アレです、私は思ったわけですよ。
上位個体は弱いと。
そう思ってG級個体に喧嘩売ったわけなのですが、左半身を潰されましたね。油断はダメですね。
いやぁ、師匠にやられたこと無かったら私は死んでましたね。まあ、その時は師匠に付きっきりで看病してもらいましたが、最高に幸せでしたね。
その結果、私は修行(主に食事)をすることにしました。
まさかボロスさんの頭突きで左半身潰されるとは思いませんでしたよ。本当にギンを連れて行って良かったです。ギンが居なくては死んでいました。
で、私が修めた中に陰陽道と道術というモノがあるのですが、ギンを式神にしてみることにしました。
実力(肉体的なモノと精神的なモノ)は十分にあるので、私は龍神様から貰った加護を使って力を付けることにしました。
そんなこんなで、フリーハンティング、周回探索をすることにしました。
場所は渓流ですね。
「グギャァァァァァァァァァァアッ!!」
「ルァァァァァァァァァァァァァアッ!!」
ちょうど良いところにご飯が居ましたね。
ロアルドロスとリオレウス(希少種)ですか。ギンの実力を試すには丁度良い相手と言えるのではないでしょうか?
「ギン。あの二匹は貴女が狩りなさい」
「わかりました。行って参ります」
今、私の横を駆け抜けていって銀の髪を持った綺麗な女性がギンです。
「ハァァァア」
翠と紫で彩られた道士服の袖が舞うように旗めいていますねぇ。とても綺麗で、私が直々に織った甲斐があります。
「喝雷破ッ!」
私が教えた陰陽術も確りと使えたようで安心しました。
しかし、札を使わなくては業を発動できないのは戴けませんね。しかし、一撃で上位個体のロアルドロスを落としたことは褒めることが出来ますね。
「昇天掌打ッ。…………ッ!?」
「グッ………グガァァァァアッ!」
頭を揺らしに行った様ですが、人間に使うのと龍種に使うのでは要領が違いますからね。リオレウスからしたら、只少し強い打撃程度にしか感じないのではないでしょうか?
其処まで思考が及ばなかったのは減点ですが、理解してからの離脱が早かったので、後で指導する程度で許してあげしょう。
「天撃ッ!!」
「ッ!? …………ガァァァア!」
「!?」
今回の一撃で終わらなかった理由は、威力の集束率が低かったことですね。しかし、一回見せただけである程度形にしたのは褒めるべきですが、未完成の業を闘いに持ち出すのは厳重注意しなくてはいけません。
その行いのせいで命を落とすなんてことは多々あるどころか、死因の中には必ず入る要因ですからね。
下手に威力が高いモノを使い、中途半端に決まったせいで油断し、その隙を突かれて殺される。
この前に師匠と修行したときの合間の休憩時に、それで油断した氷精が魔法使いに撃ち落とされていましたから。しかし、弾幕ごっことは面白そうですね。今度スペルカードを作ってギンと遊んでみましょうか?
「俊神白虎ッ」
「巧牙!」
「天撃ッ!!」
復撃〈複数攻撃することです〉と完璧に身に付けた歩法によって拙い打撃の技量を補うという作戦ですか。良い案ですが、オススメは出来ませんね。
今度は打撃を重点的に教えることにしましょう。せめて、覇槌点千掌を完全に修得できるまで鍛えなくてはいけませんね。
〈いえ。そもそも、全ての奥義の雛形となった業を習得するレベルというのは、正直に言って厳しいのではないでしょうか?〉
私の教えに口出しするのですか?
〈申し訳ありませんでした!!〉
…………別に構わないのですが。まあ、ギンには独自の奥義を作ってもらいたいですからね。厳しくするのは当然と言えますよ。
しかし、そう考えると師匠が私を起こすときに奥義の雛形を使っているのを良く良く考えると、師匠は早く私に奥義を作れと言いたかったのでしょうね。流石師匠です。
〈(いえ、違うのですよ。師匠はそれで死んだのならばそれまでの弟子だったと思っていただけなのですよ)〉
私が敬愛する師匠が教えの通り、ギンを起こすときは加減した覇槌点千掌を撃つことにしましょう。
〈(ギンさん。私はとんでもない
「主殿。終わりました」
「では、食後に指導と注意、反省を振り替えるとしましょう」
~~少女(達)食事中~~
今回の探索で得た能力は、リオレウス(希少種)・ロアルドロス・ロアルドロス亜種・リオレイア(紫毒姫)・クルペッコ・タマミツネ(天眼)・ドボルベルク・ラギアクルス・ナルガクルガ(白疾風)・ガノトトス・ジンオウガ(金雷公)・リオレイア(希少種)・アオアシラ(紅兜)を食べさせていただいたので、それなりに能力の幅が広くなりました。
後二箇所ほど探索を行ったら、能力の整理を仕様と思ってますが、楽しみです。