向かった。
「緑谷、なんでここにいるかは置いておいて、こういうサポートアイテムを使って状況を説明するのはいい判断だ。」
そこにはバッタカンドロイドとタカカンドロイドを肩に乗せた轟の姿があった。
「今日はよく邪魔が入る。」