僕のヒーローアカデミア OOO   作:ザルバ

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えー、個人的なことをここで。
今月二日から再就職をしました。
決まってよかったです。
新しい分野なので頑張らないといけませんね。
入った会社はすごく良心的って思いました。
そのおかげで小説の進みが早くなってます。
何もしないだらけた生活よりかはこっちの方がいいですね。
社会人として再び頑張ります。



66 反撃への思い

 林間学校襲撃事件の翌日、ニュースでは大々的に報道されていた。

 雄英高校への二度にわたる襲撃にマスコミはヤジを飛ばしていた。雄英を責め立てる。

 マスコミと言うのはいざ大きな事件を目に付けるとそこからさらに過去を探り掘り下げる。

 人のことなんて考えず攻め立て、高視聴率や取り高のためだけにやる。マナーを守らないこともあり、迷惑をこうむる。

 聞くところによれば北海道では取材の車が道路を占拠、食事を媚びる、宿の占領、規制線を突破、さらに取材陣の過度な取材によって助けられると言った不祥事が多く取り上げられている。

 またマスコミが原因で立てこもり犯に情報が伝わり、人の命が奪われそうになった危機もある。

 迷惑ばかりを掛けるとは言わないが、良心で配慮して欲しいものもある。

 更にその翌日、出久は医者から注意されていた。

「緑谷君、今回君の“個性”のコンボ?か何かよくわからないけど聞いたよ。肉体への負担が君の場合大きすぎる。普通の人間でも相当なものだ。これ以上は正直医者としてはオススメできない。出来れば乱用しない方がいい。それとこれは医者としてではなく、私個人としての意見なのだが、家族以外に君の病気のことは知っている人はいるかい?」

「伊達さんと幼馴染と同級生で一人、あとは先生たちです。」

「そうか・・・・・・・・君のお見舞いに来た彼女たちを見たのだが、もう少し周りに心を許してはどうかな?」

「え?」

「君は一人で何でも背負い込みすぎている傾向がある。そう言う人間は真面目な反面、責任感を感じやすい。背負うのは一人じゃなくてもいい。私も医者と言う仕事をしている以上、人の命を背負うことがある。誰かがミスをしたから誰かを責めるというのは違うと言える。だから君ももう少しその背中に背負っているのを下ろしてもいい。私はそう思うんだ。後は君が決めることだ。」

 医者はそう言うと出久の肩をポンポンと叩いた。

 

 出久が病室に戻ると爆豪たちと麗日たちが病室にいた。

「緑谷、大丈夫か?」

 切島が心配して声を掛ける。

「うん、検査上は異常ないって。」

「そっか、良かったな。」

 切島はそう言うと出久の肩に手を置く。

「なぁ、緑谷。ちょっと聞いてもいいか?」

「なに?」

 切島が話しを急に切り出す。

「もし爆豪を助けられるって言ったら、お前はどうする?」

 その言葉にその場にいた全員が驚いた。

「待て切島、どういうことだ?」

 常闇が代表して聞く。

「実はよ、八百万がピンクのヒーローに助けてもらったんだよ。その時の敵がUSJを襲撃した脳無って言ったか?そいつに襲われたんだ。そいつは倒された後敵連合に回収されたんだがよ、発信機を取り付けたそうなんだよ。警察やオールマイトの方には追跡装置を渡したんだ。それで八百万が同じのを作ってくれたんだ。」

 切島はそう言うとポケットから追跡装置を取り出す。

「だからよ、助けに行かないか?」

 切島の衝撃な提案に最初に声を上げたのは飯田であった。

「ふ、ふざけるんじゃない!オールマイトやプロに任せるべきだ!俺たちが出る場面じゃない、バカ者!」

「んなの分かってんだよ!けどな、USJのときでも、俺たちはやられっぱなしだったじゃねぇか!頭でわかっていてもよ!」

 切島はそう言うと自分の胸を抑える。

「ココがよ、助けてーって言ってんだよ!」

 どちらも正しかった。

 出久はそう思った。

 自分にも助けられなかったあの日があるからこそ、切島の気持ちは分かる。

「切島君も飯田君も、どっちも正しいよ。けど、僕はそれに正しい答えを出せない。」

「緑谷・・・・・・」

 上鳴が声を出す。

「人ってさ、自分が正しいと思ったらどこまでも残酷になれちゃうんだよ。正義と言っても、どこまでも残酷に。だからこそ切島君の意見には間違いがあると言える。」

「なら―――」

「でもね、飯田君の方にもそれは言えるんだ。」

 飯田は出久の発言に驚いた。

「な、なぜそう言えるんだ!規律を重んじることが正しいのではないのか!」

「そうとも言える。けど決められたルールに縛られて、目の前の命を助けないとその人はきっと後悔する。そんなに規律を守りたいんだったらロボットにでも守らせればいい。ヒーローなんていらない。人間は不完全で、あいまいで、おかしい存在だ。

 けど不完全だからこそ、誰かの助けを必要とし、誰かを助けることが出来るともいえるんだ。」

 出久がそう話すと伊達が入って来た。

「おーい、ガキども。大声出しすぎだ。」

 伊達はそう言うと切島の頭に手を置く。

「ま、お前さんたちが何を言ってたかはよく聞こえてねーからわかんねーけどよ、一回家に帰って落ち着け。夜はおせーから出るんじゃねーぞ。じゃ、解散解散!」

 伊達が手を叩き病室から出るように促し、一同解散した。

「んで、どうするよ出久ちゃん?」

「・・・・・・・わかっている癖に聞くんですね。」

「まぁな。てか本気かよ?」

 伊達は出久の方を向く。

「昔っから医者の忠告を聞かねーよな、出久ちゃんはよ。」

「伊達さんがそれを言いますか?脳に銃弾が入った状態で戦っておいて。」

「こりゃまた一本取られたわ!・・・・・・・・・・けどわかってんのかよ。いくら紫のメダルやアンコのメダルのおかげとはいえど、病気が治ったわけじゃねぇんだぞ。」

「ええ。それとアンコじゃなくてアンクです。」

「今はいいじゃねぇかよ。本気なんだな?」

「はい。」

 出久はまっすぐ伊達を見て言った。

「・・・・・・・・・・はぁー。」

 伊達は下を向きながら溜息を吐く。

「仕方ねぇな。こうなったらクレーンアーム使っても曲げねーのが出久ちゃんだ。いいぜ、俺も動いてやるよ。医者としてな。」

 伊達はそう言うと出久の頭に手を置いた。

(もしもの時は、俺が助けてやらねーとな。)

 出久が自ら死んでいく行動に伊達は不安があった。

 

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