カオス、教室に入るとその一言に尽きた。ツンツンイガグリ頭頭の少年とTHA学級委員長の眼鏡少年が口論をし、それをブロッコリー頭の少年と普通そうな少女がそれを見ていた。すると眼鏡の少年がこちらに気がついたのか寄ってきた。
「やぁ、君かい!?天使の様な個性で大型の仮装敵を倒したのは!」
どうやら入試の件が漏れている様だ。まぁ、今年あれを倒したのは自分ともう1人だけだったらしいから驚くこともないが、
「天使の様なと言うか個性申請では《天使》で出しているので間違っていませんよ。神裂 翼、神を裂く翼と覚えてくださいませ」
翼の笑顔が天使の個性による姿と合わさってクラス中のメンバーの動きが止まった。そのメンバーには轟や爆轟といった生徒も含まれるどころか女子まで見惚れているのだからその破壊力は底知れないことがわかる。
「そろそろ担任の教師が来る時間でしょう。自分の机に行った方が良いと思いますよ?」
しばらく固まっていたが担任の相澤が入ってきたことで再起動した。
相澤の話を聞くぶんにはどうやら体操着に着替えて個性のテストをするらしい。流石に100パーセントは出せないだろうが、0.001パーセントぐらいなら出しても大丈夫だろう。因みに翼にとっての0.001パーセントは増強系個性の
まずは50メートル走地面を
『記録測定不能』
速すぎて音すらも超えた翼の走りを測定器は測ることができなかった。
次は握力これは本気で良いと聞いたので壊す。握った瞬間、測定器が粉々に粉砕された
『記録測定不能』
立ち幅跳び、そもそも空を飛べる翼が地に足をつける時が来るわけがなかった。
「神裂、お前いつまで飛べる?」
それに寄って記録も変わるのだろう。嘘でもよかったが相澤の瞳は嘘は許さないと語っていた。
「さあ?1日立っても飛んでいたのでそれ以上の計測は辞めました。ただ、寝ている時などの無意識状態においても飛んでいた様です」
『記録測定不能』
翼の個性使用種目ラストはソフトボール投げ。翼がボールを投げた瞬間ボールが突如として消えた。
「おい!?何処へやった???」
「シフトで
「空間転移の事だな、範囲は?」
やけに詳しく聞いて来る。学校側から探る様に言われているのだろうか?
「視界内なら何処へでも、
その言葉にクラスメイトが驚く。おそらく某青の狸のピンク色の扉を思い浮かべているのだろう。
『記録測定不能』
結果が発表された。翼は当然1位。だが知らないクラスメイトも教師達の誰もが、翼が