僕のヒーローアカデミア OOO   作:ザルバ

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強引気味に決着を付けます。
そして映画を見て後から気づいた疑問を次のエピローグでぶつけます。


54 劇場版僕のヒーローアカデミアOOO~集う英雄たち~⑭

 各仮面ライダーがサムに向かって進む。

「俺たちも!」

 切島たちが出ようとしたがサムはボスから奪った”個性”を使い完全に隔離する。

「お前たちは後だ!仮面ライダーさえ倒してしまえば、後は有象無象の雑魚ばかりだからな!」

 サムにとっても、この世界のヒーローは敵ではなかった。

 実力のあるヒーローはわずかであり、後は見てくれだけの存在ばかりである。

「それは俺たちを倒してから言いな!」

【ロケット、オン!】

 フォーゼがロケットモジュールを使い上昇するとそのままサムに向かう。

「うぉおおおおおおおおお!」

「甘いわ!」

 サムは金属コードを使い捉えると地面に叩き付ける。

「いてて・・・・だったら!」

【クロウ、オン!】

 フォーゼはクロウモジュールを展開するとコードを斬り、サムに近づこうとする。

「こっちも行くぜ!」

 Wはサイクロンの力を使い旋回しながらキックを喰らわそうとする。

「ぬるいわ!」

 サムは鉄柱で拳を作ると投げ飛ばす。

「うぉおおおおおお!」

 Wは地面に打ち付けられる。

「翔太朗、サイクロンジョーカーじゃ威力が足りない。僕が交代しよう。」

「頼む。続けざまに戦っていたから結構きついんだ。」

 Wは変身を解くとフィリップの意識が戻る。

「すまない、今度は向こうにいる僕の相棒の体を頼む。」

 フィリップの下にファングメモリが来るとフィリップはそれを手に取り変形させる。

【ファング!】

 遮られている向こうで翔太朗がジョーカーメモリを手に取る。

【ジョーカー!】

「「変身!」」

 翔太朗がダブルドライバーにジョーカーメモリを差し込むとフィリップはファングジョーカーに変身する。Wはファングメモリのスイッチを一回押す。

【アームファング!】

 Wの左側にブレードが出現する。

「はっ!」

 Wは金属の柵を斬り裂くとサムに向かい走り出す。

「フィリップ、アイツにはどうしたら勝てる?」

「わからない。アストロスイッチの力で彼の力は強化されている。さらにデイヴィッド博士の発明も合わされば一筋縄じゃ行かない!」

「じゃあ解決策が見つかるまで戦うか!」

「安直だがそれが正解だ!」

 Wは再びサムに向かう。

「これでどうだ!」

 オーズはタカゴリワに変身するとゴリラアームのゴリバゴーンを放つが鉄柱の障壁によってさえぎられる。

「ぬるい!」

 鉄柱がオーズに向かって襲ってくるがワニレッグの力を使い鉄柱を砕く。

「そこだ!」

 オーズの後ろから鉄柱が出現しオーズを倒す。

「オーズ!この!」

 アクアが浮き上がった金属を足場にサムに接近し蹴りを喰らわそうとする。

 しかし地面から鉄柱がいくつも突き出しアクアを攻撃する。

「がっ!」

 アクアも弾き飛ばされ、Wの弾かれる。

「このままじゃ・・・・・・・っ!!」

 その時フォーゼはある事を思いついた。

「先輩方、アクア。俺に考えがある。あいつをもしかしたら倒すきっかけになるとっておきの策がな。」

 その言葉にフィリップが反応する。

「本当かい?」

「ああ!」

「・・・・・・わかった、君を信じよう。では君のその策に僕たちができることは?」

「アイツの意識を俺に向けさせないでくれ。」

「なるほど陽動か。いいだろう。」

「なんだか知らねぇがやるしかねぇな。」

「ですね。」

「いきますか。」

 全ライダーは立ち上がり、フォーゼを退いた全員が動き出す。

「割って!挿す!」

【N!】

【S!】

【【マグネット、オン!】】

「おっしゃ!」

 フォーゼはマグネットステイツに変身する。

 各仮面ライダーがフォーゼへ意識を反らす中、フォーゼはサムに狙いを定める。

「喰らいやがれ!」

【リミットブレイク!】

 両肩に備え付けられていた砲台が合体しU字型の砲台へ変形するとサムに方針を向ける。

「喰らいやがれ!ライダー超電磁ボンバー!」

 フォーゼのライダー超電磁ボンバーがサムに炸裂する。

 しかし煙が晴れてもサムは健在であった。

「おい!勝てるんじゃなかったのか!」

 翔太朗が声を上げる中、フィリップは気づいた。

「そうか。ガイアメモリもあの装置も、すべて機械だ!アストロスイッチは関係ないが、弦太朗君、君は天才かもしれない!」

 フィリップがフォーゼを誉めているときに三人のライダーは鉄柱によって吹っ飛ばされ、強制的に変身が解除される。

「みんな!くそ!」

 フォーゼはNSマグネットキャノンを放つがサムにはその攻撃が効かなかった。

 フォーゼはサムの攻撃を喰らい、変身が強制解除される。

「はっはっは!最後の悪あがきもここまでのようだな仮面ライダー!この世界は、私が・・・・・・・・・っ!?」

 その時であった。体を覆っていた金属が崩れ始める。

「なんだこれは?いったいお前は何をした?」

 状況が分からないサムは弦太朗に問う。

「簡単だ。お前が機械を使ったんだったらその大敵をぶっ放してやっただけだ。」

「大敵?」

 その答えが分からないサムにフィリップが答える。

「個性を増幅させる装置も、ガイアメモリも、ガイアドライバーもすべて機械だ。フォーゼにはNSマグネットスイッチがある。恐ろしいことに、最大必殺技は磁力砲だ。」

「っ!?磁力か!」

 そう、答えは磁力であった。

 機械に磁石を近づけると正常に機能しなくなる。時計の場合は各パーツが磁気を浴びてまともに機能しない。

 ガイアメモリがいくら強力な道具だとしても、USB型の機械に力を収めている。

 つまり機械である。

「くっ・・・・・・・・何故だ!なぜこんな世界のために戦う?お前たちはなんのために戦う!?」

 サムには理解できなかった。

 理不尽しかないこの世界に、救う価値は無いと思っていた。

「僕たちは別に、世界のためなんてもののために戦っているつもりはない。」

「なに?」

 出久の言葉にサムが反応する。

「そうだ。誰かの命を守るために。」

「誰かの家族を守るために。」

「世界中のダチのために!」

「この手で掴める人たちを救うために!」

「誰かの未来を守るために!」

『ただそれだけのために、戦うだけだ!』

 その言葉に状況を見ていた誰もが衝撃を受けた。

 大それたもののために戦うわけじゃない。ただ自分が守りたい者のために、必死になって戦う。人間の自由と平和のために、誰かの助けての声に応えるために、戦う。

 それこそがヒーロー、それこそが仮面ライダーである。

 爆豪たちにはその背中は大きく、輝いているように思えた。

 そしてその思いに応えるかのように、出久の胸から三枚のメダルが現れる。

 出久はそのメダルを手に取る。

「アンク・・・・・・・・使わせてもらうよ!」

 出久がオーズドライバーを装着しメダルをセット、弦太朗もフォーゼドライバーにコズミックスイッチを挿入して各スイッチを入れ、フィリップがエクストリームメモリに吸収され、翔太朗のダブルドライバーにセット、ミハルが構えると一斉に声を上げる。

『変身!』

【スーパー!スーパータカ!スーパートラ!スーパーバッタ!】

【スーパー!タ・ト・バ!タ・ト・バ!スーパー!】

 オーズはスーパータトバコンボへと変身する。

【コズミック!】

 フォーゼは変身スイッチを押すとコズミックスイッチの最終ロックを外し、スイッチを押す。

【コーズーミーック、オン!】

 フォーゼはコズミックステイッツに変身する。

「みんなの力で、明日を掴む!」

【エクストリーム!】

 Wはサイクロンジョーカーゴールドエクストリームに変身する。

 そしてミハルはボディ全体に金のラインが入った仮面ライダーアクア・ゴールドアップへと変身する。

「一気に決めます!」

 四人のライダーは一気に跳び上がると一斉に必殺技の体制に入る。

【スキャニングチャージ!】

【ドリル、オン!】

【リミットブレイク!】

【エクストリーム!マキシマムドライブ!】

【オーバードラーイブ!】

 オーズはスーパータトバキック、フォーゼはライダーキック、Wはゴールデンエクストリーム、アクアはオーバーアクアパニッシャーを繰り出す。

「グっ!この私が・・・・・・・・・この世界をすべて手にすることが出来るこのわたしがぁあああああああああああ!」

 サムは激しく爆発し、そして消えた。

 ガイアメモリ、アストロスイッチは跡形もなく破壊され、ガイアドライバーはほぼ壊れた状態で残った。

 各々変身を解くとフィリップがドライバーを拾上げる。

「これをこの世界に残しておくわけにはいかない。僕が責任を持って持ち帰るよ。」

「こんな形だったがまた会えてよかったぜ、オーズ。」

「オーズ先輩、こっちの世界は俺に任せてください!」

 弦太朗は出久と友情の握手を交わす。

「オーズ、僕も未来で頑張るよ。」

 各々出久に別れの言葉を言うと空に空いた穴から元の世界へと戻った。

 こうして長い戦いは終わった。

 ここまで頑張った彼らを祝福するかのように太陽が水平線から昇り、彼らを照らした。

 

 一方そのころ仮面ライダーたちの世界にある鴻上ファンデーションの社長室では鴻上会長が里中からある報告を受けていた。

「里中君、どうだったかね?」

「大変苦労しましたが証拠は掴めました。会長、その分給料上乗せでもいいですよね?」

「もちろんだとも!さて出久君、私からの贈り物、受け取ってくれたまえ!」

 

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