タマミツネinこのすば   作:アルタイル白野威

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今回は戦闘?します。


6話

 本当に何なのだろう、ラオおじいちゃんでも来たのか?

もしそうなら私は逃げるぞ。あんなのに私のようなザコが勝てる訳わけがない。

で、何が起こった?

 

「おい。何が起きたんだ?緊急クエストってなんだ?モンスターでも来たのか?」

 

「..ん、たぶんキャベツの収穫だろう。そろそろ収穫の時期だからな」

 

キャべ...ツ?キャベツ?Cabbage?あの緑の?みじん切りにしたくなる、あの野菜?

いやいやそんなわけがない。そういう名前のモンスターなのだろう。

もし本当にキャベツなら地面ごと根こそぎ収穫してやるわ。

 

「キャベツ?あの緑で丸いやつの?」

 

「そう、あの緑で丸いやつの」

 

....なん....だと....?そんなことでぎゃあぎゃあ騒いでいるのか?

ええ....。やる気が削げた。私の主食は魚だからな。食べることもない。面倒くさい。

丸投げしてはだめだろうか。

 

「....ここのギルドの連中は、冒険者に農家の手伝いをさせるのか?」

 

「あー....。カズマは知らなかったわね...。この世界のキャベツは...」

 

「皆さん、突然のお呼び出しすいません!気づいてる方もいるとは思いますが、キャベツです!キャベツ収穫の時期がやってきました!今年は出来が良く、一玉の収穫につき一万エリスです!では皆さん、できるだけ多く捕まえて、ここに納めてください!くれぐれもキャベツに逆襲されて怪我をしないようにしてください!なお、人数が人数、額が額なので、報酬は後日まとめてとなります!」

 

怪我..?キャベツに逆襲されて... ?動くとでもいうのか、この世界のcabbageは?

 

「飛ぶのよ。この世界のキャベツは。食われてたまるかというように。海を越え大陸を渡り、最後には秘境でひっそりと息を引き取るそうよ。それなら私たちで捕まえておいしく食べてあげようってことよ」

 

「もうかえってもいいかな、おれ」

 

気持ちはわかるが帰してくれる雰囲気ではないぞ。皆やる気あふれている。

ここで帰るなどと言ったらすでに冷たい視線がさらにひどいことになる。

....頑張るか....。

 

 

 

~~~~~

 

 

 

フハハハハ!どうしたキャベツども、それで本気か?

そんな力で私の泡から逃れられるとでも思っているのか!

ほーれほれほれ。さらに泡を追加してくれるッ!

食らえッ!シャボン...ランチャー!パパウ、パウパウ。

 

「もうやめてやれよ、見てるこっちがかわいそうだ。あとなんで元の大きさに戻った。言え」

 

断る!なぜこんなストレス発散になることをやめなければないのか!

戻った理由は泡を飛ばすのに大きい方が都合がいいからだ。

 

「それはいいけど赤い泡や、緑の泡飛ばすのやめてくれよ!当たったやつが急に力強くなったり、回復したりするんだから!」

 

そうはいっても自分の意思でその泡を飛ばしてないから無理だ。あきらめろ。

 

「ア”ア”ア”ア”ア”ア”どうしてこうなるんだ!唯一の常識人?が消えた!」

 

ヒャッハー!

 

 

 

~~~~

 

 

 

 

「カ、カズマ、いいではないですか。たくさん稼げたんですから。あっ来ましたよ、キャベツ炒めです」

 

「なぜたかがキャベツの野菜炒めがこんなにうまいんだ。納得いかんぞ、俺は」

 

ふう......ついはっちゃけてしまった。普段はああではないのだが....。

...やはりストレスが溜まっていたらしい。全部ミラルーツのせいだ。そうに違いない。

 

「それにしてもタマミツネ、あなた大活躍だったわね!さすが私の神獣だわ!」

 

誰がいつ神獣になった、誰が。

ところでダクネスはあの時何していたのだろうか。

 

「うむ。すごかったな。私は何にもできなかったが。それにしてもあの泡はとても気持ち.....」

 

...きもち?いまなんと言いかけたのだろうか。

 

「私、出番すらなかったんですが」

 

「その点、カズマは回収に回ってた分活躍したわね!私の名においてあなたに【キャベツ回収業者】の称号を授けてあげるわ」

 

「やかましいわ!そんな称号いるわけねぇだろ!ひっぱたくぞ!」

 

「話を変えてしまうのだがいいだろうか。私の名前はダクネスあなたたちのパーティーに入ることを希望するものだ。職業はクルセイダー。盾にしかなれないがどうだろうか」

 

「まぁ、いいんじゃないか?壁役がいなかったし」

 

「そうね、いんじゃないかしら」

 

「私も賛成です」

 

「じゃあ、これからよろしく頼む。...ところで先ほどの泡を私にぶつけてはくれないだろうか」

 

えっ..何言ってんの、この人。

 

「え..ええと、もう一回いってくれないか?なんて言ったか理解できなかった」

 

「キャベツにぶつけていた泡をぶつけてはくれないか....と」

 

「クッソが!なんでおれの周りには変なのしかいないんだ!」

 

おい、私をこいつらと一緒にするな。先ほどははっちゃけただけだ。

いつもはあんなんじゃない。

 

「それで..ぶつけてくれないか?とてもヌルヌルで...」

 

だめだこいつ。ただドMなだけか?それとも頭がおかしいのか?

できればちかづきたくない。カズマ少年の肩に避難さてもらおう。

 

「おお..?タマミツネ、俺の味方はお前だけだよ」

 

先ほど私をあいつらと一緒にしていなかっただろうか。

まぁいいが、これからどうするんだ?

 

「とりあえず、俺の装備を整えようと思う」

 

装備?...ああ。そういえばジャージのままだったな。

お金が無くなろうとも私の泡液を売ればいいしな。

 

「じゃあ、明日俺はタマミツネと行ってくる」

 

いつの間にか、一緒に行くことになっているがまぁいいか。

 

 

~~~~~

次の日

 

「と、いうわけで揃えてきた」

 

特に何もなかったな。しいて言うならカズマ少年の前を黒猫が横切ったくらいしか。

 

「装備もそろえたし、クエストにいかないか?」

 

「ふむ。それならアクアのレベル上げができるクエストがいいな」

 

「おっ。これなんていいんじゃないか?」

 

「そうだな。これでいいだろう」

 

「何々~?何するの~?」

 

「爆裂魔法は撃てますか?」

 

「爆裂魔法は無理だな、やるのはアンデットの浄化だ」

 

 

~~~~

 

 

 

時刻は夕方。

いるのは丘の上の共同墓地。

ここにアンデットが湧くらしい。

現在はキャンプを作り、夜を待っている。

カズマ少年が水を出す魔法を覚えたおかげで定期的に水に浸かれる。

極楽 極楽。ところでこの桶は何処から持ってきたのだろうか。

 

「すっごく気持ちよさそうだな。それに泡もたってるし」

 

シャンプーにでもしてみるか?よく泡だつだろう。

抜けた毛を使ったブラシかなにか付きで売り出したらどのくらい売れるだろうな。

 

「おおっ..。寒くなってきたな。『ティンダー』」

 

ふぁぁ..。眠くなってきた。深夜になったら起こしてくれ。おやすみ。

 

 

~~~~~

 

 

 

 

....んぅ。ゆすられた。深夜になったということだろうか。

 

「おう。起きろ、そろそろ行くぞ」

 

「ねぇ、なにか大きなアンデットが出そうな予感がビンビンするんだけど」

 

何やら不吉なことを言っている。

 

「いいですね。私の爆裂魔法の餌食にしてあげましょう」

 

「そ..そんなアンデッドならばさぞかし攻撃も気持ちいいだろうな」

 

「もうヤダこのパーティー。俺とタマミツネ以外変なのしかいない」

 

...このパーティー。イビルジョーとあっても撤退しなさそうだな。

おや?墓地に人影が見える。何をしているのだろう。

魔法陣が足元にあるように見えるが。

カズマ少年たちは気がついていないのか?

いないっぽいな。私の視力だから気が付いたのか?

 

「?..どうした?そんな先を見つめて。まさかいたのか?」

 

「アンデッド?私の出番ね!....っていないじゃない」

 

「なにかありましたか?」

 

「いやぁ?特になんもないよ」

 

..見えないのか。面倒ごとではないといいんだがな。

最近は、特にカズマ少年についていったあたりから面倒ごとが多いからな。

今回も、どうせ面倒ごとだろう。

できる限り頑張るか。

 

 

 

 

 

 




ザコ(G級入りかけ)
はい。今回はここで終わりです。戦闘シーン..っていえませんよね、あれ。
まだ一巻すら終わってない。うえぇ。
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