転生者という存在になった
さて、転生者と言えばチートだったりどこかしらバグっていたり、何かしらしでかすモノですが……これはそんな能力を持て余していた私が気づかず起こしていた、幼馴染の設定ブレイクの話らしい……。
「みっくん、なにしてるの?」
「ゲーム」
「……みっくん、昨日何してたっけ?」
「ゲームだな」
「………みっくん、明日」
「ゲームする」
「………」
未孝には、高町なのはという幼馴染の少女がいた。
それはもう可愛らしかったが、前世の記憶を持っている上に神様?のような存在によって転生させられた未孝は、そんなこと知った事かとその力をもってして……ゲーム三昧の毎日を送っていた。
RPGやFPS、シミュレーションにアドベンチャー、アクションやらEtc……ともかく何でもかんでも手を付けていた。
転生特典の高スペックな身体は何徹しても問題は無く、気付けば睡眠は一か月に丸一日とかそんな感じになっていた。
「………ねぇみっくん、それおもしろい?」
「まぁ」
「ふぅーん……」
高町なのはは家族が入院してたり働いてたり、まぁ何やかんやあって基本暇じ……もとい、一人でいることが多かった。
そんななのはが幼馴染の家に入り浸るようになったのは、ある意味必然だったのだろう。
そして……。
「ねぇねぇ私もやりたい」
「ん?いいぞーなにする?」
「んっと、これ!」
「育成シミュレーション……また頭使うやつを……まぁいいか」
ゲームの道に入り……ゲーマーとして腕を上げていくのも、必然だった。
――
―誰か、救け――
「! 今なんか受信したの!キュピーンってきたの!ニュータイプに覚醒したかもしれないの!?」
「何言ってんのよなのは……」
「なのはちゃん、電波キャラまで付けてどうするの?ただでさえ学校で浮いてるのに……」
「フッ……お嬢様な二人ほどじゃないの」
「三人とも浮いてる……」
「「「みっくん/あんた/三森君に言われる筋合いはない!!」」」
「えぇー」
――
「お願いがあります、僕に協力してくださ――」
「魔法少女ktkr!!!」
「え、き、キ、え??」
「あ、ごめんなの。テンションが上がったの。ささ、良いから続きを教えるの!」
「あ、うん……」
――
「みっくんみっくん!なのは、魔法少女になったの!!」
「そっかーおめでとー」
「とても棒読み!?」
「や、だって関係ないし、よって興味もないし」
「えぇー。折角レイジングハート紹介しようと思ったのに……残念だね、レイハ」
『ショボ──(´・ω・`)──ン』
(……あれ?なのはのデバイスってこんなのだったっけ?)
――
「……ジュエルシード、渡してください」
「き……」
「き?」
「金髪ツインテ美少女キター!!!」
『キタ──ヽ('∀')ノ──!!』
「デバイスの投影機能……キタ?」
「やっばいのすごいの!!リアルツンデレアリサちゃんを発見した時以来の興奮なの!!!」
「ツンデレ……?」
「あぁでもその純粋無垢な瞳は止めて欲しいの……なんか、刺さるの」
「???」
「それはともかく!この石ころなら上げるからちょっと連絡先教えてくださいお願いします!!!」
『_| ̄|○))お願いします』
「え、えっと……」
――
「みっくんみっくん!!ライバルが金髪ツインテ美少女だった件について!!!」
「……ネットに書き込んだら受けそうだね」
「とっくに書き込んだの!」
「勇者かよ」
「魔法少女なの!」
『(`・ー・´)ドヤ!』
「何こいつ等セットでウザい……」
――
「私はやり直すの……アルハザードで!!」
「この世界は、こんなはずじゃないことばっかりだ!でも、それでも――」
「あ、ちょっとクロノンストップ。アリシアちゃん起こす邪魔だからおばさまもどいてどいてー」
「「……は?」」
「金髪美少女……美幼女アリシアちゃん……どう見てもヒロインなんだよ!どう考えても眠れるヒロインなんだよ!!蘇らないわけがないでしょー!!」
「ちょ、何を言って、って言うか何してるんだキミは!?!?」
「あ、アリシアを蘇らせる……ありえないわ、その子に触らないd―」
「シャラップ&ステイ!!」
『縛ります、許して♪(´・∀・`)ゞエヘッ』
「「は、ちょ、ナニコレ硬!?」」
「死者蘇生くらい出来ずに何が魔法なの!!私の全(ゲーム)知識をもってして、全力で叩き起こすの!!!」
「物理か!?物理なのか!?」
「魔法(物理)なの!!!」
「あ、ちょ、ジュエルシードと動力炉で何する気なんだ!?」
「うぉおおおおおお!!!!!全力全壊なのぉぉぉ!!!」
『イエス、全力でこの世とあの世の境をこじ開けます。ファイト──( ゚д゚)乂(゚д゚ )──!!!!』
「魔力が足りない?そんなの螺旋の力で何とでもなるのぉぉおおおおおお!!!」
「「螺旋って何だ!?!?」」
――
「って感じで蘇ったのがこの子なの!」
「そっかー。あのさ、写真見せられても会った事ないからどっちがどっちかわかんないよ?っていうかこの紫の幼女は誰?」
「あ、巻き込んじゃったプレシアさんなの。何かよく分かんないけど病気だったし丁度いいからそのままにしたの。螺旋の力は凄いの!」
「そうだねー……魔法ってナンダッケ?」
「魔法は魔法だよ?」
「??」
「??」
――
「ふははははは!!あまい、あまいでなのはちゃん!!うちの極悪コンボをくらいぃ!」
「あまいのははやてちゃんなの!この、神回避をみるのぉぉおおお!!!」
「「うぉおおおおおお!!!」」
「なんでもいいけどソレ、私のだから壊さないようにねお二人さん?というかなのは、誰この子?」
「八神はやてちゃん!本屋さんで遭ったの!」
「同い年でこないに話が合うなんて思わなくって……あ、初めまして八神はやていいます」
「初めまして、三森未孝です。一般人なのでお手柔らかにお願いします」
「ダウトなの。みっくんは私の師匠なの、神回避ぱないの」
「まじか!?」
「なのはは速さが足りないから……」
「その分硬さでフォローしてるの!紙装甲なみっくんとフェイトちゃんには負けないの!!」
「そのフェイトちゃんも回避凄いんか?」
「あ、違うの。フェイトちゃんの場合はゲームじゃなくてガチなの、ガチ速度厨なの」
「そ、そうなんか…??」
――
「この……悪魔め」
「悪魔じゃないの、リアル魔法少女なの! この際だから教えてあげるの、魔法少女のえげつないヒロイン力を!!」
「なのは、意味が分からないと思うよ?というか私も分からないよ……」
「大丈夫なの、フェイトちゃんも同じ魔法少女だからできるの!」
「え?なにを……?」
「取りあえず全部丸っと救ってやるのぉおおおっておぉ!?!?」
「予定が大分狂ったが……」
「終わりを始めよう」
「あ、カッコいい謎仮面さんだー、こんばんはー」
『こんばんゎ(o'∀'o)ノ))フリフリ』
「なのは、呑気にしてないで拘束解こうよ……」
「大丈夫なのフェイトちゃん、最後に勝つのは私たちなんだから!」
――
「お前達も、眠れ」
「眠れって、なに言ってるの!?まだ0時越えてすらないのに寝てなんていられないの!!」
「?」
「未だクリアしてないゲームが山ほどあるの!みっくんと決着つけなきゃいけない対戦ゲーとか、協力ゲーとか、あと育成ゲーを放置しているわけにはいかないの!!本当なら今この瞬間だってゲームしながら魔法少女していたいの!!!」
「……お前は、何を言っているんだ?」
「いーい?! 夢もまぁいいことあるけどね、でもそれ以上にリアルでゲームをするって言う夢心地は最高なの!!!」
「ハ?」
「リアルはくそゲーだけど、でも、だからこそ!――ゲームは最高なのぉぉおおおおお!!!」
『リミット解除、いくよ~( *゚ェ゚)9゙』
「萌えて燃えて、モえ上がるの私の中の
「なんだろう、デジャビュ……あ、姉さん助けるときのなのはだコレ」
「ほらフェイトちゃんも一緒にモえるの!!いくよぉー!!」
「あ、うん……頑張ろう、バルディッシュ」
『( ´・Д・)ゞサー!』
「………バルディッシュ、この間投影機能戻してもらったのに、何時のまに……」
『ヽ(゚д゚; )スッ、スマソ……でも、これが……( *'д')bイイ!!』
「……まぁ、いいや」
「フェイトちゃんも染まってきたの……フフフ」
――
「ってことで最終的に熱い思いで凍らせて砕いてフィニッシュした結果友達が増えたの!」
「ゴメン意味わかんない」
「取りあえずリィンさんがヤバいからこれから直そうと思うんだけどどうしたらいいかな?機械の蘇生ってありなの?というかどうすればいいと思う?」
「何で私に訊くのかな? まぁいいけど……記憶データとか感情の云々とかそのまま抜き取って適当な身体にぶち込めばいいんでない?」
「でもそんな都合がいいの……! あったの!!」
「え、あるの?」
「ちょっとすずかちゃんちに行ってくるのー!!」
「え、なんで?」
「レイハがあそこのメイドはロボっ娘でポイント高いって言ってたの。何時かは自分もあぁなりたいって言ってたの!」
『(*´ェ`*)テレ』
「え、え??」
「取りあえずスペアボディ貰うか作ってもらうのー!高いようならリィンさんそのままメイドさんにしちゃえばいいのー!!」
「いっちゃった……」
――
「ってことで地球産のボディだから魔法が使えなくなったけど物理法則を無視できるスーパー物理ボディに生まれ変わったのがこちら」
「うわー、片手でトラック持ち上げてるぅ……メイド?」
「やっぱりお高かったの……」
「………取りあえずなのは、次どのゲームする?」
「今はー、うーん……これなの!!」
「また育成ゲーム……好きだねぇ」
「そのうちリアル育成ゲームしたいの」
「アハハ、なにそれ」
「取りあえずこの間管理局で指導官に応募したの、で、合格通知がこちら」
「お前マジかよ……」
「今までの(育成ゲームの)知識を活かしてみたの!文句なしだったらしいの!」
「管理局まじかよ……」
「取りあえず一騎当千の魔導師隊を作りたいの!!」
「それは一個隊で?それとも一個人?」
「もちろん全力で後者なの!!!」
「スパルタ確定、オワタ」
「オワてないの!はじめるの!」
「いや、終わってるだろ……」
主に、原作の展開とか……え、とっくに終わってるって?
うっそだー……うそだー……。
「取りあえず私は悪くないよね?」
「? みっくん何か悪いことしたの?」
「いや、うん……してない、はず」
「アハハ、だよねー。みっくんゲームしかしてないんだから、悪いこと出来ないの!」
「だよねだよね、私何もしてないよね、うん。……よし、なのはゲームしようゲーム。育成ゲーならその次作この間買ったから、こっちやろう」
「はーい!」
(あ、素直な小学生な反応久しぶりに観た気がする……)
まだ小学生らしいのできっと大丈夫。
魔法少女で未来が大活躍確定の幼馴染が、私に染められるはずないんだから。
「んーー、よしこの子重点的にいってみよー!」
「スペック低くない?」
「みっくんみたいに可愛いからモーマンタイだよ!」
「そかー……ん?誰が可愛いってこら?」
「みっくん男の
「……まぁ子供は皆可愛いか」
「うん!」
その後、まるで身長が伸びなかった男の娘の幼馴染に毒されたある少女が、最恐かつ最凶と噂される機動六課の部隊を作り上げるのは、また別の話。