一月ほど前にペットにしたワンちゃんは、【白銀狼ジンライガ】という【雷狼竜ジンオウガ】の特殊個体だったようです。私がワンちゃんと散歩していたところをハンターという方々が、私が襲われているのかと思って助けようとしたのですが、私がペットにしたという旨と証拠を見せた結果、ハンターとしてスカウトされました。
私は獣化できることを見せたら、土下座する勢いでスカウトされたので、仕方なしにそのスカウトに乗ることにしました。
【白銀狼ジンライガ】こと、ギンも連れてユクモという村まで行ったら、ユクモという村の専属ハンターという厚待遇を条件に出されたので、そのスカウトに正式に乗ることにしました。
その待遇の中に、村長が所有している土地を好きにして良いとの旨も書かれていたので、ギンを其処で飼うことにしました。
私の種族は【ルナール】という種族らしく、私はその中でも最古の血を持った個体みたいでした。
【ルナール】は珍しい種で、奴隷として盛んに取引されているみたいですので、今度、全ての奴隷商及び全ての奴隷市を潰しに行くことにしました。
奴隷というものは師匠が最も嫌うものなので、奴隷解放及び奴隷撲滅を一人でやり遂げた経験が生かされます。
おっと。
考え事をしているうちに暴食王の領域に入ったみたいですね。周りが荒れ果てた広野みたいになっているので間違いないでしょう。
「グガァァァァァァア」
どうやら、食後の睡眠を摂ってるようなので、優しく起こすことにします。
「覇槌点千掌!」
「…………………」
あれ? 可笑しいですね。私は師匠からのモーニングコールとしてこの技を毎日喰らってた筈なのですが、何ともありませんでしたし、どうして気絶してるのでしょうか?
〈あのぉ。普通は大陸を割る一撃(最大威力)を喰らって何ともないなんて可笑しいのですが………〉
師匠が私を殺しに来てたとでも言いたいのですか?
もしそうならば、次元を越えてダメージを与える秘技を御見舞いしてあげますが。
〈とんでも御座いません! お師匠様は貴女のことを大事に、大切に育ててると設定にも書かれております!〉
貴女の師匠ではない筈なのですが、わかってその発言をしているのでしょうか?
〈いえ! 其処まで考えておりませんでした! 申し訳御座いません!!〉
今回ばかりは許してあげますので、今後間違えたのならば、死を覚悟するといいでしょう。
〈イエッサー!〉
さて、此方は一段落付きましたし、このゴーヤを起こしましょうか。
「覇槌点千掌ッ!」
「ガァァァァァァアッッ!」
どうやら起きたみたいですね。
しかし何ででしょうか? この子が、私のことを化け物を見る目で見ている気がするのですが………
「大丈夫ですよ。あなたを殺しはしませんから」
「…………グォオ」
「しかし、私のペットになるのならですが」
「ッ! グガァァ…………」
「よろしいのですか? あなたが死にたいと言うならば、私が殺して差し上げますが、生きたいと言うならば、生かして差し上げますよ?」
『我は食すことにて生を繋いだ。故に、食されることによって他を生かすならば本望だ』
「…………喋れたのですか。わかりました。私があなたを食して差し上げます」
「滅龍ッ覇・砕・拳ッッ!!」
「グォォォォォォォォォォオ!!」
御冥福を願って、黙祷を捧げさせていただきます。
「では、食さていただきます」
~~少女食事中~~
正直なところを言えば、硬くて食べ辛かったです。
ですが、味の方は美味の二文字と言い尽くせるでしょう。
食べることを幸とし、生き長らえていた彼だからこそ熟成された味となったのでしょう。
彼を討伐した証拠となる物として、彼の尻尾を持ち帰ったので依頼は達成されたのですが、死体を食べたと言ったときに驚いていたので、殺生したなら食すことを伝えたら感心してましたね。
ですが、『流石は年長者の言うことは違いますわぁ』と言われたので、村長の住宅前にクレーターを点拳破で空けておいたので、夜になってから帰宅して、嵌まって仕舞えば良いのです。
そうそう。何やらあの龍神から貰った能力が、能力吸収と最適化、急速進化だったらしく、暴食王の放つ龍属性のブレスや衰弱液等が放てるようになりしたね(人形のときは尻尾からで、獣化したときは口からです)。
12尾からの龍属性のブレスなんて、悪夢以外の何事でもありませんね(笑)。
───追記───
薬草を食べていたら回復能力が劇的に上昇しました。
───追記───
マヒダケやドクテングダケ、ニトロダケに眠り草、粘着草や力の種、守りの種に解毒草………e.t.c
等を食してみたら、様々な効果が顕れました。