天才ゲーマーと唱う戦姫達   作:カミざわ

7 / 8
今回エグゼイド要素皆無です。
それと、暫く受験関係で更新が無理そうです。
下手したら次の更新は来年になるかもしれません。
本当にすみません。



IF ー 狂依存

何もかも無くし絶望に打ちひしがれただこの生を終えるばかりだと思っていた時に僕は彼女に出会った。

ボロボロパーカーを着て見るも無惨な程弱りきり、瞳は希望を一切映さず、まるで死んだ魚の様に濁りきっている。

普段の僕なら何事もなかったかの様にこの場を通り過ぎていただろう。

だが、その時の僕はまるで彼女に惹かれるかの様に力尽き意識を失った彼女を抱きかかえ、唯一僕に残った家に連れ帰った。

 

それからだろう僕と彼女の奇妙な共同生活が始まったのは。

時には些細な事で気不味くなったり、喧嘩した。

だけど今では僕にとって彼女はかけがえのない存在になっていた。

そしてある日、僕は彼女が居たからこそ今日この日まで生きていられたことに気がついた。

そう…だからあの時救われたのは彼女ではなく……紛れもなく僕自身だったのだろう。

 

────────────────────────────────

 

《MIGHTY CRITICAL STRIKE!》

 

その音声と共カラフルなエネルギー纏った黒い戦士───仮面ライダーゲンム アクションゲーマー レベル0───の蹴りに貫かれたノイズは跡形も無く消え去った。

そして、一息ついていたゲンムにオレンジ色のシンフォギアを纏った1人の少女が声をかけた。

 

「幸人…そっちも片付いたみたいだね」

 

「ああ、こっちもとりあえず片付いたよ。……もしかして心配してみにきてくれたのか?」

 

「べっ、別アイツらに見つかると面倒だから、さっさと帰りたかっただけ!そ、それじゃあ帰ろうよ」

 

「…ああ、分かったよ。それじゃあ「見つけたぞゲンム!!」チッ、もう来やがったのかよアノ女」

 

ノイズを片付け終えたゲンムと少女がその場をあとにしようとした時青色のシンフォギアを纏った少女が現れた。

 

「今日という今日は私と一緒に来てもらうぞ、ゲンム!!」

 

「……はぁ。あんまりしつこい女は嫌われますよ、風鳴翼さん」

 

「そうそう」

 

「貴様ら!」

 

「まあ、今捕まりたくないんでそれでは」

 

「バイバイ」

 

その言葉と共に2人は体がノイズ状に薄らいでいき、跡形もなく姿を消した。

 

「くっ、またしてもアイツら逃げられた」

 

姿を消した彼らを見て、彼女はまたしても2人を逃してしまったと苦々しく呟いた。

 

 

────────────────────────────────

 

そして彼らはボロボロとなったとある廃ビルのある一室に居た。

 

「……ねえ、幸人」

 

「ん?どうかしたのか」

 

「幸人は……、幸人は私のこと見捨てたりしない?」

 

「……何当たり前のこと聞いてるのさ。僕が響の事を見捨てたりするわけないさ、だって僕には響しか残ってないから。それに響だって俺を見捨てたりしないだろう?

 

「…うん私も…、私も幸人しか残ってないから」

 

少女は決して掬い上げられたなどいない。

むしろ少年の手によって2人はどこまで堕ちていっているだけだ。

そう、2人はただただ何処までも堕ちていく、何処まで深い深い奈落の底へと。

もう彼らは取り返しのつかない程深い闇の中にいる。




簡易的なキャラ紹介

神崎 幸人

ノイズによって今世でも家族を無くし、全てに絶望し自殺しようとした矢先に行き倒れたグレビッキーに出逢って拾った。
そのせいかグレビッキーに対して尋常じゃない程の執着心を抱いており、幼馴染の未来さんのこと聞いたらグレビッキーにバレないよう影から暗殺を決意するレベル。
つまり周りが引くレベルのヤンデレ系主人公。

立花 響

皆さんご存知の並行世界のグレちゃったビッキーさん。
行き倒れたところ幸人に拾われた。
暫くの間は警戒していたが徐々に主人公の人柄に惹かれて、いつの間にか主人公無しでは生活できなくなってしまった。
軽度のヤンデレで主人公が他の女の子と歩いているのを見ると、目のハイライトを消して主人公に掴みかかってしまうことが度々ある。
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