予想以上に脆かったな、アダマンタイト。
せめて渓流にある建物くらい耐えてくれると思っていたのに。
がっかりしたよ、ハンターなら拳で破壊できそうだ。
「イイ破壊っぷりでしたね、爆裂魔法には及びませんが」
ん?いたのかめぐみん。気づかんかった。
「おお、いたのか。どこいってたんだ?」
「ちょっとそこまで」
「何処だよ」
あそこにある爆裂屋とかいう露店じゃないか?
店主っぽい人が崩れ落ちてるし。
何をやっていたのか凄く気になるな。
「そんなことよりどこ行くんですか?私も同行したのですが」
「何処にも行く予定はないけど....とりあえずアクアを探してる」
「アクアですか?行きたい所があるそうですよ」
アクアが行きたいところ?カジノでもやってるのか?
絶対ボロ負けすると思うが。
「行きたいところ?どんなとこだ?」
「すみませんが私も聞いてませんでした」
何だろうな、アクアが行きたい所って。
「....話は変わるが、あの妙に人が集まってる露店はなんだ?」
「あの露店ですか?本やら絵画やら売ってるとこです。今はサービスでラプタ?だかラピュタ?という名前の物語をTV?とやらで流してるとこです」
絶対本屋の店主が出してる露店だろそれ。
それにしてもラピュタか。どのくらい見てなかっただろうか。少なくとも10年は見てないな。
久々に見たいし、店主に頼んでみるか。
「ラピュタ?よし....」
.....手を放してくれないか?ひっぱらないでくれないか?
「あっ待ってください!」
「久しぶりにラピュタが見れそうなんだぞ!立ち止まれるか!」
見たい気持ちはわかるが落ち着けよ!私も見たいが!
『とーさーんがー~~~~』
.....エンディング入ってやがる。これはもう店主に見せてもらうしかないな。
最悪体使ってでも。それ程価値があるのだよ!体使うほどな!
「はいはーいもう終わりだよ~~~~。これ以上はもう流せないよー。見たいなら買ってってね~」
単体で買っても意味がないだろうに.....。
とりあえずカズマ少年を正気に戻さなければ。真っ白に燃え尽きてるよ。
「うふふふふふふふふふふふふ。うへへへへへぇぇ」
ダメだこれ。完全にぶっ壊れてやがる。どうすれば治るんだこれ?
「ちくしょお。タイミングがァ......おっぱい」
もうどうしようもないな。見せるまでこの調子なんじゃなかろうか。
「追いつきましたよ!.......カズマはどうしたのですか?ハッキリ言って気持ち悪いのですが」
見逃して狂っただけだ。気持ち悪いのは同意する。目がイッちゃってる。
あのカズマ少年がこうなるとは......。中毒性ヤバいな。
「皆さんあの飛行石欲しくはありませんか?機能は再現できていませんが、ここにありますよ。一つ六千エリスです。どうですか?」
「「「「買わせてくださいッッ!!!」」」」
すげぇ勢いだな。いや欲しくなる気持ちもわかるが。
「おおおおお!俺も買うぞッ!」
....これで復活するのか。胸とか揉ませてたらどうなってたんだろうか。
「落ち込んだり発狂したり真っ白に燃え尽きたり.....忙しいですね....」
ほんそれ。最近可笑しいよ。
「押さないでくださーい。ちゃんと並ばねぇと売らねぇぞ(小声)」
「「「「ハイッ!!」」」」
もうゴールしてもいいよね....。
~~~~
というわけなんだが。
「はははっ。僕と君の仲じゃないか、もちろん無料であげるよ。今から行く?」
私としては行きたいが.....。
「行きたい....っ!行かせてください....っ!」
「もらえるなら後で見れるでしょう?今は街を回りましょう」
「嫌だあああああっ!クソッ!魔法職のくせに筋力も高いのかよ....っ!」
大丈夫だろうか。あんな調子で。
.....私が楽しめる露店はなさそうだから店主についていくか....。
「裏切り者おおおおおぉぉぉ」
何か聞こえたような気がするが気にしない、気にしない。
「ほかにも作ったよ。それに、ロボット兵再現できたんだ。おかげで最近寝てないよ」
何してんだ。寝ろよ。いや再現できたのは凄いけどさ。よく仕事できるな。
「ところでイイ絵の題材無い?もう本より絵を作ろうと思うんだ」
本は神器でコピーすればいいだけだろう。お前の神器ほぼほぼチートだろ?記憶さえあればいいんだからな。
「生命体もコピーできればいいんだけどね。そしたらタマミツネやカジートとかのハーレムを.....」
何考えてやがるし、ハーレムて、ハーレムて!
というかタマミツネはオスしか出てないから無理だろ。
「素材が近くにいるじゃないか。擬人化してればメスだし」
それ私の同一タマミツネ物ができるのだが。
それとメスじゃない、オスだ。断じてメスではない。
なんで擬人化するとメスになるんだ。可笑しいやろこんなん。
「ぅぉぉ」
ん?何か聞こえたような?
泡でも捲いておくか?でも迷惑になるしな.....。
「ぅぉぉぉおお」
完全に聞こえた。ていうかカズマ少年の声じゃないか?
何してるんだ?めぐみんに連れてかれたよな?
「うおおおおおおお!見せろおおおおおお!」
もうキャラ崩壊ってレベルじゃないよな。誰だお前。
顔が完全に人じゃなくなってるぞ、例えるなら竜だ。
「.....どうしてああなったんだい?あんな顔になるくらいジブリに飢えてたの?彼は」
いやどうなんだろ?ここ来る前は引きこもりみたいだったからなぁ。ゲームやテレビに飢えてたのかもしれんな。
引きこもりにネットは必要不可欠だと私は思うからな。
「ええ....」
店主が引くレベルでひどいのか。あの他人の不幸で飯がうめぇ!な店主が。
「待ってください!待ちなさい!」
めぐみんのステータスを上回るテレビやゲームへの欲望。
「待たない!待てない!街なんかよりジブリだ!ゲームだ!せっk「それ以上はいけない」」
薬でもやってるかのような錯乱ぶりだ。これはもう見せるしか治らないな。ダクネスのことでイラついてたしな。
「...ハァ、もういいです。分かりました。私も見ますから」
「えっ何で?」
「あなたは.....!!」
一人で行くのは誰でも嫌だろ。
「僕の家で見るけど、少し狭いから気を付けてね?」
嘘をつくな。あれ完全に外見と中身が合ってないだろ。
何で一軒家くらいの外見なのに、中は豪邸顔負けの広さなんだよ。どうやったんだよ。
店主の神器でもどうにもできないだろ。
「見れる、見れるぞ...!伝承の通りだ....!」
「伝承って何ですか」
見るまで治らない病にかかってしまっているだけだから安心しろ。
「ジブリ全部出そうか。あとゲームも」
「ヒャッハーッ!!」
世紀末かよ。
「どうしてこうなったんですか.....」
私も知らん。
このあと皆で仲良く(アクアはいない)見ました。
ネタが思いつかなくなってきた....アカン。