火山に護石というものを食べるついでに、此処に居るモンスターも粗方食してしまおうと思ってるのですが、ギンが暑さにヤられてしまってまともに行動が出来ません。渓流で式にしたクロは平気みたいなのですが、ギンはダメみたいです。しかし、私が式にしたときの術式だと私が得た能力の8割を引き出せるように調整してある筈なのですが、ギンはもしかして気づいていないのでしょうか?
クロはそれに気づいて、ロアルドロスの貯水能力を自身に最適化した形で使って熱を逃がしてるというのに、ギンはどうやら自身のことに対して鈍いみたいですね。
〈姫さん。クロさんの正体を皆様に教えて差し上げてください〉
? 良いでしょう。
【暗黒獣ヘルガドルガ】という、【迅竜ナルガクルガ】の特殊個体の一つですね。
私が見つけたときは、クロが怪我で死にそうになっていたので、助けた結果。懐いて私の式になりました。
「ギン。貴女は自分の能力のみで戦ってたようですが、私が組んだ術式には気づいていますか?」
「術式ですか? ッ!」
「………ギン……は…………馬鹿?」
「わかっていたとしても言ってはいけませんよ」
「うぅ~」
「……どん…………まい……!」
クロは喋るのが得意では無いのですが、中々の話好きなのですよね。喋ろうとすると、巧く舌が動かないみたいなのですが、式にしたときに出た不調ではなく、クロが元々身体に合った不調みたいです。
「ラッシャイ!」
〈それはイシ●ブテだよ!〉
ブラキディオスですか。今回はクロとギンのチームワークを試すチャンスですね。
「クロ、ギン。貴女達二人であのブラキオスを倒してみなさい」
「イワァァァァァァァァク!」
〈イワ●クまで!?〉
ウラガンキンが乱入してきましたね。良いでしょう。変則マッチの練習ということにしましょうか。
「二人であの二匹を相手取りなさい。変則マッチです」
「わかりました」
「………了……解」
〈鳴き声については突っ込まないのですか?〉
………前回の探索で気配の濃いモンスターは私が勁深掌で心臓を破壊してましたが、今回は貴女達が巧く立ち回って対処してくださいね。
〈無視ですか……〉
「………滅ッ」
「勁・深・掌ッ!!」
「……爆滅ッ!」
一匹の体力を確実に削りに行くとは、中々良い作戦ですね。
ポイントとしては、心臓を破壊するのではなくて、幾つもある内蔵全てを均等にダメージを与えてるところが良いですね。
クロについては、ロアルドロスとリオレウスの能力を複合して使った爆発と煙幕を同時に行った後、ギンが打撃を加えて離脱したところで水蒸気爆発を起こす処まで考えて初撃に水蒸気も混ぜたみたいなので、案外策を労するのが得意なタイプなのでしょうね。
「グォォォォォォォォォォオッ!」
ディノバルドの燼滅刃ですか。これ以上乱入してしまうと、ギン達では対処できなくなるかもしれませんね。
G級個体だとしても、心臓を潰されては恐らく死ぬでしょう。ですが、師匠レベルになってしまうと心臓と頭を潰されても普通に再生してしまうので苦戦が必死ですが、【絶対域】に足を突っ込んでるモンスターがこの世界にボロボロといたらハンターなんて職業が生まれるはずがないので、古龍と云われる種の頂点域がその域なのでしょう。
さて、考察はそろそろ終わりにして、目の前の炎剣使いを殺らなくてはいけませんね。
「封珠・壞拳ッッ!」
「断首・腕刀ッ」
心臓と特殊能力、及び首を落としたのですから、確実に死亡した筈ですので、一足早く食事としましょうか。
「天撃ッ!!」
「殺……刃………!」
どうやら、ギンの一撃でウラガンキンの身体を破断したみたいですね。
それに、クロの鋭刃でブラキディオスの首を切断して殺してますから、中々様になってきてます。
しかし、クロについては腕刀で首を落としてほしかったですね。
ギンはについては、花丸をあげたいです。なにせ、天撃でウラガンキンの太い身体を破断させましたからね。後で目一杯可愛がってあげましょう。
「…………終わ……った」
「私も終わりました」
「では、戴きましょう」
~~少女食事中~~
ブラキディオスの粘菌や強靭な筋力に加え、ウラガンキンの防御力と鉱石可食化、様々なガス等の噴出に爆発する岩を創造等、ディノバルドを食したことによって得た尻尾の着火に尻尾の鋭刃化や爪などが劔の様に変化させることが出来るようになりました。
後一回探索したら能力の整理と進化、及び調整や複合合成などを試す予定ですが、まずはこの辺りに居るモンスターを食してから、護石を食べましょう。
───追記───
バサルモス・グラビモス・ヴォルガノス・リオレウス(黒炎王)・ラージャン・アグナコトル・ミドガロン・ティガレックス亜種・クルペッコ亜種・イビルジョーを食しました。
結果として言えば、かなり能力が増えたので、次回の探索をしたら幾日に分けて能力に手を加えようと思います。
───追記───
【金獅子ラージャン】の特異個体、【黄金獣王ラージャン】という常にサ●ヤ人状態のラージャンを式にしました。
噂とは違い、とても乙女だったので式にしました。
呼び名はキンですね。ゴンとか女の子の名前じゃありませんし、オウと言うのも彼女には会わなかったので、キンになりました。
これで四人パーティーになりましたので、暫くはこのメンバーで狩りに出掛けさせたいと思います(式を増やさないとは言っていませんよ)。