涼花「、、、マジで?」
陽名太「マジで。」
涼花「マジか、、。」
涼花(安良君が転校してきたのは2学期の初日。私たちの高校で長期休暇明けに行われるテストを当然安良君も受けたのだが、、)
涼花「さすがにこの点数はないわ。数学35、英語28、科学25!」
陽名太「音読するな!というか木陰は人の悪いとこしか見ないんだな。」
涼花(そう言って安良君は85点の国語の答案を見せてきた。確かに国語はすごい。特に古文、漢文の部分はほぼ満点だ。)
金屋「じゃあ、みんな!今日返却した答案用紙は、家に持ち帰ってちゃんと復習するように!」
〜下校中〜
涼花「あ、新しい喫茶店できてる。かふぇ☆ホワイトスター?」
陽名太「ああ、ここ俺の昔からの知り合いがやってんだ。」
涼花(ん?転校生の安良君と新しい喫茶店の人が知り合い?)
陽名太「白井火影さんって名前なんだ。白井さーん。こんにちは。」
白井「おお陽名太君!久しぶり。そちらのお嬢さんは?」
陽名太「クラスメイトの木陰涼花。俺の正体を知ってる。」
白井「!ちょっと詳しい話は中で。」
涼花(優しそうなおじいさんだけど安良君の正体を知ってる?てこれは秘密を知られたからには生きて返せない的展開では、、)
白井「どうぞ。サービスだから遠慮しないで。」
涼花「ん!美味しいですね、このコーヒー。」
白井「よかった。それで陽名太君からはどれくらい聞いてるのかな?彼のことだからかなり雑な説明だったと思うけど、、」
涼花「ああ、それは、確かに、、宇宙から来た巨人に与えられた力で安良君が先祖代々魔物を退治してるってことは、、」
白井「なるほど、、魔物が現れ始めたのは約1100年前、平安時代の頃らしい。今のような怪獣ではなく人間と同じような大きさのものが頻繁に現れ人々に害をもたらしていたらしい。」
涼花「それを倒す力を得たのが安良君の一族、、。でもなんで魔物の存在は今まで認知されてこなかったんですか?」
白井「魔物は他の生き物と違い排泄物や死骸といった痕跡を残さないんだ。死んだら消滅するし残留した力は陰陽師が封印し自らの力にするからね。それに陰陽師は陽名太君一族だけじゃない。」
涼花「他にも陰陽師が?」
白井「うん。巨人が力を与えたのは1人じゃなかったからね。実は私も陰陽師なんだ。ただ現在怪獣サイズの魔物、巨魔と対等に渡り会える陰陽師は2人しかいないんだ。」
陽名太「俺たち陰陽師の目的は魔物を生み出す存在、『マザー』を潰すことだ。『マザー』は人間に憑依し、その人間の周辺に魔物を発生させる。ここ100年音沙汰なかったんだが、巨魔を生み出すだけの力を蓄えてたんだな。」
涼花(そっか、、安良君や白井さんがこの町に来たのはそれを追って、、)
???「ちょっとテレビ!テレビつけて!」
白井がテレビをつけるとそこには町を闊歩する怪獣の姿が映し出されていた。
火乃香「あ、どうも!私白井火乃香(ほのか)です!マスターの孫で一応陰陽師見習い兼中学生です!」
涼花「あ、うんよろしく!」
テレビ「現在怪獣が町を破壊しています!光の巨人は、ウルトラマンエジストはまだでしょうか?」
火乃香「ウルトラマン、エジスト?」
涼花「この前テレビで名前募集してました、、そんな名前になったんだ、、」
陽名太「悪魔祓い(exorcism)を文字ってエジストか、、かっこいいな!ならコイツはエジストレイピア!かな?」
陽名太は短刀型アイテム、エジストレイピアと「力」と記された巻物を使用し光の巨人、ウルトラマンエジストへと変身した!
エジスト「俺はエジスト!ウルトラマンエジストだ‼︎さあ、悪魔祓いを始めよう!」
涼花「めっちゃ気に入ってるし、、」
エジストと怪獣と激突する!怪獣は全身が鎧に包まれたような姿でエジストの強力なパワーによる攻撃を物ともせず口から熱線を発射しエジストを吹き飛ばした。
陽名太「攻守共に優れる、てやつか、、ならこれだな。」
インナースペースで陽名太が取り出したのは「鎧」と書かれた巻物だ。エジストレイピアにセットし、横文字に振ると、
天の声「アーマー!ヨロイムシャスタイル!」
エジストは全身を重厚な銀色の鎧を纏った姿にチェンジした。
エジスト「全てを守る、盾となる!」
エジストは怪獣に対して格闘戦で勝負に出る。熱線を喰らうが防御力がアップしているスタイルには効かない。
エジスト「トドメだ!ソリッドメタルシュート!」
両腕の間に出現したエネルギー体から発射された光線が怪獣を粉砕した。
白井「よし。やったな。」
火乃香「ちょっとちょっと!アレ見てください!」
涼花(勝利の余韻に浸るエジストの背後にもう1人の巨人が現れた、、私はすぐその考えに至らなかったが、巨人化できる陰陽師と安良君の関係が良好な根拠など、どこにもなかったわけでーー)