全力で駆け上がり、180階まで到達した出久たちはメリッサの案内である扉の前に来た。
「変身!」
【タカ!ゴリラ!バッタ!】
出久はタカゴリバに変身するとゴリラアームの力を使い扉を破壊する。
「ここは?」
「風力発電システムよ。普通に進めば警備ロボに捕まってしまうわ。ならこっちから進んで非常階段に辿り着けば一気に進めるわ。」
「なるほど。お茶子ちゃん、お願い。」
「わかった!」
オーズはタトバコンボに変身するとメリッサを抱きしめる。
「いくよ!」
「わかった!」
麗日が“個性”を使い、オーズとメリッサの重さを消すとオーズはバッタレッグを使い一気に跳ぶ。
「ぐっ!」
「大丈夫、メリッサさん?」
「大丈夫・・・・」
オーズの問いかけにメリッサは答えた。
お茶子は非常口に着いたときに解除できるように手を構える。
しかしその時であった。遠くから扉が開く音がした。三人がその方向を向くとそこには警備ロボットがゆっくりとお茶子に向け近づいてきていた。
「危ない!」
「お茶子さん、逃げて!」
「できひん!そんなことしたら、みんなを助けられへん!」
今か今かと迫りくる警備ロボ。早く辿り着いてほしいと思う時であった。
どこからか波の音が聞こえて来た。
「オーシャニックカッター!」
水の刃が警備ロボを破壊する。
「この声・・・・・ミハル君!」
お茶子を助けたのは仮面ライダーアクアであった。
すると今度はロケットの音が聞こえて来た。
「到着!お前ら降りろ!」
「弦太朗君!?」
ロケットステイツのフォーゼから爆豪、轟、切島が降りる。
「一気に数を減らしてやる!」
【リミットブレイク!】
「ライダーきりもみクラッシャー!」
フォーゼがきりもみ回転しながら警備ロボに突っ込み次々と破壊する。中には跳び上がった者もいるがそれを爆豪の爆破と轟の炎、そして切島の硬化で壊していく。
「遅れちまったな。こいつで行くぜ!」
【ヒート!】
【メタル!】
階段から来たWはヒートメタルに変身しメタルシャフトを展開すると炎を纏い、警備ロボを破壊する。
「先輩!?」
三人の仮面ライダーの登場に驚くオーズ。
「先に行け、オーズ。」
「頼んだよ。」
「先輩、ファイトです!」
「頑張ってください、オーズ。」
四人から応援のエールを送られオーズは非常階段の前に到達する。
「解除!」
麗日が“個性”を解除する。
「ここから入れば!」
メリッサが非常階段の扉に手を掛ける。
先走ったメリッサは待ち構えていた敵に襲われそうになる。敵は片腕をナイフに変えていた。敵はメリッサの腕を傷つける。
「このっ!」
オーズはバッタレッグを使い敵の頭を掴むと階段に押し付ける。
「ふっ!」
オーズはダメ押しに顎を殴り気絶させる。
「メリッサさん!」
オーズはメリッサに駆け寄るとメリッサは腕にケガをしていた。オーズはハンカチを取り出し腕に巻き付ける。
「ごめんなさい、先走って。」
「謝らないでください。それに守るべきだった僕がけがを負わせてしまったんです。謝るのは僕の方です。」
「出久君・・・・・・」
短い時間ではあるが出久と言う人間が分かった。
どんな時も自分を優先としようとしない。誰かを助けるためであれば自分を犠牲にすることをいとわない。
「行きましょう。博士を助けに。」
「うん!」
オーズはバッタレッグを巧みに使い警備の攻撃をかいくぐりトラクローで次々と敵を倒していく。そして二人は200階に到達した
「メリッサさん、制御ルームは?」
「中央エレベーターの前よ。」
角までくるとオーズはメリッサに問いかける。
「あれ?メリッサさん、この開いている場所は?」
「確か発明品や資料を保管する保管室よ。どうして?」
「博士とサムさんがいる。でも・・・・・」
オーズはある事に気づいた。
(さっきの警備もそうだが雑だ。それに、人質になっているはずのデイヴィッド博士たちが自由だ。これならいつだって外と連絡を取れる。なのに取っていない・・・・・・むしろ必死に何かを・・・・・まさか、そんなまさか!)
その時オーズは気づいてしまった。
この事件が仕込まれたものだと。
「パパ!」
「メリッサさん!」
デイヴィッド博士が無事と知ってメリッサは保管室へと入る。