僕のヒーローアカデミア OOO   作:ザルバ

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46 劇場版僕のヒーローアカデミアOOO~集う英雄たち~⑥

〈本日のエキスポは18時で閉園になります。ご来場ありがとうございました。〉

 日隠夕日色に染まった時間、バイトをしていた上鳴と峰田は地面にへたり込んでいた。

 コンビニバイトと違ってウェイターと言う仕事は肉体労働が多い。

 注文を受け、完成した料理を運び、客が使い終わった食器を片付け、そして清掃をする。

 注文を間違えることはしてはならない。

 特定の商品だけを売りにするのならそんなに苦労はしないだろうが複数の商品がある場合はウェイターの負担は多い

ちなみに作者は711でバイトしたことありますが色々覚えないといけないことや分単位のスケジュールが織り込まれているので大変でした。

ちなみにこれ分かります?“2カートンを1カートン”わかった人は適当な活動報告にお返しください。

「二人とも、お疲れ様。」

 二人の下に来たのは伊達と合流した出久たちであった。爆豪は一緒にいる気は無いので切島と共にホテルに戻った。

「意外と大変だったろ、飲食店の仕事。」

 伊達と出久が二人に飲み物を差し出す。二人はそれを受け取り飲む。

「そんな二人にプレゼントだ。ほれ。」

 伊達はそう言うと二人にカードを差し出す。

「なにこれ?」

 二人は受け取り、峰田が尋ねる。

「レセプションパーティーへの招待状ですわ。」

「パーティー・・・・」

「おれらが・・・・」

 八百万の説明に二人は驚く。

「メリッサさんが用意してくれたの。」

「せめて今日くらいはって。」

「余っていたから・・・・・良かったら使って?」

 耳郎と麗日の言葉の後でメリッサが言うと二人は嬉しさのあまり目じりに涙をためる。

「上鳴・・・・」

「峰田・・・・」

「「俺たちの労働は報われたぁ!?」」

 上鳴たちの参加も決まったことで委員長である飯田が仕切る。

「パーティーには多数参加すると聞いている。雄英の名に恥じぬよう、正装に着替えて団体行動で行動しよう。18:30にセントラルビルの7番ロビーで待ち合わせだ!」

 その言葉を聞いてメリッサは腕時計を見る。

「轟君と爆豪君には俺からメールしておく。では各自、解散。」

 飯田の言葉を皮切りに出久も動こうとするがメリッサに腕を掴まれる。

「出久君、ちょっと来てくれない?」

「え?まぁいいですけど・・・・・・」

 

 出久はメリッサに連れられメリッサの部屋に来ていた。

「メリッサさん優秀なんですね。」

「実はね、私そんなに成績良くなかったの。だから一生懸命勉強したの。もともとプロヒーローを目指してたの。」

「ヒーローにですか?」

「ううん、でもすぐに諦めたの。私無個性だから。」

「・・・・・・・」

 出久はそれを聞くと何も言えなくなった。自分もメダルを取ってしまえばただの一人の人間なのだから。

「5歳になって”個性”が発現しなかったらお医者さんに調べてもらったの。そしたら発現しないタイプって診断されたの。」

(僕と同じだ。)

 当時の写真を見ながら言うメリッサに出久は思った。

「でも私にはすぐ近くに目標があったから立ち直れたわ。」

「お父さんのことですか?」

 メリッサはその言葉に頷く。

「パパはヒーローになれるような“個性”を持ち合わせていなかったけど、科学の力でマイトおじさまを、ヒーローたちをサポートしているの。間接的だけど平和のために戦っている。」

「ヒーローを助ける存在・・・・・ですね。」

「そう。それが私の目指す目標。」

 そんな彼女の姿に出久はまぶしく輝いているように思えた。

「・・・・・・メリッサさん、どうして僕にそのことを?」

「わかんない。けど君にそう伝えたいって思ったから。それとこれ。」

 メリッサは伊達からもらった薬を見せる。

「これが何なのか、最初は分からなかった。この処方薬は正直症例が少ない上に治療法が確立していない。だから最初に気づけなかったけどあの時胸を押さえている君の様子を見て気づいたの。出久君、もしかしてこの病気を患っているんじゃないの?」

 メリッサは口にするのが恐ろしく病名をメモに書く。

「・・・・・・・・・よく知ってましたね。」

「この薬品に関する研究がここ10年の間に急激に加速していたから知っていたの。でもそうだとしたら出久君は!」

 メリッサがそこから先を言おうとすると出久は彼女の唇に指を置いた。

「心配してくれるのはありがたいのですが、僕はそれでも止まりません。この手が届く限り、一人でも多く救いたいから。」

 出久の脳裏にはあの光景が焼き付いていた。

 そんな出久にメリッサは何も言えなくなる。その時出久のスマホに電話が入る。

 電話の主は飯田であった。

「どうしたの、飯田君?」

『それはこちらのセリフだ!もう集合時間はとっくに過ぎているんだぞ!』

 そう言われて出久は時計を見ると、予定の時間を過ぎていた。

 出久は急いで部屋に戻って行った。

 

 パーティーが行われるセントラルビルに一人の青年が入っていた。

「先輩に言われたとおりにして入りました。この後はどうしますか?」

『ここは奴らが行動するまで待とう。僕らのことは奴らに気づかれてはならないからね。』

「わかりました。」

 

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